イーグルス最大のヒット・アルバム『HOTEL CALIFORNIA』は1976年にリリースされた。それまでのカントリー色は一掃され、洗練された憂いのあるサウンドに仕上がっており、歌詞に関しても哲学的な深みを帯びたものとなった。本作はアルバム『HOTEL CALIFORNIA』のアウトテイクをメインに、『呪われた夜』のスタジオ・セッション音源を収録している。「New Kid In Town」などはかなり初期バージョンで歌詞もまだ未完成である点、あの印象的なサビの部分がなく、なるほど曲が完成に近付くのはかなり先である事が伺える。「The Last Resort」は当初は「Paradise」というタイトルでレコーディングされていたり、「Hotel California」は当初「Big Night」というワーキング・タイトルで呼ばれていたりと、ファンならずとも興味深い内容である。その「Hotel California」は歌入り前のオケである。おそらく同内容異盤がリリースされるであろうが、本作では他との差異化をはかり、「Hotel California」のアコギとボーカルのみのトラック、そしてギタートラックを別途追加収録している。 Criteria Studios, Miami FL Record Plant Studios, Los Angeles CA March - October 1976 01. Randy's Gonna Play His Bass 02. Be My Baby - How Long 03. New Kid In Town 1 04. New Kid In Town 2 05. "dead air" 06. Paradise (early version of "The Last Resort") 07. Big Night (early version of "Hotel California") 08. Hotel California vocal track 09. Hotel California guitars track 10. After The Thrill Is Gone 11. Take It To The Limit 1 12. Take It To The Limit 2 13. Banshee vs. C.N. 14. Fellini 15. Already Gone (Live Version) 16. A Bull Pig 17. Wasted Time