極上オーディエンスの宝庫にあってマニアにも大人気な1975年アメリカ・ツアーの6月から始まったセカンド・レグ。ジャージー・シティ、ナッソー、ボストンといった具合に地名を挙げただけでもマニアならピンとくるほどずば抜けた音質のオーディエンス録音が揃っている時期。そうした中にあって今やすっかり見過ごされてしまったのがツアー序盤に行われたランドーバー2 Days。これら二日間は、まず初日が「同一音源ながら枝葉違いの素材が複数存在するものの、それぞれに問題を抱えている」状態であり、二日目は1stセットのみを捉えた音源しか存在しないといった具合。特に初日はアイテムに恵まれない日として知られていましたが、そんな状況に終止符を打った名盤『DEFINITIVE LANDOVER 1975』。存在する複数の音源を精査した上で初日をまとめ上げ、なおかつ二日目までも網羅した文字通りのDEFINITIVEなリリースでした。ところが、この名盤のリリースからも早10年。もはや中古市場でもめったに見かけない存在と化してしまっただけならまだしも、ランドーバー75自体が最初に挙げた名音源たちと比べて極端に知名度が落ちてしまった。何ならランドーバー75を聞いたことがない…という人すら少なくない。実のところランドーバーは再発がもっとも待ち望まれていた75フロイド音源の一つだったのです。そんな不遇のランドーバーも今週まで。マニアの待ち望んだ新たなリリースが遂に実現します。結果的に10年もの歳月が流れてしまった訳ですが、その間に新たなるアップグレード音源が出回っていたのは不幸中の幸い。それらのマテリアルを前にして、新たなランドーバーを作り上げてくれたのは「GRAF ZEPPELIN」。まず1stセットですが、Sigma 142では3rd gen.コピーの[Source 2](*文末音源整理メモ参照)を使用していました。それに対し今回はジェネ不明にもかかわらず、明らかに音質の秀でた [Source 1] (*文末音源整理メモ参照)を初使用。そのアッパー感は歴然としており、[Source 1]を聞いてしまうとSigma 142の1stセットは濁った音質にしか聞こえない。おまけに音像も今回の[Source 1]の方が近く、こちらを使用することで2ndセット以降との音質の格差がなくなりトータルに高音質で楽しめるという大きなアドバンテージも。その2ndセットからラストまでは今回も[Source 3] (*文末音源整理メモ参照)の1st genを使用。Sigma 142リリース時から定評のある音質の良さでしたが、今回は「GRAF ZEPPELIN」が音源を一から洗い直してくれたおかげで、ただでさえ素晴らしい音質にあった最後の薄皮が取れたかのような鮮烈さ。特に「Time」のチクタク音の生々しさ、「Echoes」が中間部へと移行する際、ギルモアのカッティングが徐々に消え入る様子が手に取るように解るのだから恐れ入る。そして二日目は『LANDOVER 1975』の一枚モノとしてのリリースも懐かしい音源で、さらに142に取り込まれる形で再リリース。もちろん今回は「GRAF ZEPPELIN」がこちらも一から洗い直してくれたおかげでそれら二タイトル以上に音の深みを感じさせる仕上がり。さすがに前日の[Source 3]のような激チカな音像には及ばないものの、それでも75年Audとしては掛け値なしに上質なクオリティ。未だに1stセットのみの収録というのが惜しまれますが、75年ツアーの1stセットらしい新曲たちの荒々しい演奏の迫力が存分に味わえます。そもそもランドーバー二日間で残されているのは一貫してモノラル・オーディエンス。最初に挙げた75年6月の有名Aud群がほぼステレオ録音だったのに対し、モノだからこそ味わえる粒立ちの良さや楽器やフレーズがスピーカーから飛び出すような迫力と生々しさ。特に初日はSigma142と比べてオープニングからモノラル録音ならではの魅力が炸裂のが圧巻。音源に恵まれ過ぎていたツアーの中にあって、まるで孤島のごとく10年も放置され続けていた75年ランドーバー2Days。何しろ142が中古市場にも全く出てこないことで困り果てていたマニア、さらにはランドーバー自体を聞いたことのないマニアにとって難易度の高い存在となっていた音源が「GRAF ZEPPELIN」の手によって生まれ変わりました。10年振りのリマスター再発 ランドーバー6月9日全曲と10日(の1stセット迄)を収録!メインの9日公演は同一ソースながら枝葉違いのソースをベストチョイス!全体の収録内容は147盤と同一のコンセプトですが、Disc1の9日公演の1stセットは147盤では恐らく3rd Gen音源と思われ、今回はジェネ不明ながら間違いなく鮮度アップの、現状ベストマスターで収録!全体的にも最新の丁寧なリマスターで収録されたランドーバー公演決定盤!【音源整理】初日 6月9日 下記音源は同一全て音源だが、流通の過程で音質や質感の異なる枝葉違い素材が複数存在する。 下記は代表的な物三点を列記。 ・Source 1 "Unknown Gen stratcat58 tape" 今回1stセットで採用 1stセットのベストソース。2ndセットの狂気パートは音質が劣る。 ・Source 2 "3rd Gen Marbal Collection" 今回未使用 3rd GenらしいがSigma142の第一部で使用されたのが恐らくコレ。 上記ソースよりも2ndセットの音質は良いが、下記音源には2ndセットも劣るため、今回未使用。 ・Source 3 "cass[1]-cdr(3) Bert13" 今回狂気およびEchoesで採用 狂気以降の2ndセットのみの流通だが、3種のうち最も音が良いパーツがコレ。二日目 6月10日(1st セットのみ) 2日目10日公演は現時点でも1stセットしか流通が確認されていない。Capital Centre, Landover, Maryland, USA 9th & 10th June 1975 TRULY PERFECT SOUND UPGRADE!!! Live at Capital Centre, Landover, Maryland, USA 9th June 1975 Disc 1(59:28) 01. Introduction 02. Raving And Drooling 03. You Gotta Be Crazy ★13:54(演奏後曲間) クロス処理 04. Shine On You Crazy Diamond Part 1-5 05. Have A Cigar 06. Shine On You Crazy Diamond Part 6-9 Disc 2(62:57) 01. Speak To Me 02. Breathe 03. On The Run 04. Time 05. Breathe (Reprise) 06. The Great Gig In The Sky 07. Money 08. Us And Them ★6:09 クロス処理 09. Any Colour You Like 10. Brain Damage 11. Eclipse Disc 3(28:40) 01. Echoes Live at Capital Centre, Landover, Maryland, USA 10th June 1975 Disc 4(55:06) 01. Raving And Drooling 02. You Gotta Be Crazy ★13:44(演奏後曲間) クロス処理 03. Shine On You Crazy Diamond Part 1-5 04. Have A Cigar 05. Shine On You Crazy Diamond Part 6-9





























