ウイングスが79年にリリースしたバック・トゥ・ジ・エッグをオリジナルUK盤CDを使用しての登場です。このアルバムのCD化は89年の事でした。ウイングスのオリジナル・アルバムとしてはかなり遅れてのCD化となりました。しかしこの初回盤CDに採用されたプラントはニンバス盤だったのです。そしてお聴きになればすぐにお分かりになると思いますが、音質が抜群に良いのです。ジョージのATMPと同じくニンバス独自の細工を施したのでしょうか?バック・トゥ・ジ・エッグは結果的にはウイングスのラスト・アルバムになってしまいました。ポールの過去作の中でもDX版の発売が実現していない1枚がこのアルバム(ロケストラの豪華すぎるメンツが原因??)の現状です。そしてこのアルバムはUSではコロンビア移籍後の初アルバムであり、プロデュースにはクリス・トーマスが参加。79年末にはライブ・ツアーやカンボジア難民救済コンサートの開催はご存知の通り。そして翌年80年1月には幻の日本公演が...。ボーナス・トラックには前後に発売された2枚のシングル・オンリー曲を追加収録(しかし何故かグッドナイト・トゥナイトは未収録)されています。そして最も重要なのはデニーにとってのウイングスでのラスト・ナンバーとなるアゲイン・アンド・アゲイン・アンド・アゲイン(いい曲です)が収録されていること。また新メンバーであるローレンス・ジューバーのギターもポイント。また全体的にソウルやディスコ風のアレンジ、正に佳作揃いのナイスなアルバムなのです。ウイングスを聴きながらワンダフルなクリスマスタイムをお過ごしになってみてはいかがでしょう。Taken from UK CD (Parlophone, CDPCTC 257, Pressed in 1989) Mastered by Nimbus 1. Reception 2. Getting Closer 3. We're Open Tonight 4. Spin It On 5. Again And Again And Again 6. Old Siam, Sir 7. Arrow Through Me 8. Rockestra Theme 9. To You 10. After The Ball / Million Miles 11. Winter Rose / Love Awake 12. The Broadcast 13. So Glad To See You Here 14. Baby's Request 15. Daytime Nightime Suffering 16. Wonderful Christmastime 17. Rudolph The Red-Nosed Reggae