フィル・コリンズを迎え、衝撃のデビューを飾った1976年のBRAND X。その初期衝動が燃え上がる現場を実体験できる極上ライヴアルバムが2タイトル同時リリース決定です。本作は、そんな2連作同時リリースの前編。「1976年7月30日マーキー・クラブ公演」の極上オーディエンス録音です。1976年と言えば、フィルが『A TRICK OF THE TAIL』でフロントマンとしての才能を開花させたわけですが、同時にBRAND Xでは達人ドラマーとしての凄みを叩きつけていました。まずは、そんな当時の活動概要をスケジュールで俯瞰し、本作のポジションに迫ってみましょう。《2月:GENESIS『A TRICK OF THE TAIL』発売》・2月20日:ロンドン公演*2月26日『LIVE 1976(BBCセッション)』《6月18日『UNORTHODOX BEHAVIOUR』発売》*7月15日『LIVE 1976(BBCセッション)』*7月30日:ロンドン公演 ←★ココ・8月2日:ジョンピール・セッション*8月29日『READING FESTIVAL 1976』・9月2日:ロンドン公演 ←※公式LIVESTOCK・11月12日~20日:英国(3公演)12月17日:GENESIS『WIND & WUTHERING』発売 マーキー・クラブの密室感が生む極太サウンド これが1976年のBRAND X。分かりやすくするため、大規模な“A TRICK OF THE TAIL Tour”は省略してGENESISはアルバムの発売日のみ記しました。BRAND Xは10回ほどのライヴだけであり、本作のマーキー・クラブ公演はその中でも初期のショウケース的なギグ。名作『LIVE 1976』と同時リリースとなる『READING FESTIVAL 1976』の合間を繋ぐライヴアルバムでもあります。そんなショウを伝える本作は、極上サウンドと長尺ぶりが美味しい。まずサウンドですが、これがもう素晴らしいの何の。とにかく極太で間近。何しろ、現場は狭くて密着感たっぷりの“マーキークラブ”。ホール鳴りも吸い込んではいるのですが、バンドとの距離が物理的に近く、エコー感でエッジが丸くなる前に極太な芯もディテールも耳元に飛び込んでくる。実際、音色以外にオーディエンスっぽさはまるでなく、聴き応えは丸っきりFM放送級。軽くなりがちなタムまで重量感を感じるほどです。レディングを遙かに凌ぐ激レア曲たっぷりのフルセット そんな極上級の密室サウンドに加え、本作の強力なポイントなのが長尺のフルセット。ここで当店コレクションの『READING FESTIVAL 1976』や『LIVE 1976』と比較しながら整理しておきましょう。異常行為(4曲)・Running on Three/Born Ugly(★)/Nuclear Burn/Smacks of Euphoric Hysteria(★★)その他(2曲+3曲)・モロッカン・ロール:Why Should I Lend You Mine (When You’ve Broken Yours Off Already).../Malaga Virgen・その他:Ancient Mysteries(★)/Kugelblitz/Tunisian Faces(★★)※注:「★」印は同時リリースの『READING FESTIVAL 1976』で聴けない曲。特に「★★」印は名作『LIVE 1976』にもなかった曲。……と、このようになっています。フェス用ショート・セットの『READING FESTIVAL 1976』やBBC放送の『LIVE 1976』とは違い、90分を超える堂々のフルセット。発売したばかりの『UNORTHODOX BEHAVIOUR』ナンバーだけでなく、次作『MOROCCAN ROLL』や1997年の発掘盤『MISSING PERIOD』で日の目を見る貴重曲もたっぷり。「Tunisian Faces」に至っては、この日にしか記録がない究極の激レア曲なのです。希代の名ドラマーが全力で立ち向かったバンド『A TRICK OF THE TAIL』を契機にフロントマンとして覚醒し、世界のポップ・スターへと登り詰めていったフィル・コリンズ。その姿がまったく感じられない超絶ジャズロック・アルバムです。彼がいかに傑出したドラマーであったのか、それを『UNORTHODOX BEHAVIOUR』以上の生演奏で叩きつけてくる。希代の名ドラマーが全力で立ち向かわねばならないほど凄まじいバンドだったBRAND X。その真価をマーキー・クラブの密室で体感できるフルセット。「1976年7月30日マーキー・クラブ公演」の極上オーディエンス録音。フィル・コリンズ在籍時代、90分超のフルセットを密室の極太サウンドで体感できる貴重作。BBCセッションやレディング・フェスになかった「Tunisian Faces」「Born Ugly」等レア曲もたっぷり。同時リリースの『READING FESTIVAL 1976』と併せてお楽しみ頂きたい新名盤です。Marquee Club, London, UK 30th July 1976 Disc 1(50:52) 01. Running on Three 02. Ancient Mysteries 03. Kugelblitz 04. Why Should I Lend You Mine (When You’ve Broken Yours Off Already)... 05. Born Ugly 7:55 Disc 2(40:42) 01. Malaga Virgen 02. Tunisian Faces 8:56 03. Band Introductions 04. Nuclear Burn 9:30 05. Smacks of Euphoric Hysteria





























