大人気となっているレアトラックの究極コンピ「ULTIMATE」シリーズ。その第三弾となるブレイズ・ベイリー時代篇が爆誕!そんな本作に永久保存されているのは、ブレイズ時代のIRON MAIDENが残した14曲の廃盤オフィシャル音源。現在『BRUCE DICKINSON YEARS』『PAUL DI'ANNO YEARS』が大好評真っ最中ですが、その続編にして完結篇なのです。もちろん、今回も音源の内容に沿って分類。単に貴重なだけでなく、聴いて楽しい音楽アルバムに仕上がっています。それでは早速、セクションごとにご紹介していきましょう。有名曲カバー(2曲)・1. Doctor, Doctor(UFO)/My Generation(THE WHO) まず最初に登場するのは、シングル『Lord of the Flies』に収録されていたカバー。『THE X FACTOR』はダークな作風で賛否を呼びましたが、カバーではブレイズの豪快なヴォーカルを活かしたロック・ソングでした。 特に「Doctor, Doctor」はファン待望の1曲でした。ライヴで常にオープニングを務め続け、MAIDEN自身のオリジナル曲と同等……いや、それ以上に魂に刻み込まれた名曲カバー。もちろん、本作でもオープニングです。アルバム未収録曲(4曲)・Justice Of The Peace/I Live My Way/Judgement Day/Virus (Full Version) 続いて登場するのは『THE X FACTOR』『VIRTUAL XI』に収録されなかったオリジナル曲。「Justice Of The Peace」「I Live My Way」「Judgement Day」は2枚組仕様の日本盤『THE X FACTOR』で聴けた曲で、海外ではシングル『Man On The Edge』に分散収録されていました。この3曲もアグレッシヴ&快活なナンバーで、未だに「THE X FACTORに入れていれば、良いスパイスになったのに」と語るファンも少なくありません。4曲目「Virus」は、初ベスト盤『BEST OF THE BEAST』の為に書かれた新曲。暗くヘヴィな前半から一気に疾駆する極端なダイナミズムが爽快。「Virusこそブレイズ時代の最高傑作!」というファンも珍しくない名曲です。ブルース・ディッキンソン時代のアルバム未収録曲はほとんどがお遊びソングがだったのですが、ブレイズ時代は一転してどれも本気モード。本作は、そんな至宝をコンプリートしつつ、まとめて楽しめるアルバムでもあるのです。アルバムと異なる別ミックス(3曲)・Lord Of The Flies (Promo Clip Mix)/Futureal (Promo Clip Mix)/The Angel And The Gambler (Promo Clip Mix) PVは見落とされがちな別バージョンの宝庫。ブレイズ時代には6曲分のPVが作られましたが、そのうち3曲分はアルバムとは異なる別ミックスでした。「Lord Of The Flies」「Futureal」は完成を被せた疑似ライヴ風。どちらも快活なムードが加えられ、正規アルバム版より熱い仕上がりになっています。「The Angel And The Gambler」も歓声が被せられていますが、さらに打ち上げ花火や会場をぶっ壊すエディの咆哮、UFOの飛行音など様々な効果音も追加されています。また。この曲は短いのもポイント。オリジナルの「The Angel And The Gambler」は「9:51」もあるのですが、凝った展開があるわけでもなく、ただ延々とサビを繰り返している。シングルにはエディット版「6:05」も収録されましたが、PV版はさらに短く「4:06」。実はこれくらいコンパクトの方が曲に相応しいのかも知れません。公式ライヴ・トラック(5曲)・Man On The Edge/Blood On The World’s Hands/Afraid To Shoot Strangers/The Evil That Men Do/The Aftermath 最後のセクションはライヴ篇。残炎ながらブレイズ時代には公式ライヴ・アルバムは製作されず、シングル『The Angel and the Gambler』『Futureal』に収録された5曲分ですべてです。いずれも「1995年11月1日ヨーテボリ公演」のテイクで、本作では本番コンサート通りの曲順で収録しています。※注:なお、ブレイズ時代のフル・サウンドボードをご希望の方はDEFINITIVE BLAZEがお薦めです。以上、全14曲・66分44秒の秘宝集。「THE X FACTOR+VIRTUAL XI+本作」の三部作で、ブレイズ時代は完璧です。貴重トラックを網羅しているのはもちろんですが、それだけでなく同じ曲が二度出てこないのもポイント。本作自体、何度も楽しめる音楽アルバムの傑作なのです。究極コレクション・シリーズの続編として不可避な絶対作であり、ブレイズMAIDENの「新たな公式アルバム」としても楽しめる1枚。ブレイズ・ベイリー時代の公式レア・テイクを網羅した究極コンピレーション。オリジナル・アルバム未収録の名曲群や有名曲カバー、別ミックス、ライヴテイクなど、あらゆる公式レア・トラックがコンプリートできる。『THE X FACTOR』『VIRTUAL XI』と並ぶ絶対盤です。Complete Collection of Rare Tracks 1995-1998 STEREO SBD (66:45) COVER SONGS 1. Doctor, Doctor [UFO] 2. My Generation [THE WHO] NON-ALBUM SONGS 3. Justice Of The Peace 4. I Live My Way 5. Judgement Day 6. Virus (Full Version) ALTERNATE VERSIONS 7. Lord Of The Flies (Promo Clip Mix) ★ライヴ風 8. Futureal (Promo Clip Mix) ★ライヴ風 9. The Angel And The Gambler (Promo Clip Mix) ★効果音付き LIVE TRACKS Karen, Gothenburg, Sweden 1st November 1995 10. Man On The Edge 11. Blood On The World’s Hands 12. Afraid To Shoot Strangers 13. The Evil That Men Do 14. The Aftermath STEREO SOUNDBOARD RECORDING Blaze Bayley - Vocals Steve Harris - Bass Dave Murray - Guitar Janick Gers - Guitar Nicko McBrain - Drums