3CDは、ポール・ディアノ時代レア・トラック集の極北。ドキュメンタリー映像のBGMまで徹底検証した末に生まれた最終形です。そして、その補足となるCDも同じように最終進化を遂げました。そんな本作に収められているのは3CDとは一切被らない全14トラックのオフィシャル音源集。それぞれ事情があって永久保存には至らないものの、公式作品を彩ってきた秘宝ばかりです。早速、各トラックを詳しくご紹介していきましょう。ラスキン・アームズ公演(9曲)本作の前半は、ディアノ時代最長の公式ライヴでもある「1980年4月14日ラスキン・アームズ公演」。DVD『THE EARLY DAYS』で公式化されたライヴ音源です。しかし、ソースはホームビデオでマイク録音のため、実質的にはオーディエンス録音ですすし、「Wrathchild」に音飛びもある。サウンドボードから製作された他の公式トラックとはクオリティが違いすぎるので、本作に収録されました。しかし、バンド側の公式記録だけにマイク録音としては破格の極上品。約46分という長さも他の公式サウンドボード群を圧倒していますし、レアな「Charlotte The Harlot」も楽しめます。その他(5曲)1980年4月3日マーキー公演の「Drifter (Edit Version)」本作の後半は、それぞれ個別のトラック5種。まずは「Drifter (Edit Version)」です。CDの解説でも触れましたが、1980年のマーキー・ライヴには「4月3日」と「7月4日」の2種類があり、「4月3日」のテイクは国によって短く編集して収録されていました。このテイクは、そのエディット版。3CDに収録されたフル・バージョンでは「6:02」でしたが、こちらは「3:38」。「Yo, yo, yo, yo♪」のかけ合い中にフェイドアウトして終了してしまいます。もちろん勝手に切ったわけではなく、公式のアナログEPからデジタル化致しました。1980年7月4日マーキー公演の「Prowler」★新規★ 続く「Prowler ("12 Wasted Years" Version)」が本作最大の目玉トラック。同じくマーキー・ライヴながら別日の「7月4日」の公式ライヴです。この日のサウンドボードは『LIVE!!+ ONE』やTV番組“20th Century Box”の他、ドキュメンタリー・ビデオ『12 WASTED YEARS』でも「Prowler」が使用されました。しかし、その長さは約30秒。1曲フルにはほど遠い断片録音のため、本作に回りました。このような断片トラックまで見逃さないほど、今回の最終版リサーチは徹底的なのです もちろん、断片とは言っても公式サウンドボード。そのクオリティは超極上ですし、演奏も超貴重。何より、本編プレス3CDで聴けない曲というのが美味しすぎる。約30秒とは言え、絶対不可避の秘宝なのです。「Running Free」の放送ミックス 続いては、西ドイツの名物番組「Rockpop」で放送された「Running Free」。本編プレス3CDの「Top of the Pops」と同様『THE EARLY DAYS』で公式化されたテイクですが、こちらはスタジオ版に歓声を被せただけのマイムでした(ちなみに、その当て振りがエイドリアンの初仕事でもありました)。これはこれで別ミックスと言えなくもないのですが、実際にはモノラル化した上に音質も劣化。単にショボくしただけのテイクを永久保存するのも憚られ、こちらに収録されました。見落とされがちな「Phantom Of The Opera」のエディット違い 最後はスタジオ版「Phantom Of The Opera」のバージョン違い。この曲は『鋼鉄の処女』でも目玉の超名曲ですが、実はエディット違いで2種あります。オリジナル版は「7:21」ですが、実は国や再発盤によってはショート・バージョン「7:09(盤のトラック割りによって7:02のこともあります)」が収録されている事もあります。違いは、最後の最後。ショート・バージョンはバンドと共にディアノが「You torture me back at your lair!」と叫んで終わりますが、フル・バージョンはもう一度アカペラで「Torture me back at your lair!」と繰り返す。お手持ちのバージョンがどちらであっても対応できるよう、本作ではオリジナル/ショートの両バージョンを収録しています。「聴いて楽しい」まで重視した究極コンピレーションに収録すると蛇足ではあるものの、確かに存在していた公式テイク。それをディープに集成した1枚です。(67:36) LIVE AT THE RUSKIN ARMS Live at the Ruskin Arms, London, UK 14th April 1980 1. Sanctuary 2. Wrathchild 3. Prowler 4. Remember Tomorrow 5. Running Free 6. Transylvania 7. Another Life 8. Phantom Of The Opera 9. Charlotte The Harlot OTHER TRACKS 10. Drifter (Edit Version) Live at the Marquee Club, London, UK 3rd April 1980 11. Prowler ("12 Wasted Years" Version) ★新規★ Live at the Marquee Club, London, UK 4th July 1980 12. Running Free ("Rockpop" Mix) 13. Phantom Of The Opera (Short Version) 14. Phantom Of The Opera (Full Version) Paul Di'Anno Vocals Steve Harris Bass Dave Murray Guitar Dennis Stratton - Guitar Clive Burr Drums





























