昨年末に突如として出現して世界中のマニアを騒然とさせているジミー・ペイジ1988年のアルバム『OUTRIDER』のスタジオ・セッション音源。同アルバムのセッション音源と言えば懐かしの旧タラ系『DANGEROUS RELATION』やコンピCD『LOOSE ENDS』で垣間見られましたが、今回はボリュームが一気に倍増、初登場音源も多く含まれています。それらのアイテムは確かに貴重な音源を収録していた訳ですが、80年代におけるさまざまなアーティストの流出音源にありがちな、こもり気味の音質でした。ところが今回は音質が飛躍的に向上。もはや『OUTRIDER』本体と抱き合わせればデラックス・エディションが成立してしまうのでは?というほど貴重な別テイクやラフミックスが完璧な音質で楽しめるようになったのです。Disc-1 1. Wasting My Time (Instrumental Version) 初登場のバッキング・トラックでアルバム収録バージョンとは別テイク。荒々しくも勢いのある演奏で、演奏はジミーにジェイソン・ボーナムとトニー・フランクリンの三人だけ。2.Unknown Instrumental #1 初登場のインストゥルメンタルでこちらも演奏は三人だけ。1950年代のロックンロール調インストでジェイソンとトニーに支えられてジミーがストリング・ベンター付きテレキャスターで弾きまくっています。演奏自体は素晴らしいのですが、アルバムの雰囲気には合わなかったかも。3. Writes Of Winter 初登場にしてアルバムに収録されたインスト・ナンバーの初期テイク。ジミーが間違えて演奏が途中で終わってしまいますが、そのまま彼が別のインストを始めてバンドもそれに合わせています。ここでは実質的に二曲が収められていると思ってください 4. Wasting My Time (Take #1) 懐かしの『DANGEROUS RELATION』で聞かれたラフミックスの音質が飛躍的に向上。まだベーシックな段階でこの時点ではバックコーラスをバンドメンバーが務めています。5. Wanna Make Love アルバム収録バージョンよりは初期の段階の別テイクでこちらも『DANGEROUS RELATION』で聞かれましたが音質は段違い。6. Judas Touch (Take #1) 『DANGEROUS RELATION』には「Untitled」として、『LOOSE ENDS』には「Judas Touch」とクレジットされていた未発表曲の初登場別テイク。イントロをギターでなくシンセが奏でる異色の曲ながら既にジョン・マイルズのボーカルも入っている。7. Judas Touch (Take #2) 別テイクにしてイントロのシンセの音色からして前のテイクとは変えられている。この事からも練られた上で録音されたのだと推測されますが、あまりにも80年代風味が強い曲調でお蔵入りになったのも致し方なしかと。これも初登場。7. Judas Touch (Take #3) 前のテイクからジミーのギターの音量が上げられ、さらにシンセのオーバーダビングも加えられて完成に向けての製作途中といったラフミックス。先に挙げた二タイトルで聞かれたのもこちらですが、これまた音質が段違い 8. Wasting My Time (Take #2) ジョン・マイルズが自身でバックコーラスを加えるなどして完成版に近づいてきましたが、未だにジミーによるスライドギターはなしという初登場ラフミックス。Disc-2 1. Blues Anthem アコギで伴奏していた「Blues Anthem」をエレキで試したテイクが存在していた事実が明らかになったのも『DANGEROUS RELATION』の驚きでしたが、ここでも音質が向上 2. Train Kept A Rollin'(Take #1)『OUTRIDER』のセッションでクリス・ファーロウのボーカルによる「Train Kept A Rollin'」が録音されていたという事実が発覚したのも『DANGEROUS RELATION』の驚きでしたが、今回はさらなる別テイクが発掘されるというさらな衝撃。3. Hummingbird (Take #1) 4. Humimngbird (Take #2) それぞれ似た状態ですが、Take #2は途中からジミーのギターの音量が上がります。どちらもジミーによるオーバーダビングがなくイントロはベースとドラムだけ、間奏のギターソロもなしというラフミックス『DANGEROUS RELATION』よりもはるかに音質が良い。5. Unknown Instrumental 懐かしの『LOOSE ENDS』に「Muddy Water Blues」という曲名で収録されていたインストゥルメンタルで、実のところマディ・ウォーターズ「I Can’t Be Satisfied」のカバー。これまた音質が飛躍的に向上。6. Prison Blues (Take #1) 7. Prison Blues (Take #2) それぞれアルバム採用テイクのラフミックスと没テイクにして『DANGEROUS RELATION』と比べて音質がはるかに向上。8. Prison Blues (Take #3) 初登場バージョンでこちらはイントロが途切れつつも「Prison Blues (Take #1)」と同じ演奏。少しわかりづらいのですが楽器と歌のバランスが整えられています。9. Train Kept A Rollin'(Take #2)『DANGEROUS RELATION』で驚かされた88年版「Train Kept A Rollin'」の音質向上版ほど今回の発掘の締めくくりに相応しいものはありません。本当に驚かされます。このように全体を通しての貴重な内容もさることながら、ジミーが目の前でギターを弾いているかの如く生々しい質感はラフミックスならでは。アルバムがいかにも80年代風な音にまとめ上げられていただけに、これほどまで違うとはラフミックスの真骨頂ですし、別テイクも聞き応え十分。そして何と言っても公式レベルの素晴らしい音質。それでいて一枚目がマイルズとの入念なレコーディング、二枚目がファーロウを配したライブ録りセッションという違いも分かりやすい。The Sol, Cookham, Berkshire, England 1987 STEREO SBD UPGRADE & LONGER!!! Disc:1 (45:34) 1. Wasting My Time (Instrumental Version) 2. Unknown Instrumental #1 3. Writes Of Winter 4. Wasting my Time (Take #1)* 5. Wanna Make Love* 6. Judas Touch (Take #1)* 7. Judas Touch (Take #2)* 8. Judas Touch (Take #3)* 9. Wasting My Time (Take #2)* Disc:2 (42:39) 1. Blues Anthem+ 2. Train Kept A Rollin'(Take #1)+ 3. Hummingbird (Take #1)+ 4. Humimngbird (Take #2)+ 5. Unknown Instrumental #2 6. Prison Blues (Take #1)+ 7. Prison Blues (Take #2)+ 8. Prison Blues (Take #3)+ 9. Train Kept A Rollin'(Take #2)+ JIMMY PAGE - ALL Guitars/Synthesizer/Backing Vocals/Production JOHN MILES - Vocals* CHRIS FARLOWE - Vocals+ TONY FRANKLIN - Bass Guitar JASON BONHAM - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























