もはや1980年代ZEPソロ記録マエストロの地位を揺るぎないものとした感のあるマルコ・モアの名を一躍マニアの間に轟かせたのがザ・ファーム1985年3月アメリカツアーの極上オーディエンスによる記録『L.A. FORUM 1985』と『COSTA MESA 1985』だったのは記憶に新しいところ。三か月後にはロバート・プラントもニューアルバム『SHAKEN 'N' STIRRED』を引っさげてアメリカツアーを敢行。既に1983年にZEP解散後初のアメリカツアーを実現させており、二度目となる85年は堂々たる雰囲気と盛り上がりの中で進行するはずでした。ところがツアーの真っただ中に出演したライブ・エイドでのZEP再結成が実現したせいで世間の目が完全にそちらの目に向かってしまったのです。おかげでリアルタイムでは85年ツアーからのLPブートがまったくリリースされないというまさかの事態。そのせいで本ツアーはマニアにとってベールに包まれた存在となった感がありますが、ありがたいことにモアはちゃんと彼のツアーでも録音を敢行してくれていた。しかも最初のトライは今回もLAフォーラム。この日と言えば幻のキニー録音『L.A. FORUM 1985』のリリースがマニアを狂喜させたのも記憶に新しいですが、そのキニー録音もまた当時の状況からリリースが実現せず、長年に渡って眠っていたという驚きの発掘でした。ところが今回の録音ときたら、そんなキニー発掘音源をも軽く凌駕する素晴らしくクリアーなステレオ・オーディエンス。オープニングこそ当初の録音ポジションがイマイチで遠目な音像ですが、すぐモアが前方に突進してくれたおかげで「Pledge Pin」からは一気にクリアーで音像の近い絶品録音へと豹変。当時はリリースされずに終わったキニー録音『L.A. FORUM 1985』の繊細な音質も素晴らしかったのですが、80年代のZEPソロ録音の名手たるモアの音質は掛け値なしに素晴らしいクオリティ。それに何と言っても83年に次いで二度目のZEP解散後のLAフォーラムへの帰還という事からプラントのテンションが高い高い。極めつけはライブ序盤の「Pink And Black」の演奏を終えるやいなや「バッジホルダーズ・オンリーPart2!」と発しているところ。この場面は先のキニー音源でも聞かれましたが、ジミーだけでなくプラントまでもがLAフォーラムに対して特別な思いを抱いている様子が伝わってきます。その上でプラントもバンドも終始テンションの高いステージが際立っている。タイミング的にも『SHAKEN 'N' STIRRED』がリリースされて一か月、それがLAフォーラムでのステージともなれば気合が入らない訳がない。そんな熱のこもった演奏もモアならではの極上オーディエンスが生々しいほどに伝えてくれるオーディエンス・アルバム。ただでさえ見過ごされがちだった85年『SHAKEN 'N' STIRRED』ツアーの魅力が極上マルコ・モア録音によってLAフォーラムで炸裂!The Forum, Inglewood, California, USA 17th June 1985 TRULY PERFECT SOUND Disc:1 (65:36) 1. In The Mood 2. Pledge Pin 3. Pink And Black 演奏後「バッジホルダーズ・オンリーPart2!」とMC 4. Doo Doo A Do Do 5. Little By Little 6. Burning Down One Side 7. Too Loud 8. Thru' With The Two Step 9. Messin' With The Mekon Disc:2 (63:33) 1. Other Arms 2. Band Introductions 3. Slow Dancer 4. Rockin' At Midnight 5. Young Boy Blues 6. (Every Time I Hear) That Mellow Saxophone 7. Sea Of Love 8. Honey Hush 9. Easily Lead 10. Big Log 11. Kallalou Kallalou Robert Plant - Vocals Paul Martinez - Bass Richie Hayward - Drums Jezz Woodroffe - Keyboards Robbie Blunt - Guitar





























