ダウンビート誌で「アルバム・オブ・ジ・イヤー」に輝いた名盤「ミステリアス・トラヴェラー」発表直後、本格的なファンク・グルーヴを操る元祖フレットレス・ベースの超人アルフォンソ・ジョンソンが正式加入し、極短期間のみのツイン・ドラム体制という激レアなラインナップで行われた稀少なライヴが極上高音質で初登場!!ウェザーはベーシストはある程度固定されていたが、ドラマーに関してはデビューから8年間に渡りほぼ1年毎に変わって行く。この「ミステリアス・トラヴェラー」期はイシュマエル・ウィルバーンが一応正式ドラマーだったが、ライヴでは短期間ながらもう1人のドラマー、ダリル・ブラウンが加わり、ツイン・ドラム体制で行うことがあった。このツイン・ドラムのラインナップでのライヴはほんの数回程度しか記録がなく貴重です。本作は、なんとそのツイン・ドラム体制で、そしてアルフォンソが参加した直後で、アルバム「ミステリアス・トラヴェラー」収録曲を多数を演奏している1974年9月27日ボストンのシンフォニー・ホールに於ける新生ウェザーの激レアなライヴを、レーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質サウンドにてアンコールまで完全収録した絶対必聴盤です!!コンサートは、「ミステリアス・トラヴェラー」の冒頭を飾るオープニング・ナンバー「ヌビアン・サンダンス」から、新生ウェザーの目指すファンク・グルーヴが、驚異のベーシスト、アルフォンソ・ジョンソンを中心に唸りを上げる。アルフォンソは、全編に渡りそれまでのウェザーとは全く異なるアプローチでサウンドに躍動感を与え、さらにその超絶テクニックでフレットレスを縦横無尽に引き倒す様は圧倒的だ。まさに生まれ変わったウェザーの要として八面六臂の大活躍!イシュマエルとダリルのツイン・ドラムとドン・ウン・ロマオのパーカッションによる複雑なリズムの妙も特筆すべきだろう。ショーターのすべてが凝縮したインプロビゼーションも一層磨きが掛かり、ザヴィヌルもテクノロジーの進化の恩恵を受けたシンセサイザーを多用するようになり、この時期のウェザーの特徴となる宇宙的で幻想的なサウンドで、新しいジャズへのアプローチに成功している。これらが高い評価を得て、ダウンビート誌の「アルバム・オブ・ジ・イヤー」の栄誉の獲得する。ウェザー・リポートがブレークする切っ掛けとなった1974年「ミステリアス・トラヴェラー」発表後の、驚異のベーシスト、アルフォンソ・ジョンソン加入直後で、しかも超レアなツイン・ドラム編成による、新生ウェザーの強烈なライヴを聴け!!