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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/MA,USA 2021 Upgrade

チャーリー・ワッツの死という大きすぎる損失にもめげずにコロナ禍で初のツアーを敢行してみせた昨年のストーンズ。結果として大成功に終わった訳ですが、そのスタートはスタジアムの中にテントを張って行うというプライベートなライブがウォーミングアップとなりました。当然ノー・フィルター・ツアー本編と違って一般に公開されずに行われたのですが、OBR盤のリリースによって遂に明るみとなった話題の音源。さらに現在ではネット上でも広まっています。そこで今回はネット流通するようになった本音源をブラッシュアップ。まず音源が存在するだけでもありがたいライブな訳ですが、にしても2021年のオーディエンス録音らしかぬ音質であることは否めません。まず何と言っても音質がモノラル。確かに録音に難儀するプライベート・ショーであり、スマホの録音アプリのおか+げで何とか記録してくれたこと自体が偉大ではあるものの、お世辞にも万人向けとはいえません。またモノラルというだけでなく、スティーブ・ジョーダンのシンバルを始めとした高音がうねる質感というのも癖があった。そこで今回のリリースに当たってこうした問題を徹底的にブラッシュアップ。聞き心地に関して一番の問題であった高音のうねりを音質が大きく変調しないレベルでアジャストした結果、元の状態と比べて随分と落ち着いた状態へと変わってくれたのです。何せモノラルですのでスピーカーから鳴らした方が映える音質。それが今回のアジャストによってさらにはっきりと。そして本録音ですが、音像自体は距離感がある一方、ミックやキースの歌声を大きく拾ってくれているおかげでオーディエンス慣れしたマニアには十分に聞き込めてしまうクオリティです、なおさら今回のブラッシュアップの成果は大きい。この日のオープニングを飾った「Let's Spend the Night Together」などは正にミックの声、さらに彼にコーラスを付けるキースの声が大きく捉えられており、この音源の良い面が現れていると言えるでしょう。とはいえチャーリーを失ったストーンズ最初のライブ・ステージであり、スティーブにとっても初舞台。それだけに演奏は文字通り手探り状態といった感じで、先の「Let's Spend~」からして慎重な演奏ぶり。無理もないことではありますが、本曲が後のツアー本編にてあれだけイキイキと演奏されて息を吹き返してくれたのに比べると、ここでの演奏はまるで雰囲気が違う。ストーンズ・メンバーご本尊が高齢ゆえにスロースターターなのは仕方ないとして、スティーブですらツアー本編で輝きを放っていた力強さがほとんど感じられない。それが二曲目の「Tumbling Dice」になるとやり慣れた曲なはずなのに演奏が止まってしまいそうな場面すらある。ライブ前半はそんな慎重な雰囲気がずっと続き、この日が初披露となる二曲も絵に描いたような慎重さが続きました。ところがメンバーの体に染みついた「You Can't Always Get What You Want」になると一気にバンドが息を吹き返します。ここではスティーブもリプライズまでしっかり支えてくれており、それまでのぎこちなさも取れてイイ感じ。この日は非公開ライブという事もありキース・コーナー抜きのショートセット。よって次が「Midnight Rambler」へ。もちろんツアー開始後もスティーブの試行錯誤感が続いたレパートリーですので、ここでチャーリー存命時のような爆裂感は望むべくもなく。それどころかスティーブの煽りが早々に終わってしまう。それでもミックを主導として演奏が力強くなっていくのは、これまたご本尊たちの体に染みついたレパートリーだからでしょう。これが「Miss You」になるとさらに潤滑で、ダリル・ジョーンズのベース・ソロを縫ってミックが口ずさんだのはプリンス「Controversy」の一節。さらに「19th Nervous Breakdown」も後のようなスティーブ大活躍を予見させる勢いが輝きを放っていますが、ツアー開始されると当初は彼のドラミングが違和感に映ってしまった「Start Me Up」からまた慎重な演奏へと逆戻り。フィナーレ「Satisfaction」ではミックが笑いをこらえて歌っている場面まで。この辺りは本ライブがウォーミングアップであった故、致し方ないものがあります。しかしツアー本編があれほど大成功に終わっただけあって、ここで聞かれる慎重な演奏ぶりがむしろ新鮮に響くのが面白い。そして後に毎回の恒例行事となるチャーリーへの思いを込めたMCパートもこの日が初めてという事もあり非常に切実な調子で語りかけているのが感動的。そこへ機転を利かせたロニーがまた心のこもった言葉を投げかけるのもこの日ならでは。昨年のツアー本編が無事に遂行され、さらに新生ストーンズ二回目のツアーが迫りつつある今、なおさら貴重な内容のプライベート・ショーの記録であったことを思い知らされる聞きどころ満載の音源をブラッシュアップ! Live at Gillette Stadium, Foxborough, MA, USA 20th September 2021 Disc 1 (49:18) 1. Intro 2. Let's Spend the Night Together 3. Tumbling Dice 4. Words For Charlie 5. Under My Thumb  6. Troubles a' Comin ★初演 7. Living in a Ghost Town ★初演 8. You Can't Always Get What You Want 9. Midnight Rambler Disc 2 (47:55) 1. Band Introductions 2. Miss You 3. 19th Nervous Breakdown 4. Start Me Up 5. Gimme Shelter 6. Sympathy for the Devil 7. Jumping Jack Flash 8. Satisfaction

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/MA,USA 2021 Upgrade

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