1987年北米ツアーから9月27日ボストン公演を、近年発掘されたオーディエンス・マスターに2024年最新リマスタリングも施し2時間5分にわたり収録。まずこちらは大元のマスターが不安定な箇所があり、そのあたり最新機器にてバランス調整、ピッチ修正やヒス・ノイズの軽減を施し、またレベル調整も不自然な部分などは極力スムーズに。そしてこの少し前には来日公演も行われ、その時の快調さがそのまま継続されたコンサートとなっており、演奏もマイルスの片腕となるケニー・ギャレットのアルトを中心に、ツイン・キーボードのロバート・アービングとアダム・ホルツマン、ベースのダリル・ジョーンズ、そしてドラムのリッキー・ウェルマン等、マイルス自身がこの時期のバンドをいたく気に入っていたのも理解できるほど、しバンド全体が生み出すグルーブ感が素晴らしく、終始心地良い演奏を展開。またセットも同年にグラミー賞を受賞した『TUTU』」から「Perfect Way」「Tutu」「Splatch」に、「Full Nelson「Tomaas 」「Portia 」等を披露しているうえ、プリンスとの出会いによって彼が作った「Movie Star」もプレイされており、そのあたりのアンサンブル自体もプリンスからの影響が感じ取ることも出来るあたりは要チェック。Recorded at Boston Opera House, Boston, MA, USA September 27th 1987 : Audience Recording / 2024 Remaster DISC 1 : 1. ONE PHONE CALL / STREET SCENES 2. SPEAK / THAT'S WHAT HAPPENED 3. NEW BLUES (STAR PELPLE) 4. PERFECT WAY 5. THE SENATE 6. ME AND YOU 7. HUMAN NATURE 8. WRINKLE 9. TUTU DISC 2 : 1. MOVIE STAR 2. SPLATCH 3. TIM AFTER TIME 4. FULL NELSON 5. DON'T STOP ME NOW 6. CARNIVAL TIME 7. THOMAS 8. PORTIA Miles Davis - trumpet, synthesizer / Kenny Garrett - alto saxophone, flute / Robert Irving III – synthesizer / Adam Holzman – synthesizer / Joe "Foley" McCreary - lead bass / Darryl Jones - electric bass / Ricky Wellman – drums / Mino Cinelu - percussion