『SLAVE TO THE GRIND』を全米No.1に送り込み、一大全盛の真っ直中にいた1991年のSKID ROW。その栄光の現場を極上体験できる「Stephane」コレクションの新名盤が2タイトル同時リリース決定です。本作は2連作同時リリースの第二弾。「1991年12月19日フライブルク公演」の超極上オーディエンス録音です。SKID ROWは全盛時代の公式ライヴアルバムを残しませんでしたが、その代わり(?)に大定番として君臨しているのがサウンドボードの名盤『SLAVE TO MANNHEIM』。しかし、本作は同じ「1991年・ドイツ」ではあっても時期が微妙に異なりますので、まずは当時の活動概要から振り返っておきましょう。1991年・5月24日ー6月10日:北米#1a(11公演)《6月11日『SLAVE TO THE GRIND』発売》・6月11日ー8月3日:北米#1b(27公演)・8月13日ー9月6日:欧州#1(8公演)←※SLAVE TO MANNHEIM・9月30日ー10月15日:日本#1(11公演)←※FORCED TO CRACK・11月11日ー12月19日:欧州#2(27公演)←★ココ★・12月28日ー31日:北米#2a(3公演)1992年・1月9日ー6月22日:北米#2b/南米#1(85公演)・8月7日ー15日:南米#2(6公演)・8月22日『MONSTERS OF ROCK 1992』《9月22日『B-SIDE OURSELVES』発売》・9月25日ー10月10日:日本#2/アジア他(10公演)←※BUDOKAN 1992・11月12日:スイス公演 1993年・1月30日ー2月6日:オセアニア(3公演)・6月13日:ニューヨーク公演 これが全盛時代のSKID ROW。『SLAVE TO MANNHEIM』はアルバム発売から間もない「欧州#1」だったわけですが、肩慣らし的なミニ・ツアーでもありました。本作のフライブルク公演はその後に実現した本区的な「欧州#2」。その27公演目。同じ「Stephane」コレクションの姉妹作『GOPPINGEN 1991』と同時リリースとなりますが、本作はその3公演後でもありました。そんなショウを伝える本作は、ド級の超ダイレクト・サウンド。姉妹作『GOPPINGEN 1991』もサウンドボード的なダイレクト感でしたが、本作はさらに中低音が強力。五臓を蹴り上げるドラムも、六腑を揺らすベースも密度100%でヘッドフォンで聴き込んでもホール鳴り成分が感じ取れない。まるでサウンドボードではなく「まるっきりサウンドボード」、逆に「これのどこがオーディエンス?」と疑問になってしまうほどの剛力サウンドなのです。しかも、繊細で美しい。それだけ力強くともビビリも濁りも一切起こさず、輪郭はくっきりと切り立ち、セパレート感も絶大。バンド全体がアグレッシヴに攻めまくってもヴォーカルの一語一語まで鮮明に浮き立っている。音が重なりまくっても塊にならない、驚異的な美録音でもある。それこそ、このまま公式CD化したとしてもオーディエンス録音とはバレないんじゃないかと思うほどです。そんなド級の超絶サウンドに加え、本作は長尺ド迫力のフルセットも強力。選曲は象徴サウンドボード『SLAVE TO MANNHEIM』とも姉妹作『GOPPINGEN 1991』とも異なりますので、併せて比較してみましょう。スレイヴ・トゥ・ザ・グラインド(7曲)・Slave To The Grind/Psycho Love/Quicksand Jesus(★)/Get The Fuck Out/Monkey Business/Riot Act/The Threat(★★)その他(9曲)・スキッド・ロウ:Big Guns/Here I Am(★)/18 And Life/Piece Of Me/Tornado/Mudkicker(★)/I Remember You/Youth Gone Wild・その他カバー:Psycho Therapy(★:RAMONES)/The Train Kept A-Rollin'(★★:タイニー・ブラッドショー)※注:「★」印は名盤『SLAVE TO MANNHEIM』で聴けなかった曲。特に「★★」印は姉妹作『GOPPINGEN 1991』にもなかった曲。……と、このようになっています。『SLAVE TO MANNHEIM』は強力サウンドボードであっても約53分。『GOPPINGEN 1991』もフルショウとは言え約74分で、どちらも1枚物でした。それに対して本作は80分超えの2枚組なのです。特に美味しいのは「The Train Kept A-Rollin'」でしょうか。ロックのスタンダードとなるタイニー・ブラッドショーの名曲(バズはAEROSMITHの曲!と紹介しています)ですが、ここではオープニングを務めていたL.A. GUNSの面々も登場。超豪華共演をブチかましてくれるのです。2枚組の曲数ボリューム、オーディエンス要素が見つからないサウンド、そして豪華共演。何から何まで必聴・必携で、それこそ「SLAVE TO THE GRIND Tourの王」に推したい新名盤です。驚異の名録音率を誇る「Stephane」コレクションではありますが、その中でも最高傑作級の飛びっきりの絶対作。「1991年12月19日フライブルク公演」の超極上オーディエンス録音。話題の名手「Stephane」氏の大元マスターからデジタル化された銘品で、オーディエンス要素がまるで感じられない超サウンドボード級録音。80分超えのフル収録も圧倒的で、「The Train Kept A-Rollin'」ではL.A. GUNSの面々との豪華共演も実現。「全盛SLAVE TO THE GRIND Tourの王」に推したい絶対の新名盤が誕生です。驚異的超高音質 Stadthalle, Freiburg, Germany 19th December 1991 ULTIMATE SOUND Disc 1(36:53) 1. Intro : (You Gotta) Fight for Your Right (To Party!) 2. Slave to the Grind 3. Big Guns 4. Here I Am 5. 18 and Life 6. Piece of Me 7. Drum Solo (Rob Affuso) 8. Psycho Therapy 9. Psycho Love 10. Tornado / Mudkicker Disc 2(43:30) 1. Quicksand Jesus 2. Get the Fuck Out 3. Monkey Business 4. Riot Act 5. The Threat 6. The Train Kept A-Rollin' (with L.A. Guns) 7. I Remember You 8. Youth Gone Wild Sebastian Bach - Vocal Rachel Bolan - Bass Dave "The Snake" Sabo - Guitar Scotti Hill - Guitar Rob Affuso - Drums