他のどの時期とも違っていたDIO史の特異点ローワン・ロバートソン時代。その現場を本生100%体験できる伝説録音がリリース決定です。そんな本作に吹き込まれているのは「1990年5月29日ハマースミス・オデオン公演」。その絶品オーディエンス録音です。ローワン時代は単にギタリストが交代しただけではなく、リズム隊もキーボードも総入れ替え。名手ヤンス・ヨハンソンやバカテク・ベーシストのテディ・クックが揃い、セットリストも他ツアーでは演奏しないレパートリーの嵐。あらゆる意味で完全に「DIOという名の別バンド」状態でした。そんな特異点ツアーを可能な限りの名作でアーカイヴ。良い機会でもありますので、そのコレクション整理も兼ねて当時の活動概要を俯瞰してみましょう。《5月15日『LOCK UP THE WOLVES』発売》「欧州」レッグ・5月16日:ズウォーレ公演*5月17日:ドルトムント公演 ←※プロショット(2曲)・5月19日ー26日(7公演)*5月29日:ハマースミス公演 ←★本作★・5月30日+6月1日(2公演)「北米」レッグ・8月1日+2日(2公演)*8月3日『NEW HAVEN 1990(映像)』・8月4日ー20日(12公演)*8月21日+22日『WILD NIGHTS(ニューヨーク)』・8月24日:デトロイト公演*8月28日『LOCK UP THE GEEZER(ミネアポリス)』・9月1日ー30日(19公演)*10月2日『ATLANTA 1990(FM)』・10月4日ー7日(3公演)激レアな欧州レッグを超クリア・サウンドでフル体験これが1990年のDIO。錚々たる名作群が並んでおりますが、ほとんどが後半の「北米」レッグから生まれている。「欧州」レッグはドルトムント公演のプロショット2曲程度で、フルショウ体験のライヴアルバムはほとんどありませんでした。そんな録音の秘境を切り拓くのが本作なのです。もちろん、単に貴重なだけではなくサウンドも絶品。何よりも素晴らしいのは、ウルトラ・クリアな透明感。ホール鳴りも吸い込んだオーディエンスらしいタイプなのですが、とにかく空気感が透き通っていて、細部の微細部までクッキリはっきり。そのド真ん中を貫く芯もオンで力強い。音色的にサウンドボードと間違えるタイプでこそない一方、下手なサウンドボードよりよっぽど鮮やかさで美しいのです。演奏もセットも美味しすぎるLOCK UP THE WOLVES時代 そんなクリア・サウンドで描かれるのは、激レア曲の猛ラッシュとなる“LOCK UP THE WOLVES Tour”の全貌。現在、この時期の定番と言ったらサウンドボード名盤『ATLANTA 1990: WESTWOOD ONE BROADCAST(Shades 1595)』になるわけですが、あれは放送枠に沿った不完全盤。それに対し、本作は約94分のフルショウを完全収録しているのです。ここで、比較しながらセットを整理しておきましょう。ロック・アップ・ザ・ウルブス・Wild One/Born On The Sun(★)/Lock Up The Wolves/Why Are They Watching Me(★)/Hey Angel(★)クラシックス・ホーリィ・ダイヴァー:Stand Up And Shout/Don't Talk To Strangers/Rainbow In The Dark(ニコ・マクブレイン共演)/Holy Diver ・ラスト・イン・ライン:The Last In Line/Egypt (The Chains Are On)/We Rock ・その他:Children Of The Sea/RAINBOWメドレー[Man On The Silver Mountain/Tarot Woman/Stargazer/Long Live Rock 'N' Roll]/Heaven And Hell ※注:「★」印はサウンドボード名盤『ATLANTA 1990: WESTWOOD ONE BROADCAST』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。オープニングの「Wild One」を始め、このツアーでしか演奏されなかった『LOCK UP THE WOLVES』が5曲もてんこ盛り。DIOらしいドラマティズムを湛えながらもヘヴィネスな「Born On The Sun」や、疾駆しながらもグーヴィな「Why Are They Watching Me」など、見逃されがちな名曲群がライヴの躍動感で爆上げされています。そして、クラシックスもいつもとは違う。さすがにこのツアーだけの限定曲はありませんが、アレンジは独自。特に序盤に披露されるRAINBOWメドレーは絶品で、「Man On The Silver Mountain」を起点にレアな「Tarot Woman」や「Stargazer」、さらにはヤンスのソロまで盛り込みながらグイグイと引っ張っていくのです。また、この日だけのスペシャルなのがゲスト。セット終盤になってIRON MAIDENのニコ・マクブレインが登場。特別編成で「Rainbow In The Dark」を披露しています。ゲストの中でもドラマーは違いが分かりにくいかと思いきや、ニコは不慣れ感もありつつ独得なフィルを連発。個性の強さを改めて思い知らされます。マニア筋では「歴代No.1の演奏力」とも言われていた『LOCK UP THE WOLVES』時代。その中でも特に貴重な「欧州」レッグをフル体験できる文化遺産アルバムです。「1990年5月29日ハマースミス・オデオン公演」の超クリア・オーディエンス録音。とにかく空気感が透き通っていて、細部の微細部までクッキリはっきり。そのド真ん中を貫く芯もオンで力強い名録音です。ローワン・ロバートソンやヤンス・ヨハンソン、テディ・クックといった達人が揃い、セットも激レアな『LOCK UP THE WOLVES』ナンバーがたっぷり。さらにはニコ・マクブレインのゲスト参加まで美味しいフルショウを現場体験できる文化遺産アルバムです。Live at Hammersmith Odeon, London, UK 29th May 1990 TRULY PERFECT SOUND Disc 1(50:48) 1. Introduction 2. Wild One 3. Children Of The Sea 4. Man On The Silver Mountain 5. Tarot Woman 6. Keyboards Solo 7. Stargazer 8. Long Live Rock'N'Roll 9. Born On The Sun 10. Stand Up And Shout 11. Lock Up The Wolves 12. Why Are They Watching Me 13. Guitar Solo 14. Why Are They Watching Me (reprise) Disc 2(43:07) 1. Band Introduction 2. Don't Talk To Strangers 3. Hey Angel 4. The Last In Line 5. Heaven And Hell/The Last In Line (reprise) 6. Rainbow In The Dark (with Nicko McBrain) 7. Egypt (The Chains Are On) 8. Holy Diver 9. We Rock Ronnie James Dio - Vocal Rowan Robertson - Guitar Teddy Cook - Bass Simon Wright - Drums Jens Johansson - Keyboards





























