1997年独占衛星テレビ放映された武道館公演のステレオ・サウンドボード・マスター音源!エリック・クラプトンの秘蔵音源提供者として定評をいただくイギリス在住の重鎮テーパーからさらにオリジナルマスターが届けられました!今回届いたのは、1997年のジャパンツアー10月27日の日本武道館公演の、テレビ放映用のステレオ・サウンドボードです。この日の映像は、当時開局した衛星チャンネル「DirecTV」の開局記念の目玉番組として大々的に宣伝され放映されました。その放映用映像のためにサウンドボード録音されたマスター、これまでの中ではベストバージョンと言えるクオリティです。このツアーは「ON GUITAR AND VOCALS, ME !」というボックスセットにて全公演がリリースされており、この日ももちろんそれに収録されていますが、そのマスターとももちろん異なる本邦初登場のマスターです。 本作がこの上なく価値あるのは、放映当時カットされていたBroken HeartedとPilgrimが収録されていることです。テレビ放映では何らかの事情により、この2曲はカットして放映されたのですが、放映用のレコーディングではちゃんと録音されていたわけです。放映映像落としのサウンドボードマスターを収録した既発盤は複数存在しますが、それらはすべてこの2曲が未収録となっています(放映されませんでしたから)。従って、最高音質でこの2曲を収録したのは本作だけであることをお判りいただけると思います。この2曲の音質は本当に素晴らしいです。ここで1997年の日本公演がクラプトンのキャリアにおいてどのような位置づけにあったのか、振り返ってみることにしましょう。この年のクラプトン活動は以下でした。・2月26日:マジソン・スクエア・ガーデンにて開催された第39回グラミー賞授賞式に出席。Change The Worldが「レコード・オブ・ジ・イヤー」、「最優秀男性ポップヴォーカル・パフォーマンス」を受賞し、ベイビーフェイスと共に受賞記念演奏を披露した。・7月3日~17日:マーカス・ミラー、デヴィッド・サンボーン、スティーヴ・ガッド、ジョー・サンプルと共に結成したフュージョンユニット「レジェンズ」名義で短期ヨーロッパ・ジャズフェスティバルツアーを敢行。・9月15日:ジョージ・マーティンの呼びかけによりロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにて開催されたモンセラット島の火山噴火被害を支援するベネフィット・コンサート「コンサート・フォー・モンセラット」に豪華アーティストと共に出演。・9月25日:ニューヨーク・ハマースタイン・ボールルームで収録されたベイビーフェイスのMTV「アンプラグド」ショーに出演し、ベイビーフェイスと共演。・10月9日、10日:韓国ソウル公演・10月13日~31日:ジャパンツアー(全13公演) ←★ココ★・12月31日:イギリス・サリー州ウォーキングにて恒例のチャリティコンサート「ニューイヤーズ・イヴ・ダンス」を主催し、出演。以上の状況からお判りいただけるのは、この年はワールドワイドなツアーは行なわず、スポット的なイベントへの出演とスポット的なフュージョンユニットで短期ツアーを行なった以外、正規のソロツアーはこの日本公演とウォームアップを兼ねた直前のソウル公演しか行わなかったということです。なぜならこの年、クラプトンは92年から6年越しで製作に取り掛かっていた、亡き息子さんへのメモリアル・アルバム(翌年に「PILGRIM」としてリリースされました)のレコーディングを続けており、それに注力していたからでした。本来ならアルバム製作に没頭したいところだったと察せられますが、ジャパンツアーに関しては「2、3年に一度」が恒例化しており、95年の来日時に97年のブッキングをしていたため実施されたものと考えられます。こうした状況から、この年のジャパンツアーは「特別」なものとなりました。その一番の要因は、まだ製作途上にあったアルバムに収録される予定だった楽曲を世界のどこよりも早くこのジャパンツアーで披露したことです。クラプトンが未発表の新曲をライブで披露するということはめったにないことで、これ以前のジャパンツアーでは、「SLOWHAND」リリース前に行なわれた77年しか例がありませんでした。但し77年の来日時は既にアルバムは完成しており、リリースを待つ状態でしたので、完成形の楽曲を披露したわけですが、この97年時はまだアルバムのミックスダウンが終わっていない段階での披露でした。後日関係者に配布された「PILGRIM」の第4回イコライズド・バージョンと称されるサンプルCD(まだ曲名も仮の状態)が97年12月27日の製作であったことを見ても、このジャパンツアー時点での楽曲披露は、クラプトンにとっては「ほぼこの形で完成させたい」という言わば未完成の手探り状態で披露したものと言えたでしょう。言い換えれば、クラプトンは大好きな日本のファンに逸早く新曲を聴かせたかったわけです。そのパートはDisc 1の6.~8.に当たります。興味深いのは、アルバムリリース後に実施された翌年のワールドツアーでは、Broken Heartedをセットリストからはずし、プレイしなくなったことです。素晴らしい名曲にもかかわらず何故なのか、その理由は不明ですが、この曲をアルバムバージョンに近い形で聴けるライブバージョンはこのジャパンツアーだけだと言えます。さらにこの日は初めての日本公演の放映用映像の収録ということで、クラプトン側にも気合が入ったようで、何か特別なナンバーを用意しようということで急遽当日にリハーサルされてセットインしたのがWhite Roomでした(セットリストシートには、なぜか「White’o Room’o」とラテン語のように表記されていました)。ですので、この日のみこの曲が聴けるという旨味があるのです。そしてさらに「特別」だったのは、7月の「レジェンズ」で行動を共にし意気投合した故ジョー・サンプル(クルセイダーズ)をピアノに起用していたことです。クラプトンからの声掛けにサンプルは快く応じたと言われていますが、彼のリリカルなピアノプレイによって、各曲が特別な趣きを付与されたことは間違ありませんでした。それは冒頭のLaylaでのソロを聴いていただければお判りいただけるでしょう。極め付けはOld Loveでのソロです。静かに揺れていた心のひだが、最後には激情迸るものに移行していく様を表現したこのピアノソロはまさに絶品。名演と断言してもいいでしょう。さて、そんな「特別」な瞬間を捉えた本作の音質は、バリバリのステレオ・サウンドボードに、更に部分的に臨場感を高めるためにオーディエンス録音をマトリクスした素晴らしいクオリティとなっています。非常にクリアでステレオの分離感も良く、拡がりのある音像です。各楽器、クラプトンのボーカルが粒立ち、明瞭に聴き取れる秀逸なレコーディングと言えるでしょう。適度なオーディエンスの歓声拍手喝采が臨場感を醸し出し、リアリティを甦らせます。このままオフィシャルのライブアルバムとしてリリースできるクオリティと断言できます。さすが、重鎮テーパーのマスター、というわけです。どうぞ本作で「特別」だった97年ジャパンツアーの決定版をお楽しみください。テレビ放送映像のオーディオとはミックスも質感も内容も全然違います。遥かにクリアー!!音の鮮度が抜群です。Live at Budokan, Tokyo, Japan 27th October 1997 STEREO SBD UPGRADE Disc:1 (63:28) 1. Introduction 2. Layla (acoustic) 3. Change The World 4. Nobody Knows You When You're Down And Out 5. Tears In Heaven 6. Goin' Down Slow 7. Broken Hearted★ 8. Pilgrim★ 9. Before You Accuse Me 10. I Shot The Sheriff 11. White Room 12. Wonderful Tonight Disc:2 (44:50) 1. I'm Tore Down 2. Have You Ever Loved A Woman 3. Cocaine 4. Tearing Us Apart 5. Old Love 6. Sunshine Of Your Love 7. Everyday I Have The Blues STEREO SOUNDBOARD RECORDING Eric Clapton - guitar / vocals Andy Fairweather Low - guitar / vocals Chris Stainton - keyboards Joe Sample - piano Dave Bronze - bass Steve Gadd - drums Katie Kissoon - backing vocals Tessa Niles - backing vocals





























