ライナー・ブリュニングハウスはエバールハルト・ウェーバーのカラーズ・バンド、そして後にヤン・ガルバレク・グループのキーボーディストとして、独創的で特異なサウンド・スカルプターとしての才能を発揮し、ECMをメインに活躍したピアニスト。その彼が1980年にECMより『Freigeweht』を発表した時期のライブ音源を、すべて放送用マスターからのサウンドボード音源にてコンパイルしたのが本タイトルで、1980年ドイツでのジャズ・フェス2公演と、1982年のベルリン・ジャズでのパフォーマンスをトータル1時間50分にわたり収録。そしてメンバーもマルクス・シュトックハウゼンやヨン・クリステンセンといったECMの常連に、こちらもECMの重鎮でありアルバムにも参加していたフリューゲルホルンのケニー・ホイーラー、ドラムのヨン・クリステンセンといったメンツで、叙情的なテーマにそれぞれがエッセンスを加え、特にホイーラーの瞑想的な音色は楽曲の持つテーマを生き生きと描き出すかのよう。そしてもちろん同アルバムからの楽曲をメインに、ブリューニングハウスによるシンセサイザーやエレクトロニクスによる演奏もまさにECMといった感があり、時代を超えた素晴らしい演奏をオフィシャル・クオリティーでここに。DISC 1 : 1. CIRCLES 2. LITTLE CHAPEL 3. RAIN - fade out at 17th Deutsches Jazz Festival : at Frankfurt, Germany, October 12th 1980 : soundboard recording Rainer Bruninghaus - piano, synthesizer / Markus Stockhausen - trumpet, flugelhorn / Kenny Wheeler - trumpet, flugelhorn / Ack Van Rooyen - trumpet, flugelhorn / Jon Christensen – drums 4. STUFEN - NEUE SEQUENZ 5. BALI at Berlin Jazz Festival at Metropol, Berlin, Germany, November 7th 1982 : soundboard recording Rainer Bruninghaus - keyboards, electronics / Markus Stockhausen - trumpet, flugelhorn, electronics / Fredy Studer – drums DISC 2 : 1. OLD BALLAD 2. RUSH HOUR 3. SCALES 4. LITTLE CHAPEL at unknown venue in Germany, 1980 : Soundboard recording Rainer Bruninghaus - piano, synthesizer / Manfred Schoof - trumpet, flugelhorn