オジー・オズボーンの訃報を受け、再評価が高まっているリユニオンBLACK SABBATH。その中でも特別な輝きを誇っていた「2012年」のコンプリート・コレクションが復刻決定です!「2012年6月10日ダウンロード・フェスティバル公演」のフル・ライヴアルバムと映像をセットしたオーディエンス3枚組です。たった3回だけだった2012年のBLACK SABBATH 本作は特別すぎるクオリティが最大の魅力なのですが、実はショウの意義も思いっきり特別だったりします。その辺の意味をご説明するためには、BLACK SABBATHの再編ヒストリーをざっと知る必要があります(この辺のくだりは同時復刻の『DEFINITIVE 2012: MULTI-CAM MIX(Shades 2410)』解説とも被りますので、ご存知の方は読み飛ばしてください)。ここでは、彼らの再結成を便宜的に以下の「I期」「II期」「III期」「IV期」とします。・I期:2回のスポット再結成(1985年/1992年)・II期:9年に及ぶ再編期(1997年ー2005年)・III期:『13』が中心の6年間(2012年ー2017年)・IV期:最終イベント“BACK TO THE BEGINNING”(2025年)……と、このようになっています。「I期/IV期」はレギュラー活動ではなく、単発の記念リユニオン。「II期」と「III期」が本腰を入れた再結成でした。この中で、本作は「III期」の冒頭。再結成を果たしつつも、まだアルバム『13』制作には入っていない時期にあたります。この時期はライヴが極端に少なく、他のどの時期とも異なっていました。ここで、その活動概要も確認しておきましょう。2011年《11月11日:リユニオン記者会見》2012年《1月9日:アイオミが悪性リンパ腫を公表》《2月3日:ビル・ワードが不参加を表明》・5月19日『DEFINITIVE 2012(バーミンガム)』*6月10日:ダウンロード・フェス出演 ←★本作★・8月3日『DEFINITIVE 2012(ロラパルーザ)』《8月:『13』制作開始》3回の中でもハイライトだった“ダウンロード・フェス” これが2011年/2012年のBLACK SABBATH。本来であれば大規模なワールド・ツアーが計画されていたのですが、アイオミの悪性リンパ腫が発覚したためにほとんどがキャンセル。「フェス2回+ウォームアップ1回」だけがなんとか実現しました。本作のダウンロード・フェス出演は、その中でも全欧からのファンが詰めかけるハイライト公演でした。そして、とりわけアイオミ自身にとっても重要なショウでした。抗がん剤により体調の波が激しかったアイオミは、ウォームアップギグでも「最後まで立っていられるだろうか」と不安だったそうですが、数万人の前に立つダウンロード・フェスは、その比ではない。自らの死を予感しながら、それを振り切るようにして演奏したアイオミに贈られたのは、熱狂の海と数万の大喝采だった。もちろん、盟友ギーザー・バトラーやオジー・オズボーンも、事の深刻さを痛感し、しきりに「彼こそ鉄の男だ、トニー・アイオミ!(He is the IRON MAN!)」と紹介。まさに伝説のコンサートでした。しかも、演奏だけでなくセットも内容も他のどの時期とも異なっていました。そのポイントは「1stアルバムの半再現」。ここで整理しておきましょう。黒い安息日・Black Sabbath/The Wizard/Behind The Wall Of Sleep/N.I.B. その他・パラノイド:War Pigs/Electric Funeral/Fairies Wear Boots/Iron Man/Paranoid・マスター・オブ・リアリティ:Into The Void/Sweet Leaf/Children Of The Grave・VOL.4:Under The Sun/Snowblind/Tomorrow's Dream(★)・その他:Dirty Women/Symptom Of The Universe(インスト)※注:「★」印は最終ロラパルーザ公演では演奏しなかった曲。 ポイントは冒頭から炸裂するデビュー作『黒い安息日』ナンバーを固め撃ち。しかも、セレクトも曲順もアルバムのA面をそっくりなぞっている。そもそもBLACK SABBATHはアルバム再現ライヴの類は一切やったことはなく、2012年の「1stアルバム半再現」がもっともそれに近い。まさに、この時期だけの特別セットなのです。ズバ抜けた名録音とフル映像の極めつけセットそんなメモリアル・ショウを記録した本作でも、メインとなるのは2枚組のフル録音(DISC 1-2)。これがもう、とんでもなく極上。野外フェスだからこその反響ゼロのタイト感が凄まじく、ベースの繊細なヴァイヴも超美麗。PA塔のすぐ側で録ったのか距離感もまるでなく、いわゆる「まるでサウンドボード」を地で行く極太録音なのです。実際、この録音はIII期でも最初の名作として愛され、その後の“13 Tour”/“THE END Tour”を含めても「最高傑作のひとつ」と絶賛され続けた。伝説のコンサートに相応しい伝説の録音なのです。本作は、そんなフル録音に加えてフル映像もプラスしたデラックス・エディションでもあります。この映像篇(DISC 3)も海外マニアがありとあらゆる当日映像をかき集め、全長版に仕上げた逸品(曲間など、どうしても足りない曲間などには静止画で補填されています)。そのため曲によってアングルが変わるのですが、これがマルチカメラ編集のように楽しくもある。もちろん、音声は一気貫通のオーディエンス録音です。そして、本作から13年を経た2025年7月22日、オジー・オズボーンが永眠。BLACK SABBATH復活の可能性は完全に閉ざされました。そんな今だからこそ、もう一度「2012年」に注目して頂きたい。アイオミが「生死をかけた気迫」を見せた2012年は、オジー最期の“BACK TO THE BEGONNING”にも通じる重みを感じていただけるのではないでしょうか。本作は、そんな2012年でもハイライトだった“ダウンロード・フェス”を完全特集した3枚組です。本作だけでも胸いっぱいの名作ですし、『DEFINITIVE 2012: MULTI-CAM MIX』と合わせれば2012年の然3公演をコンプリートもできる。「2012年6月10日ダウンロード・フェスティバル公演」のフル録音+映像をセットしたオーディエンス3枚組。特にフル録音(DISC 1-2)は超極上で、野外フェスだからこその反響ゼロのタイト感が凄まじく、距離感もまるでない「まるでサウンドボード」を地で行く極太サウンド。映像篇も様々なオーディエンス映像を駆使して組み上げられた傑作で、『黒い安息日』のA面再現も美味しい2012年のハイライト公演をフル体験できます。Jim Marshall Stage, Castle Donington, England 10th June 2012 TRULY PERFECT SOUND Castle Donington, England 10th June 2012: Jim Marshall Stage Disc 1(54:25) 1. Intro : Sabbath Medley 2. Black Sabbath ★1stのA面再現 3. The Wizard ★1stのA面再現 4. Behind The Wall Of Sleep ★1stのA面再現 5. N.I.B. ★1stのA面再現 6. Into The Void 7. Under The Sun 8. Snowblind 9. War Pigs Disc 2(50:31) 1. Sweet Leaf 2. Symptom Of The Universe 3. Drums Solo 4. Iron Man 5. Fairies Wear Boots 6. Tomorrow's Dream ★レア 7. Dirty Women 8. Children Of The Grave 9. Sabbath Bloody Sabbath (Riff Only) 10. Paranoid 11. Outro : Supertzar DVD 1. Intro: Sabbath Medley 2. Black Sabbath ★1stのA面再現 3. The Wizard ★1stのA面再現 4. Behind The Wall Of Sleep ★1stのA面再現 5. Bassically / N.I.B. ★1stのA面再現 6. Into The Void 7. Under The Sun 8. Snowblind 9. War Pigs 10. Sweet Leaf 11. Symptom Of The Universe 12. Drums Solo 13. Iron Man 14. Fairies Wear Boots 15. Tomorrow's Dream ★レア 16. Dirty Women 17. Children Of The Grave 18. Sabbath Bloody Sabbath / Paranoid COLOUR NTSC Approx. 101min. Ozzy Osbourne - Vocals Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Tommy Clufetos - Drums Adam Wakeman - Keyboards





























