1981年待望のカムバック・ツアーはクラブ・ギグを経て夏から本格的に北米ツアーがスタート。その終盤11月17日フロリダ、サンライズ公演を、当時としては良好オーディエンス・マスターに2024年最新リマスタリングも施し1時間22分にわたり収録。こちらはもともと曲の一部がカットされていたり、オーディエンスの歓声が少し気になったところなども、今回最新機器を用いてノイズ軽減やバランス調整も施し、また管楽器のトーンがきつく耳に刺さったパートもリマスタリングでかなり聴きやすくすることに。そしてこの一ヶ月前に最悪のコンディションの中敢行されたジャパン・ツアーではボロボロだったマイルスの様子が心配もされた中で、この時期はかなり落ち着いた感じとなっており特にセカンド・セットあたりからはかなり熱い演奏を展開。そのあたりはマイク・スターンをはじめとした、見事にそれらをフォローするカム・バック・バンドの素晴らしいプレイが光っており、演奏の内容云々よりも記録的音源として聞いておきたいアイテム。Recorded at Sunrise Musical Theater, Sunrise, FL, USA November 17th 1981 : Audience Recording / 2024 Remaster DISC 1 : -First Set- 1. Band Warm-Up 1. BACK SEAT BETTY 2. MY MAN'S GONE NOW 3. AIDA DISC 2 : -Second Set- 1. IFE 2. FAT TIME 3. JEAN PIERRE Miles Davis - trumpet, electric piano / Bill Evans - tenor saxophone, soprano saxophone / Mike Stern – guitar / Marcus Miller - electric bass / Al Foster – drums / Mino Cinelu - percussion