『HASTEN DOWN THE WIND』をヒットさせ、70年代の全盛期にあった1976年のリンダ・ロンシュタット。その輝く姿を超極上のマルチカメラ・プロショットで描くDVDがリリース決定です。本作が撮影されたのは「1976年11月16日オッフェンバッハ公演」。西ドイツの名物番組“ROCKPALAST”に出演した際の極上プロショットです。1976年と言えば、『HASTEN DOWN THE WIND』に次いで『GREATEST HITS』も大ヒットした年。まずは、そのスケジュールの中でもショウのポジションをイメージしてみましょう。 《8月『HASTEN DOWN THE WIND』発売》・7月14日-9月16日:北米・11月3日:ユニバーサルシティ公演・11月10日-24日:欧州 ←★ココ★《12月『GREATEST HITS』発売》・11月29日-12月19日:北米 これが1976年の流れ。当時の記録にはあやふやな点もあるので公演数など厳密ではありませんが、おおよその流れはご理解いただけると思います。ご覧のように、本作のオッフェンバッハ公演は“HASTEN DOWN THE WIND TOUR”の最終盤でもあり、同時に『GREATEST HITS』発売直前。ヨーロッパ・ツアーでも初期にあたるショウでした。そんな本作は、極めて素晴らしいプロショット。大定番番組とは言え、70年代はピンキリなものですが、本作はピンの方。それも飛びっきりのヤツなのです。当然、撮影はアナログになるわけですが、その映像美はデジタル全盛の現代の眼にもビビッド。マスター鮮度がズバ抜けており、ダビング痕も経年劣化も感じられず、発色もナチュラルでありながら鮮やか。それこそ大元マスターから一切のアナログ行程なしにデジタル化されたんじゃないか……それほどまでに瑞々しく、当時そのものの光景を保存しているのです。まさしく永久保存すべき文化遺産級映像なのです。その映像美で描かれるショウは、輝くリンダの全盛期。セットはズバリ、『HASTEN DOWN THE WIND』+『GREATEST HITS』。この番組は2枚のリリース間に行われたのですが、『HASTEN DOWN THE WIND』の12曲中8曲、『GREATEST HITS』の12曲中9曲がセレクトされている。もちろん、そのほとんどがチャート沸かせたヒット曲でもあり、1976年に望みうる最高の曲がたっぷりと披露される。文字通りの「動くベスト盤」「目で観るグレイテスト・ヒッツ」なのです。そして、そんな名曲群を歌うリンダが美しい! 当時の彼女はまだ30歳になったばかり。大胆な白のオフショルダーから露出する肌は真珠のように滑らかで、輝く健康美が眩しい。それ以上なのが、もちろん歌声。若々しくも青臭さはなく、声量もたっぷりとしていて響きはどこまでも艶やか。優しく囁いても、大らかに歌い上げても、可憐でありつつ同時に凛としている。当時は商業的にも恵まれていましたが、シンガーとしても全盛だったのがよく分かるのです。リンダ最大のヒットとなった『GREATEST HITS』の映像版、生演奏版と言っても過言ではないプロショットです。この時期のサウンドボードは数あれど、ここまでハイクオリティに完全収録した映像は他にない。まさに極めつけとなる文化遺産級の大傑作。 Live at Stadthalle, Offenbach, Germany 16th November 1976 PRO-SHOT 1. Lose Again 2. That'll Be The Day 3. Love Has No Pride 4. Silver Threads And Golden Needles 5. Willin' 6. Guess It Doesn't Matter Anymore 7. When Will I Be Loved 8. Crazy 9. The Tattler 10. Lo Siento Mi Vida 11. Love Is A Rose 12. Hasten Down The Wind 13. Tracks Of My Tears 14. Down So Low 15. Someone To Lay Down Beside Me 16. You're No Good 17. Heat Wave 18. Heart Like A Wheel 19. Desperado Linda Ronstadt - Vocals Dan Dugmore - Guitar, Pedal Steel Guitar Waddy Wachtel - Guitar, Vocals Kenny Edwards - Bass, Guitar, Banjo, Mandolin, Harmonica, Vocals Andrew Gold - Keyboards, Guitars, Vocals Brock Walsh - Keyboards Michael Botts - Drums, Percussions PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 76 min.