1982年本格的なカムバック・ツアーとなったユーロ・ツアーから、4月26日イタリア、ローマにおけるショーを、FMオンエアー・サウンドボード音源に、2023年最新リマスタリングも施し1時間29分にわたり収録。こちらは元々良質なブロードキャスト音源に、さらに最新機器にてピッチ修正や音圧調整を施し、さらに迫力あるダイナミックなサウンドにて。そしてセット的にはこの時期の定番ではあるものの、前年のジャパン・ツアーを思い起すセット内容で、しかもこのあとのツアーに向けて万全の体制で臨んでいた時期だけに、来日時より遥かに絶好調のパフォーマンスを披露。まずオープニングから早くもスパニッシュなフレーズを連射し、それに呼応するかのようにスターンやエヴァンスも過激なフレーズで応酬し、そのまま”My Man’s Gone Now”に突入というオープニング。そして疾風怒濤の”Aida”に続き、セカンド・セットでいきなり来日公演でも演奏されなかった75年以来となる”Ife”が登場。これには熱心なファンからも熱い歓声が飛び交い、その後も誰もが待っていた”Fat Time”ではマイルスの合図一発からバンドが絡み、その後で哀愁たっぷりのソロを披露し最後まで熱いパフォーマンスを披露。Recorded at Teatro Tenda Pianeta, Rome, Italy, April 26th 1982 : Soundboard Recording / 2023 Remaster DISC 1 : (First Set) 1. BACK SEAT BETTY 2. MY MAN'S GONE NOW 3. AIDA DISC 2 : (Second Set) 1. IFE 2. FAT TIME 3. JEAN PIERRE Miles Davis - trumpet, synthesizer / Bill Evans - soprano saxophone, tenor saxophone, flute, electric piano / Mike Stern – guitar / Marcus Miller – bass / Al Foster – drums / Mino Cinelu – percussion