デビュー・アルバム『Definitely Maybe』に伴うツアーの最終日、1995年4月22日シェフィールド公演をサウンドボードで収録。それまで小さな箱でのライヴしか経験のなかったオアシスにとって、12,000人の聴衆を集めた初めてのアリーナ公演である。ノエルはこの日を感慨深く振り返っている。「俺たちは一年前に最初のシングルを出したばかりなのに、今日は一万二千人の前で演奏したんだぜ」。本作はAIによる分離個別リマスターにより、既発盤を大きく凌駕する深みと奥行のあるバランスの良い、本来の出音に近い音像を再現。特にこれまで埋もれていた踊るようなベースがここまで鮮明に聴こえるのは心地良い。サンプル音源における既発盤との違いを体験してみて欲しい。この音質の違いは、あたかもBクラスのオーディエンス音源がAクラスのサウンドボードになったくらいのインパクトがある。また全ての既発盤でカットがあった「MARRIED WITH CHILDREN」もノーカットで収録している。大観衆を前に、リアムが「ガードマンなんか気にしなくていいから、もっと前の方に来いよ」と声をかけると、人々は柵を乗り越えて前に押し寄せてきたそうである。これまでと異なる熱狂的なファンの様子に、自分たちの存在が確実に大きくなっているのを実感したのではないか。この時の様子を「革命か何かが起こったみたいだった」とノエルは回想している。バンドにとっても、ファンにとっても、このシェフィールド公演は特別な意味を持つ。ドラムのトニーにとってはこの日が最後のオアシスとしてのステージ。それを最高の状態、それも既発盤を大きく凌駕する高音質サウンドボードで収録している。本編最後には「DON’T LOOK BACK IN ANGER」の着想からシェフィールドでの初演の想い出などを語るノエルのインタビューを収録。ボーナストラックとして前座出演のPULPのステージも収録している。デビュー後初のアリーナ公演 DON’T LOOK BACK IN ANGER 初演 MARRIED WITH CHILDRENにカットなし 既発盤とはまるで別物の高音質収録 SHEFFIELD ARENA, SHEFFIELD, U.K. April 22, 1995 DISC ONE 01. Rock 'n' Roll Star 02. Columbia 03. Digsy's Dinner 04. Some Might Say 05. Shakermaker 06. Live Forever 07. Up In The Sky 08. Acquiesce - Sally Cinnamon 09. Headshrinker 10. (It's Good) To Be Free 11. Cigarettes & Alcohol 12. Married With Children 13. Take Me Away 14. Don't Look Back In Anger 15. Talk Tonight DISC TWO 01. Whatever 02. Slide Away 03. Supersonic 04. I Am The Walrus 05. Noel Interview #1 06. Noel Interview #2 PULP as OPENING ACT 07. Introduction 08. Babies 09. Monday Morning 10. Mile End 11. Razzmatazz 12. Underwear 13. Acrylic Afternoons 14. Do You Remember The First Time? 15. Common People