名作『VISIONS』『DESTINY』を畳みかけ、日本に戻ってきた1998年のSTRATOVARIUS。その現場を極上体験できるオリジナル録音が登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「19998年12月8日クラブクアトロ公演」。その一部始終を真空パックした極太オーディエンス録音です。イェンス・ヨハンソン/ヨルグ・マイケルを加入させて「黄金の5人」が揃った彼らは、1996年/1998年/2000年/2003年と四度に渡る来日を実現。本作は二度目の記録にあたります。まずは、当時の来日スケジュールを振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。・12月7日:IMPホール・12月8日:名古屋クラブクアトロ ←★本作★・12月10日:Shibuya O-EAST・12月11日:Shibuya O-EAST 以上、全4公演。ANGRAの同題作『NAGOYA 1998 DAT MASTER』も同時リリースとなりますが、実は両雄のスケジュールは丸被り。本作はANGRA篇の翌日でもありました(いっそのこと両雄のカップリング・ツアーにしてくれたらメロパワ史の伝説となったと思うのですが)。ともあれ、そんな現場で記録された本作は、まさに「超」付きの極上サウンド。ANGRA篇と同じルートから発掘されたDATマスターなのでオーディエンス録音に間違いないのですが、流れ出てきたサウンドが「でもサウンドボードに聞こえるだろ?」と言ってくる。とにかく芯が極太でド密着。距離感などまるでなく、ヘッドフォンで耳を澄ませてもホール鳴り成分が感知できない。クラブ規模の密室感と言ってしまえば確かにそうかも知れませんが、どちらかと言うと頭の中にステージがあるようなシンクロ感・没入感と呼んだ方がしっくりくる。スネアにオーディエンスっぽさが宿ってはいるものの、それも音色止まり。まるで卓直結サウンドボードのような極彩色のビビッド感が溢れ出てくるのです。そんなド密着サウンドで画かれるのは、公式『VISIONS OF EUROPE』の続篇のようなフルショウ。もちろん、ツアーが違うわけですからセットリストも異なる。さっそく比較しながら整理してみましょう。デスティニー(5曲)・Destiny(★)/No Turning Back(★★)/4000 Rainy Nights(★)/Anthem Of The World(★★)/S.O.S.(★)クラシックス(10曲)・フォース・ディメンション:Distant Skies/Against The Wind・エピソード:Speed Of Light/Father Time/Will The Sun Rise?/Forever・ヴィジョンズ:Paradise/Forever Free/Black Diamond/The Kiss Of Judas ※注;「★」印は『VISIONS OF EUROPE』で聴けなかった曲。特に「★★」印はこのツアーだけの限定曲。……と、このようになっています。初期レパートリーは一切廃し、ティモ・コティペルト加入後の4作を濃縮還元している。クラシックスは『VISIONS OF EUROPE』の抽出に留まり、そこに『DESTINY』の新曲を大量投入しているわけです。そして、その新曲が美味しい。前半に固めて披露されてショウのカラーを決定づけているわけですが、特に「No Turning Back」「Anthem Of The World」の2曲は“DESTINY Tour”でしか演奏されていない限定曲です。まさに「VISIONS OF EUROPEの次」と呼ぶに相応しい。全盛期に突入したバンド・ポテンシャルを爆発させ、『DESTINY』の貴重曲もたっぷりと披露。そんな美味しい来日現場をサウンドボード裸足の極太サウンドでフル体験できるのです。世界に誇る日本発の名作であり、メロディック・パワーメタルの極北を一身に体現したライヴアルバム。「19998年12月8日クラブクアトロ公演」の超極上オーディエンス録音。とにかく芯が極太でド密着。距離感などまるでなく、ヘッドフォンで耳を澄ませてもホール鳴り成分が感知できない。まるで頭の中にステージがあるようなシンクロ感・没入感を味わえる。公式『VISIONS OF EUROPE』では聴けない貴重な『DESTINY』の新曲もサウンドボード裸足の極太サウンドでフル体験できます。Live at Nagoya Club Quattro, Nagoya, Japan 8th December 1998 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1 (49:39) 1. Intro 2. Destiny 3. No Turning Back 4. Paradise 5. Forever Free 6. 4000 Rainy Nights 7. Speed of Light 8. Drum Solo 9. Anthem of the World Disc 2 (51:00) 1. Father Time 2. Black Diamond 3. The Kiss of Judas 4. S.O.S. 5. Will the Sun Rise? 6. Forever 7. Distant Skies 8. Against the Wind Timo Kotipelto - Vocals Timo Tolkki - Guitar Jari Kainulainen - Bass Jens Johansson - Keyboards Jorg Michael - Drums