フリー・ジャズから前衛、現代音楽、グラインド・コアまで、様々なジャンルに才能を広げるジョン・ゾーンが、ネイキッド・シティなどで知られる盟友ビル・フリゼールらと共に行った1985年カルテットでのユーロ・ツアーより、5月27日ドイツのメールスにあるクラブ・ギグの模様を、近年テーパーが初公開したオーディエンス・マスターに、2024年最新リマスターを施し1時間47分にわたりほぼコンプリート収録。まず当時のカセット・レコーディングゆえやや難のあったサウンドだったため、細部にわたり調整しデジタル・リマスタリングを施すことで、現状ベストと言えるクオリティーにて。、そして当時はエレクトラ・レコード傘下のノンサッチ・レコードと契約し、『復讐のガンマン/エンニオ・モリコーネ作品集』 をリリースするなど、比較的メジャーな活動が目立ったせいか、かなりオーソドックスなジャズをプレイしている感が。それでも奇才ビル・フリゼールや名ドラマーのボビーらと繰り広げられるインプロなどは、互いに様々な音を引き出すスリリングな展開で、その有機的なアンサンブルはやはり圧巻。Recorded at Die Rohre, Moers, Germany, May 27th 1985 : Audience Recording / 2024 Remaster DISC 1 : 1. BLUE MINOR 2. NICELY 3. SONIA 4. VOODOO 5. MINOR MEETING 6. NEWS FOR LULU DISC 2 : 1. Unknown 2. MELODY FOR C. 3. COOL STRUTTIN' 4. SOMETHING SPECIAL 5. SONNY'S CRIB John Zorn - alto saxophone / Bill Frisell – guitar / Wayne Horvitz – keyboards / Bobby Previte - drums