日本洋楽史でも最大の悲劇として知られる「1978年の札幌」公演。歴史的な事件ナイトをフル体験できる伝説録音がブラッシュアップ。新たに組み上げた最高峰更新盤が登場です。その“事件の夜”とは、もちろん「1978年1月27日:札幌公演」。この日が通常のコンサートとはまったく異なることは、RAINBOW史に通じるファンならご存知でしょう。約5,000人が詰めかけた会場で、開演と同時にステージ前方へ殺到した観客の将棋倒しにより、1人の女子大生が帰らぬ人となった。本作は、その一部始終を永久保存した完全オーディエンス録音なのです。この日の録音は現在3種が知られており、これまで数々の既発群を生み出しても来ました。本作は、その3種の録音をフル活用して制作された1本のフル・ライヴアルバム。その内容をご説明するためにも、まずはソースとなった音源事情から振り返っておきましょう。悲劇の現場を記録した3録音RECORDER 1:伝統の最高峰録音 本作のメイン音源。『MISCONDUCT』『COLD WINTER』『FREEZING BLOW』など、数々の名作群でも主役を張ってきた伝統の名録音で、派手さはないが終始安定していてバランスも良く、総合的にベスト。RECORDER 2:補填用のサブ録音 若干遠目で中域寄りでクセのある録音。本作では「16th Century Greensleeves」「Long Live Rock ’n’ Roll」の補填のみ使用。RECORDER 3:背筋が凍る現場感の伝説録音 本作の補填パートの大半を占める音源。伝統作『AN ACT OF GOD』や『COLD WINTER(の一部)』としても知られてきた録音で、周囲の声が入っているが、アンコールパートの唯一記録でもある。悲劇の現場だけに、周囲の会話声もドキュメント。元マスターから新たに組み直された最高峰盤 前回盤『FREEZING BLOW』のDisc 1-2もこの「RECORDER 1」を主軸としていましたが、本作は元マスターに立ち返って「GRAF ZEPPELIN」が全面的にリビルドしたもの。実際、音の違いは明らか。例えば、前回盤は定位が右に寄っており、さらに高域・低域が削られた薄い音像が弱点でした。本作では厳密な位相補正で定位がビシッとセンターに収まり、帯域も本来の姿を取り戻したことで厚みと音圧のあるパワフルなサウンドに変貌。テープ由来のヨレも丁寧に補正されています。その一方でヒスノイズはやや増える傾向にありますが、これは従来(演奏音と共に)削られていた要素が本来の姿に戻った結果。音の味わいとしてはむしろナチュラルで、サウンドの骨格が太くなりました。この最高音質の「RECORDER 1」を最大限に活用し、欠落やテープチェンジ等で埋められないパートを「RECORDER 3」で補填。どちらでも対応できない「16th Century Greensleeves」と「Long Live Rock ’n’ Roll」の一部のみ「RECORDER 2」を使用するという、音質を第一に考えた構成です。特にアンコールは唯一の記録である「RECORDER 3」が丸ごと受け持っています。演奏も混乱もドキュメント――歴史的一夜の全記録 そんなナチュラル系最高峰サウンドで描かれるのは、日本のロック・コンサート史を永遠に変えてしまった一夜。ただし、事故だけが独り歩きする中で、実は演奏面でも充実の名演でもありました。ロニー・ジェイムス・ディオの歌声はこの日も絶好調で、「Kill The King」から信じられないほど伸びやかなヴォーカルを響かせる。リッチー・ブラックモアは「Mistreated」のイントロから魔術的なフレーズを炸裂させ、中間部のソロはこの来日中でも出色の仕上がり。曲順もいつもと異なり、「16th Century Greensleeves」に続いて「Long Live Rock ’n’ Roll」が披露されます。そして「Man On The Silver Mountain」の途中、事態の深刻さを受けて運営スタッフが日本語でアナウンス。「こういう騒ぎになったらショウを続けることは出来ません」「リッチーはこういう騒ぎを好んでおりません」と観客に呼びかける真摯な声が克明に記録されている。流れが途切れた後、リッチーがバッハをモチーフにしたクラシカルなプレイで場の空気を鎮め、そこから17分に及ぶ「Catch The Rainbow」へ。さらに「Starstruck」「Night People」「Man On The Silver Mountain」リプライズと続く一大組曲は、前半の混乱を挽回せんとするバンドの気迫が伝わってくる。ライヴ後半の充実度は極めて高く、「Still I’m Sad」でのコージー・パウエルのドラムソロも素晴らしい迫力です。本編終了後、かなり長いアンコール・ブレイクを挟んで(恐らくアンコールを行うか否かギリギリの判断だったのでしょう)、リッチーがシリアスなギターイントロで場を静め、「Do You Close Your Eyes」がワイルドに爆発してショウを締めくくる。この一連の流れを、3種録音の組み合わせでアンコールまで完全に辿れるのが本作なのです。英国HRの極みとも言うべき大充実のアンサンブルが轟きつつ、あまりにも凄惨な現場ともなってしまった事件ナイト。その一部始終を真空パックしたライヴアルバムです。伝説の3種録音をフル活用し、「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングで組み直された最高峰更新盤。虹色の歴史に残された黒い夜。日本の洋楽コンサート史に黒い刻印を残した「1978年1月27日:札幌公演」の伝説オーディエンス録音。「GRAF ZEPPELIN」が元マスターから全面リビルドした最高峰更新盤で、3収録音をフル活用した完全ライヴアルバム。厚みとパワーのある生まれ変わりサウンドで、演奏も混乱も含めた歴史的一夜の全貌を体験できるRAINBOW史の超重要ライヴアルバムです。Live at Nakajima Sports Center, Sapporo, Japan 27th January 1978 Disc 1 (46:03) 1. Over The Rainbow 2. Kill The King 3. Mistreated 4. 16th Century Greensleeves 5. Long Live Rock ’n’ Roll 6. Lazy 7. Man On The Silver Mountain 8. Blues 9. Announcement Disc 2 (59:23) 1. Catch The Rainbow 2. Starstruck/Night People/Man On The Silver Mountain 3. Keyboard Intro. 4. Still I’m Sad 5. Beethoven 9th 6. David Stone Solo 7. Cozy Powell Solo feat. 1812 Overture 8. Still I’m Sad (Reprise) 9. Encore 10. Guitar Intro. 11. Do You Close Your Eyes 12. Over The Rainbow Ritchie Blackmore - Guitar Ronnie James Dio - Vocal Cozy Powell - Drums Bob Daisley - Bass David Stone - Keyboards





























