オフィシャル作品群にも匹敵すると讃えられる、NIRVANA音源史の伝説レアトラック・シリーズ"OUTCESTICIDE"。今回は、これまで一切世に出ていなかった"トリオ最後のショウ"の完全初登場サウンドボード・マスターを核に、最初期のホーム・デモや最晩年の弾き語りまでを一枚に凝縮。全20トラック・約71分の秘宝集です。「OUTCESTICIDE」とは、NIRVANAが1992年に発表した公式レア・トラック集『INCESTICIDE』と「未発表音源=Outtakes」を掛け合わせて生まれた造語。90年代"Blue Moon Records"が『OUTCESTICIDE: In Memory of Kurt Cobain』と題したレア・トラック集をシリーズで送り出し、「最も有名で最も人気の高いブートレッグ」として君臨しました。あまりの人気ゆえにコピー盤やフェイク続編も無数に湧き、まさにNIRVANA音源の代名詞となった伝説シリーズです。その発掘魂は現代も受け継がれており、近年でも『OUTCESTICIDE 2022』や『OUTCESTICIDE 2022: Resurrection』といった新作が公開、大好評を博してきました。本作『OUTCESTICIDE 2026』は、そんな伝統の看板を掲げた最新章なのです。そんな本作には多種多様な音源がおおよそ時系列に集成されています。ざっくり6セクションに大別できますので、それぞれ個別にご紹介していきましょう。1987–1990:カート・コバーンのホーム・デモ(5テイク 幕開けは、1987〜1990年頃にカートが自宅の4トラックで録りためたデモ群。「Polly」の別ミックスや「About a Girl」、「Verse Chorus Verse」、「Pennyroyal Tea」と、後の名曲の原石を捉えた親密きわまる音源が並びます。白眉は「Unknown #6(aka Escalator to Hell)」のロング・ヴァージョン。カートが1985年の"Fecal Matter"デモの断片を作り替えた曲で、LED ZEPPELIN「天国への階段」に“逆再生すると悪魔のメッセージが潜む”という有名なバックマスキング伝説を下敷きにしたもの。逆から再生すると「She's selling the escalator to Hell!(地獄行きのエスカレーター、売ります!)」と聞こえるらしく、若き日のカートの悪戯心がほとばしる怪作です。LOVE BUZZセッションの別テイク(1テイク)続くは、NIRVANAの記念すべきデビュー・シングル『Love Buzz』の録音セッション。B面曲「Big Cheese」の別テイクです。1988年6月にエンジニアのジャック・エンディノとレシプロカル・レコーディングで録音された、ドラムはまだチャド・チャニング……というNIRVANA最初期の一発。荒削りな衝動がそのまま刻まれています。NEVERMINDセッションのアウトテイク(3テイク)時代を変えた大名盤『NEVERMIND』の制作セッションからは3テイクを収録。「Old Age」と「Verse Chorus Verse」は仮歌バージョンで、「Lounge Act」は別テイクです。耳馴染んだヴォーカルとは異なる仮歌は名曲の別の表情として楽しめるだけでなく、未完成感があるからこそ名盤が固まっていく過程に居合わせる醍醐味がある。なお「Old Age」はNIRVANAとして完成されることはありませんでしたが、後にコートニー・ラヴへ譲られ、HOLEのシングル『Beautiful Son』のB面曲として日の目を見ました。"サタデー・ナイト・ライヴ"出演リハーサル(3トラック)次なるセクションは、1992年1月11日に出演した人気TV番組“サタデー・ナイト・ライヴ”のリハーサル音源。この番組は『NEVERMIND』が全米を席巻する渦中でスターダムを決定づけた歴史的な出演でもありました。マネジメントは「Come As You Are」をリクエストしたそうですが、彼らはこれを拒否して「Territorial Pissings」を叩きつけた。本作に収録されているのは、そんな本番に向けたリハーサルで、「Smells Like Teen Spirit」「Jam」「Territorial Pissings」の3トラックを演奏している。オーディエンス的なマイク録音で、旬のバンドを目の当たりにして盛り上がるスタジオの雰囲気も味わえます。トリオ最後の完全未流通サウンドボード・ライヴ(6トラック)そして、本作最大の目玉がこのセクション。「1993年4月9日カウ・パレス公演」のサウンドボード録音です。この日はボスニア紛争下で性被害に遭った女性たちを支援するチャリティ・コンサート“Bosnian Rape Victim Benefit”で、これがトリオ編成(カート・コバーン/クリス・ノヴォセリック/デイヴ・グロール)による最後のショウ。次のステージは約3ヶ月後のニューヨーク公演で、そこではジョン・ダンカンやロリ・ゴールドストンが加わるため、3人だけのNIRVANAとしては、これが最後の晩となったのです。また、この日は「Frances Farmer Will Have Her Revenge On Seattle」「Serve The Servants」がライヴ初披露、そして「Negative Creep」「Been A Son」「Love Buzz」がカートの生涯最後の演奏でもあった。文字どおり、時代のターニング・ポイントだったわけです。しかも、この長尺版サウンドボードは完全初登場。これまで本公演のSBD音源といえば、あの『OUTCESTICIDE 2022』に収録された約3分半の「Serve The Servants」1曲のみでした。本作はそこから大きく飛躍し、「Rape Me」「Blew」「Frances Farmer〜」「Heart-Shaped Box」「Negative Creep」も登場。全6曲が楽しめます。もちろん、これでもフルショウにはほど遠いわけですが、それでも33年を経たサウンドボードの新発掘は画期的です。1993–1994:ホーム&リハーサル・デモ(2テイク)ラストを飾るのは、カート最晩年のホーム/リハーサル・デモ2曲。「E. Coli」はドキュメンタリー『MONTAGE OF HECK』で世に出たもので、9分近くにも及ぶ咆哮のような1曲。そして「Do Re Mi」は、1994年初頭にカートが自宅で録音したアコースティック・デモ。この曲はカートが遺した最後期の作品のひとつで、「Dough, Ray and Me」や「Me and my IV」とも呼ばれたものです。以上の全20トラック・約71分に及ぶ秘宝集。トリオ最後の夜を刻んだ未流通サウンドボードを核に、最初期のホーム・デモから最晩年の弾き語りまで……これまでCD化されたことのなかったテイクをベスト・クオリティで永久保存した1枚です。伝説シリーズの名にふさわしい、裏歴史の文化遺産アルバム。伝説のレアトラック・シリーズ「OUTCESTICIDE」最新弾。トリオ編成最後のショウ「1993年4月9日カウ・パレス公演」の初登場サウンドボードを核として、最初期/晩年のホーム・デモや「Love Buzz」セッションの別テイク、『NEVERMIND』アウトテイク、“Saturday Night Live”リハーサルなど、全20トラック・約71分に及ぶ秘宝集です。(71:42) -- 1987-1990 Kurdt Cobain Solo Home Demos 01. Polly (Alternate Mix) (1987-1988 Solo Home Demo) 02. About a Girl 03. Unknown #6 (aka Escalator to Hell) (Long Version) 04. Verse Chorus Verse 05. Pennyroyal Tea -- Alternate Take for the Love Buzz Studio Session 06. Big Cheese (Alternate Take) -- Outtakes from the Nevermind session 07. Old Age (with Scratch Vocal) 08. Verse Chorus Verse (with Scratch Vocal) 09. Lounge Act (Alternate Take)-- Rehearsals for the Saturday Night Live appearance 10. Smells Like Teen Spirit 11. Jam 12. Territorial Pissings -- Last show as a trio, incomplete soundboard recording, 1993-04-09 13. Rape Me 14. Blew 15. Frances Farmer Will Have Her Revenge On Seattle 16. Serve the Servants 17. Heart-Shaped Box 18. Negative Creepshi -- 1993-1994 Home and Rehearsal Demos 19. E. Coli 20. Do Re Mi





























