新たに発掘された2種類のマスター音源を使用し完全版として遂にリリースされた1982年、ウィリアム・パターソン大学でのアコースティック・カルテットでのライブを全曲収録したファン必聴盤です。まず、驚かされるのはこのセットロスト。冒頭「フットプリンツ」でスタートし2曲目には、1965年にブルーノートからリリースされた名作「スピーク・ノー・イービル」に収録されている「 フィー・フィ・フォ・ファム」となりこの楽曲のライブ・バージョンは極めてレアーとなります。アルバムでは6分余りの演奏でしたが、本ライブでは16分以上に及びショターのイマジネーションと熱量が加わり迫真のバージョンをご堪能頂けます。その他、ショーター作でマイルスの名演で有名になった名曲「ネフェルティティ」、そして大トリに演奏された「ラウンド・ミッドナイト」におけるショーターのプレイは必聴。ピアノにはチェット・ベイカー、デクスター・ゴードンのレコーディング等で信頼の厚いカーク・ライトシー、ベースには、シカゴ、ニューヨークなどで多くのミュージシャンと共演し、リーダーやサイドマンとして活躍してるルーファス・リード、そしてドラムスには名手スティーブ・バッグビーで構成されたカルテットとなり勿論、彼らの熱いサポートがあってこそショーターも安心してプレイに没頭出来たと思われます。音質ですが当時の放送音源(A音源)を使用しており、放送ではカットされたラストの「ラウンド・ミッドナイト」だけこちらもマニア秘蔵の(B音源)オーディエンス音源で収録しています。勿論、B音源はリマスター済で当時の録音としてはAライクのクオリティーとなっています。因みにウェザー・リポートの1982年ツアーは7月21日で終了しています。ライブ・アット・ウィリアム・パターソン大学、ウェイン、ニュージャジー 10/08/1982 Disc 1 1.Footprints 2.Fee-Fi-Fo-fum 3.One By One Disc 2 1.Nefertiti 2.Unknown 3.Round Midnight ウェイン・ショーター(ss, ts) カーク・ライトシー(p) ルーファス・リード(b) スティーブ・バッグビー(dr)