パット・メセニーと並ぶコンテンポラリー・ジャズ・ギタリスト最高峰のジョン・アバークロンビーが結成した、自身初のレギュラー・カルテットによる名作「アーケイド」と「ブルー・ウルフ」発表時にスタジオ盤と同メンバーで行われたさ2公演を、とちらも最高音質で収録した2枚組が初登場!!ファンの間ではアバークロンビーの作品の中でも最も評価が高く人気のある「アーケイド」リリース時の、スタジオ作品と同じアバークロンビー、バイラーク、ジョージ・ムラーツ、ピーター・ドナルドというカルテットで行った1979年7月13日ドイツ、ハンブルクのアンクル・ポーズ・カーネギー・ホールに於けるライヴをレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質ステレオ・サウンドボードにて収録した音源と、「ブルー・ウルフ」リリース時の、やはり同メンバーによる1980年ニューヨークのセヴンス・アベニュー・サウスで行われたライヴを、こちらもレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質ステレオ・サウンドにて収録した音源の2公演をカップリングした、これぞコンテンポラリー・ジャズ・ギターのお手本のような名演奏が聴ける2枚組が入荷しました!!ジャズ・ギターをコンテンポラリーなフィールドに押し上げる重要な役割を果たしたアバークロンビーの斬新さや挑戦に於ける原点となるこのカルテットは、彼の音楽的な視点や肉声がストレートに伝わる素晴らしいインプロビゼーションの連続で、ジャズ・ギタリストとしてのアバークロンビーのプレイの真髄が詰まっています。またプレイと作品の双方で大きく貢献している盟友バイラークの、思わず膝を叩いて「これだ!」と思わず口をつく絶妙な燻銀プレイ、圧倒的な存在感を誇る巨匠ムラーツの安定感あるベースとドナルドによるリズム陣の緩急自在な演奏も特筆もの。耽美的な楽曲ではシリアスなプログレッシヴ・ミュージックに、またどこか懐かしい哀愁を誘うナンバーではあのアストル・ピアソラのスペシャリスト集団の演奏を彷彿させたりと、文字通り多彩な音楽表現を持つこのカルテットは本当に特別な存在と言えるだろう。まさにノンジャンルで深い静謐な天上音楽を目指すECMど真ん中の名演奏を堪能していただきたい!!