ゲフィン時代最高傑作の呼び声も高い名作を送り出し、全盛を更新した『PUMP』時代のAEROSMITH。その新名盤が2作同時リリース決定です!第一弾である本作に刻まれているのは「1990年8月26日ユトレヒト公演」。フェス・ツアーとして欧州を席巻した“MONSTERS OF ROCK Tour”のオランダ公演に出演した際の超・極上オーディエンス録音です。同時リリースの『WINTERTHUR MUSIKFESTWOCKEN FESTIVAL 1990』は大定番録音のアップグレード・マスターでしたが、こちらは独自ルートで発掘された初登場音源。それも大元マスターから起こされた、サウンドボードばりの超高音質ライヴアルバムなのです。その気になるクオリティの前に、まずはショウのポジション。70年代以上の成功を目指したワールド・ツアーの全体像から振り返ってみましょう。1989年《9月12日『パンプ』発売》・10月18日ー11月26日:欧州#1(26公演)・12月15日ー31日:北米#1a(10公演)←※LANDOVER 1989 1990年・1月1日ー3月31日:北米#1b(45公演)・4月17日ー5月28日:北米#2(28公演)・6月17日ー7月28日:北米#3(29公演)・8月15日ー9月3日:欧州#2(10公演)←★ココ★・9月8日:ラスベガス公演・9月12日ー22日:日本(7公演)・9月29日ー10月15日:豪州(8公演)これが1989年/1990年の“PUMP Tour”。この中で“MONSTERS OF ROCK Tour”にあたるのはアルバム発売から約1年後の「欧州#2」ですが、全公演ではありませんでした。この「欧州#2」からは『WINTERTHUR MUSIKFESTWOCKEN FESTIVAL 1990』やジミー・ペイジとの共演映像『MARQUEE 1990』も残されましたので、さらに日程をズームしてみましょう。 「欧州#2」の詳細・8月15日:ダブリン*8月18日:ドニントン・8月20日『MARQUEE 1990(ペイジ共演)』*8月23日:西ベルリン*8月25日:ドルトムント*8月26日:ユトレヒト ←★本作★*8月30日:ボローニャ・8月31日『WINTERTHUR MUSIKFESTWOCKEN FESTIVAL 1990』*9月1日:マンハイム*9月3日:パリ ※注:「*」印は“MONSTERS OF ROCK”公演で、「・」印はヘッドライン公演。……と、このようになっています。本作のユトレヒト公演は、WHITESNAKEやPOISON、QUIREBOYSとのMOR公演の準トリ出演でした。そんな現場を真空パックした本作は、衝撃の新発掘マスター。最近、当店ではKISSの関係者流出マスターが大ブレイクしていますが、本作も同じルートからもたらされたもの。しかも大元マスターからダイレクトにデジタル化された銘品なのです。しかも、超極上。正真正銘のFMサウンドボードである『WINTERTHUR MUSIKFESTWOCKEN FESTIVAL 1990』と比較すると音色にオーディエンスらしさはありますが、クオリティそのものは負けてないから驚き。各楽器は輪郭もセパレート感も異常で、1音1音に至るまでクッキリはっきり。スティーヴンの歌声も歌詞の一語一語どころか、そこに込められたニュアンスまでしっかり耳元感覚なのです。それだけのサウンドが実現した要因は、恐らく環境。現場となった“スタディオン・ハルヘンワールト”は上空に大きく開けたオープン型のサッカー・スタジアムで音を反響ゼロ。もちろんPAから遠ければスカスカになってしまうわけですが、本作にその心配はない。PAから吐き出される出音を距離感なく吸い込んでおり、猛烈ダイレクトな超極上サウンド。あくまで想像ですが、発掘ルートから考えると関係者席で録音されているのかも知れません。単に復活するだけでは飽き足らず、70年代には成し得なかった次元にまで踏み込んでいったAEROSMITH。その熱いステージを超極上体験できるライヴアルバムです。フェス用のショートセットだけにレア曲を楽しむなら『WINTERTHUR MUSIKFESTWOCKEN FESTIVAL 1990』をお薦めしますが、濃縮セットの勢いと一大全盛の現場感覚なら本作の独壇場。いかなるサウンドボードでも味わえないオーディエンスだけの醍醐味を誇りつつ、ライン録音ばりの超絶クオリティを併せ持った新発掘マスター。「1990年8月26日ユトレヒト公演」の超絶級オーディエンス録音。独自ルートでもたらされた新発掘録音で、大元マスターからデジタル化された銘品です。オープン・スタジアムだけに反響ゼロの芯が超鮮明で、各楽器は輪郭もセパレート感も絶大。スティーヴンの歌声も歌詞の一語一語どころか、そこに込められたニュアンスまでしっかり耳元感覚です。70年代を越える全盛に達した『PUMP』時代の現場を超・極上体験できます。Galgenwaard Stadion, Utrecht, Netherlands 26th August 1990 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)★初登場 (63:35) 1. Intro. 2. The Train Kept A-Rollin' 3. Young Lust 4. F.I.N.E. 5. The Other Side 6. Janie's Got a Gun 7. Sweet Emotion Incl. Peter Gunn 8. What It Takes 9. Rag Doll 10. Mama Kin 11. Dude (Looks Like a Lady) 12. Dream On 13. Love in an Elevator 14. Walk This Way Steven Tyler - Vocals Joe Perry - Guitar Brad Whitford - Guitar Tom Hamilton - Bass Joey Kramer - Drums