故国スイスを飛び出し、世界制覇に燃えていた1982年のKROKUS。そんな当時の生演奏を脳みそに流し込んでくれる灼熱サウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作が記録されたのは「1982年7月5日エリー公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。80年代に入ってからのKROKUSは着実に世界進出を進めていましたが、特に1982年はマネジメントも一新。アルバム『ONE VICE AT A TIME』と共に、一気に勝負に出ました。まずは、そんな当時の勢いが透ける活動概要から俯瞰してみましょう。《2月『ONE VICE AT A TIME』発売》・2月11日ー24日:英国(11公演)・3月8日ー27日:欧州(16公演)・4月8日ー8月9日:北米#1(59公演)←★ココ★・9月2日ー19日:北米#2(15公演)これが1982年のKROKUS。“ONE VICE AT A TIME Tour”は彼らのキャリア最大となるワールド・ツアーで、特に二度にわたる北米ツアーもキャリア最大でした。本作のエリー公演は、そんな一世一代の全米侵攻の一幕。「北米#1」の終盤50公演目にあたるコンサートでした。新発掘のプレFMリール・マスター このショウはRKOラジオネットワークの名物番組“CAPTURED LIVE”で放送され、数々の既発を生んできた事でも知られる大定番。本作は、そんな有名放送の最高峰を更新する新マスターです。その正体は、放送前段階のリール・マスター。名門“Krw_co”がごく最近になって発掘・デジタル化したものなのです。そのサウンドは、紛れもなく過去最高。完全オフィシャル級と呼ぶにはやや荒っぽくも感じますが、それは主役KROKUSの生演奏がワイルドだからに他ならない。数々の名放送を残してきたRKOのミックスはオフィシャル級ですし、ダビング痕どころか一度も電波に乗ったことのない鮮度は絶大。むしろ、生演奏の熱気を正直すぎるほど正直に描いている。例えば、MOTORHEADやVENOMのライヴは音が良くなればなるほど過激で暴力的に感じる。それと同じです。全米制覇の野心に燃える灼熱のライヴ実際、そのプレFMサウンドで描かれるライヴは、全米制覇に燃える熱量が圧倒的。1時間弱の放送枠にインタビューまで盛り込んでいるので、ライヴ自体はわずか6曲・39分ですが、約LP×1枚分の時間に凄まじい熱量が詰まっている。ここで、そのセット内容も整理しておきましょう。灼熱のハードウェア(3曲)・Burning Bones/Winning Man/Easy Rocker その他(3曲)・メタル・ランデヴー:Heatstrokes・悪徳のメタル軍団:Long Stick Goes Boom/American Woman ……と、このようになっています。出世作『METAL RENDEZ-VOUS』から『ONE VICE AT A TIME』までの必殺曲を連発。まるで3枚のスタジオ作から編まれたベスト盤のような密度です。しかも、その1曲1曲がステージ・テンションで灼熱化。全米制覇の野心と情熱の限りを詰め込んだ生演奏で叩きつけてくるのです。まさに灼熱。彼らは次作『HEADHUNTER』で遂に全米ヒットを成し遂げるわけですが、その扉をこじ開けたのは紛れもなく“ONE VICE AT A TIME Tour”の大熱演だったのです。本作は、その音の証拠。歴史的なライヴをプレFMサウンドで脳みそに流し込んでくれるサウンドボード・アルバムなのです。爆発力まで感じる極上の1枚。「1982年7月5日エリー公演」のステレオ・サウンドボード録音。名門“Krw_co”が最近になって発掘・デジタル化したプレFMのリール・マスターで、そのクオリティは問答無用に過去最高。数々の名放送を残してきたRKOのミックスはオフィシャル級ですし、ダビング痕どころか一度も電波に乗ったことのない鮮度は絶大。キャリア最大の全米ツアーに臨んでいた野心溢れる灼熱の生演奏を脳みそに流し込んでくれるサウンドボード・アルバムの最高峰更新盤です。The Fieldhouse, Erie, PA, USA 5th July 1982 STEREO SBD (52:31) 1. Dave Cook Intro 2. Marc Storace Interview 3. Concert Intro 4. Long Stick Goes Boom 5. Burning Bones 6. Winning Man 7. Drum Solo 8. American Woman 9. Heatstrokes 10. Easy Rocker 11. After Show Interview with Chris von Rohr 12. RKO Marc Storace - lead vocals Fernando von Arb - lead guitar Mark Kohler - rhythm guitar Chris von Rohr - bass Freddy Steady - drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























