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Pink Floyd ピンク・フロイド/Ultimate Collection of BBC Sessions and Live Performances 1967-1971

英国ロックの誕生と発展を伴走し続けた音楽放送の名門BBC。そのPINK FLOYDコレクションをオフィシャル超越クオリティでコンプリートした超大作シリーズが誕生!本作は、その前編。初出演であった“The Look Of The Week(1967年5月14日収録)”から“Sounds of the 70s(1971年9月30日収録)”まで、13種の音源を約3時間59分に渡って完全収録した4枚組です。彼らのBBCコレクションと言えば、ボックス『THE EARLY YEARS 1965?1972』でもかなり公式化されましたが、残念ながらオフィシャルは完全コレクションではありませんでしたし、クオリティ面でも難点が多かった。音圧稼ぎで低音を盛りまくったサウンドは当時のFLOYDサウンドとはかけ離れていたり、BBC原盤が失われたテイクをエアチェックで補完するにしても、そのセレクトが古くてショボいブートレッグだったり。ディープなコレクターであるほど、「コレジャナイ」感が否めませんでした。本作は、そんなコア・コレクター諸兄の鬱憤を晴らす超・決定盤。質・量の両面でオフィシャル超えを果たしているだけでなく、本邦初公開の新発掘マスターまで盛り込み、最高峰を更新する究極セットなのです。その要となったのは、最近になって公開された「Prof. Stoned」コレクション。そのサウンドはさすがのひと言で、現存するベスト・マスターを取り揃え、デジタル化もナチュラル志向。単に地味なのではなく、ヴォーカルもグッと前に出てくる感じで極めて聴きやすい。さらに初登場の最高峰更新マスターまであるのです。しかし、そんな「Prof. Stoned」コレクションも完全無欠ではなかった。本作は、世界中のコレクターが歓喜している銘品コレクションの「惜しい!」ポイントまで徹底的に補完。考え得る究極仕様に仕上げられています。そんな本作が極める“高み”とはどれほどのものなのか。各ディスクを個別にご紹介していきましょう。DISC 1:新発掘も輝くシド時代(+2)まず登場するのは、シド・バレット時代を特集した1枚。初回「1967年5月14日」から「12月20日」までの全5回セッションを完全収録しており、さらにシド離脱後の「1968年3月26日“Sound Of Change”セッション」「3月28日“Omnibus: All My Loving”セッション」まで収録しています。ここでのポイントは、大量の初登場マスターでしょう。60年代のセッションはBBCのトランスクリプションも失われたものが多く、放送時の記録に頼らざるを得ません。これまでも音の悪いエアチェックの中からマシなものが選ばれてきたわけですが、本作では7曲分のオフエア・マスターが初登場したのです。その7曲とは1967年7月6日“Top Of The Pops”の「See Emily Play」と9月25日“Top Gear”の「The Gnome」「Matilda Mother」、それに12月20日“Top Gear”の4曲「Vegetable Man」「Scream Thy Last Scream」「Jugband Blues」「Pow R. Toc H.」です。特に「9月25日“Top Gear”」の2曲は、ジャーナリスト/プロモーターでもあった故ジェフ・ハーデン氏が録音していた1stジェネ・リールから起こされている。まさに秘宝と呼ぶしかない新発掘なのです。DISC 2:『モア』『ウマグマ』時代の4セッション シドが去った後のDISC 2も手抜かりなし。3曲の新発掘マスター(1968年12月2日収録の「Baby Blue Shuffle In D Major」「Interstellar Overdrive」と1969年7月20日収録の「Moonhead」)も盛り込み、全曲が公式『THE EARLY YEARS』を超えている。たとえ公式と同じマスターであっても、改めてトランスファーされてナチュラル・サウンドに仕上げられている。しかも、この辺りからBBCのトランスクリプション・ディスクも残っているセッションが増え、かなり聴き応えが上がっています。また、これはDISC 1にも言える事ですが、ここまで語ってきたのは「Prof. Stoned」コレクションの話。本作はさらに一仕事加えられています。曲順の狂っていたセッションはキチンと放送順に整えられていますし、曲間のDJコメントも別音源で復刻。DISC 2で言えば、1トラック目にジョン・ピールのイントロ・コメントがパッチされ、その後も初回放送のコメントが挿入されている。その仕上がりもパッチとは思えないほど滑らかで美しく、ロック史そのものであるBBC放送を正確に甦らせているのです。DISC 3:『原子心母』時代の“パリス劇場” ここからはBBCセッションではなく、コンサート・ライヴ。DISC 3は「1970年7月16日パリス・シアター」で収録された“IN CONCERT”です。当店の『BBC 1970/1971(Sigma 204)』を始め、さまざまな既発群で愛されてきた定番中の大定番音源ではありますが、もちろん本作は既発の使い回しなどではなありません。DISC 1-2と同様に「Prof. Stoned」コレクションのマスターを使用。さらにピッチ補正やトラック間のギャップ・ノイズも厳密に施された最高峰バージョンで永久保存されております。DISC 4:『おせっかい』時代の“パリス劇場(モノ版)”最後は、DISC 3と並んで『BBC 1970/1971』でお馴染みの「1971年9月30日パリス・シアター」公演の放送サウンドボード。この放送は「モノラル版/ステレオ版」の2種が知られていますが、ここではモノラルだった“Sounds of the 70s”版で収録されています(ステレオ版は同時リリースの『VOL.2』でお楽しみください)。これもただのモノラルではありません。この放送は同じ録音をステレオMIXとモノMIXで放送したように思われがちですが、実は録音自体が異なる。70年代初頭アメリカなどではステレオ放送も広まっていたのですが、BBCはまだモノラルが基本だった。そこで、BBCがライヴ録音の際には海外用「ステレオ班」と本国放送用の「モノラル班」の二班制で収録されるケースが多かったのです。「ステレオ班」の録音は後日編集室でミックスされ、トランスクリプション・ディスクが製作。各国へ配布されるというよく知られた工程を踏むのですが、後者「モノラル班」が違う。その場でミックスされて2週間以内に放送。ディスクが製作されることもなく、テープで完結しているのです。本作のモノラル版もBBCに残された2ndジェネ・テープからデジタル化されています。PINK FLOYDが遺した全BBC音源をコンプリートする4間組×2セット、その前編です。本作だけでも全3時間58分46秒に及ぶ秘宝の数々を公式『THE EARLY YEARS 1965?1972』超えのナチュラル・サウンドでコレクトできるのです。シド・バレット時代から『おせっかい』まで、急速に進化していったPINK FLOYDの歩み。名門BBCに遺されたサウンドボード完全版コレクション。2連作のうち、シド・バレット時代から『おせっかい』時代までのBBC放送音源を完全網羅した前編。オフィシャル超越の「Prof. Stoned」マスターを土台にしつつ、さらに細かい補完で完成度を高めた究極の絶対セットです。Ultimate collection of BBC sessions and live performances UPGRADE Disc 1 (49:59) 01. Pow R. Toc H. (short) 02. Astronomy Domine 03. Hans Keller with Roger and Syd Recorded: BBC Lime Grove Studios 14th May 1967 Broadcast: BBC1 TV 'The Look Of The Week' 04. See Emily Play ★初登場マスター★ Recorded: BBC Lime Grove Studios 6th July 1967 Broadcast: BBC1 TV 'Top Of The Pops' 05. The Gnome★初登場マスター★ 06. Matilda Mother ★初登場マスター★ 07. The Scarecrow 08. Set The Controls For The Heart Of The Sun 09. Reaction In G 10. Flaming Recorded: BBC Playhouse Theatre 25th September 1967 Broadcast: BBC Radio 1 'Top Gear' 1st October 1967 11. Green Onions 12. Instrumental Recorded: 39 Stanhope Gardens, Highgate 12th December 1967 Broadcast: BBC1 TV 'Tomorrow's World' 17th January 1968 13. Vegetable Man ★初登場マスター★ 14. Scream Thy Last Scream ★初登場マスター★ 15. Jugband Blues ★初登場マスター★ 16. Pow R. Toc H. ★初登場マスター★ Recorded: Maida Vale studio 4, Delaware Road 20th December 1967 Broadcast: BBC Radio 1 'Top Gear' Sunday 31st December 1967 17. Untitled Recorded: BBC Lime Grove Studios 26th March 1968 Broadcast: BBC2 TV 'Sound of Change' 10th September 1968 18. Set The Controls For The Heart Of The Sun Recorded: Abbey Mills Pumping Station, Stratford 28th March 1968 Broadcast: BBC1 TV 'Omnibus: All My Loving' 3rd November 1968 Disc 2(67:37) 01. John Peel's Intro 02. Murderotic Women 03. The Massed Gadgets of Hercules 04. Let There Be More Light 05. Julia Dream Recording: 201 Piccadilly, Studio 1 25th June 1968 Broadcast: BBC Radio 1 'Top Gear' 11th August 1968 06. Point Me At The Sky 07. Baby Blue Shuffle In D Major ★初登場マスター★ 08. The Embryo 09. Interstellar Overdrive ★初登場マスター★ Recorded: Maida Vale studio 4 2nd December 1968 Broadcast: BBC Radio 1 'Top Gear' 15th December 1968 10. Grantchester Meadows 11. Cymbaline 12. Green Is The Colour 13. Careful With That Axe, Eugene 14. The Narrow Way Part.3 Recorded: BBC Paris Theatre 12th May 1969 Broadcast: BBC Radio 1 'Top Gear' 14th May 1969 15. Moonhead ★初登場マスター★ Recorded: BBC TV Centre, London 20th July 1969 Broadcast: BBC1 TV 'Omnibus: So What If It's Just Green Cheese' 20th July 1969 Disc 3 (61:10) 01. John Peel's Intro 02. The Embryo 03. Fat Old Sun 04. Green Is The Colour 05. Careful With That Axe, Eugene 06. If 07. Atom Heart Mother Recorded: BBC Paris Theatre, Lower Regent Street, London 16th July 1970 Broadcast: BBC Radio 1 'In Concert' 19th July 1970 Disc 4 (60:07) Mono Mix 01. John Peel's Intro 02. Fat Old Sun 03. One Of These Days 04. The Embryo 05. Echoes Recorded: BBC Paris Theatre, Lower Regent Street, London 30th September 1971 Broadcast: BBC Radio 1 'Sounds of the 70s' 12th October 1971

Pink Floyd ピンク・フロイド/Ultimate Collection of BBC Sessions and Live Performances 1967-1971

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