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Band,The ザ・バンド/CA,USA 1976 Complete Video Monitor Edition

ザ・バンド最後のライブというだけでなく、1970年代のロックにとって一つの節目とも言えたコンサート「THE LAST WALTZ」」はマーティン・スコセッシによって撮影され、現代まで語り継がれる名作ロックムービーとなっています。しかし多くのゲスト出演によって長時間に及んだコンサート・イベントを120分の映像作品にまとめてしまった以上、端からイベントの完全収録は望めません。やはりこの日の演奏をもっと聴いてみたい、見てみたいと思う声が起こるのは当然のことで、そんなマニアの溜飲を下げたのが映画とは別に記録された映像の存在だったのではないでしょうか。これは当日の会場であったサンフランシスコのウインターランドに設置されていたビデオカメラで撮影された白黒映像です。恐らくは会場のロビーや楽屋などで流すことを目的としたものだと推測されますが、映像自体はカメラ一台のみでの収録でした。よって映像の状態としては「撮影が安定したオーディエンスショット映像」といった趣がありますが、一方で音声の方はモノラルながらもしっかりサウンドボード録音で収録されています。その映像が徐々に流出し、先の録音状態がものを言って最初に音声が「THE COMPLETE LAST WALTZ」という形でCD化されました。その後は映像本体が「THE LOST WALTZ」というDVDで日の目を見ています。それらの登場によって遂に歴史的なイベント全体を鳥瞰出来るようになったのはよかったのですが、どちらもそれぞれに欠損個所があり、中でも映像の方は「Jam 1」の途中でダビングを止めるという形で故意に不完全な状態となっていたものでした。それにこれはどちらにも言えたことではありますが、ダビングを重ねたが故の劣化が多少なりともあり、その貴重な内容とは裏腹に、はっきり「見辛い」あるいは「聴き辛い」存在であったと言えるでしょう。しかしそんな貴重映像のハードルの高さを、おなじみ「Wolfgang's Vault」が下げてくれたのです!そのサイトで「THE LAST WALTZ」の白黒ビデオ映像は以前から観賞することが出来ました。しかし過去のアイテムによる評判が引きずっていたのでしょう、マニアの間でそれほど話題になりませんでした。そんな映像が今回リリースされるきっかけとなったのは、大好評をいただいておりますDVD「ASBURY PARK 1976」だったのです。つまり「同じサイトで公開されているこの映像もDVD化してもらいたい」との声に応え、遂にリリースが実現します。今回の映像ですが、まず驚かされるのは画質の圧倒的なアッパーぶりでしょう。「THE LOST WALTZ」はダビングの繰り返しによるあからさまな劣化、それによって元々が距離感のある映像の輪郭がぼやけてしまい、先にも言ったような見辛い状態が大きな欠点となっていました。しかし「Wolfgang’s Vault」のバージョンはマスター・クオリティの状態をまざまざと見せつけてくれるシャープでクリアーな画質へと生まれ変わりました。以前のタイトルをお持ちの方でしたらば、この画質の違いだけでも絶対に驚かされるはず。それに音質がまたクリアーで、過去の「THE COMPLETE LAST WALTZ」で耳障りだったダビングの劣化で生じた曲間のノイズがまったく入りません。とはいえモノラル録音、マルチトラック録音ではありませんから、特にイベントの前半ではミキシング・バランスの悪さは否めないものです。しかしそんなバランスもどんどん解消され、しかもクリアーになってゆくのです。「THE COMPLETE~」でもこのレベルの映像から音声が収録されていたならば、ずっと高い評価を得たことでしょう。それに画質が俄然シャープになったことで、ステージの様子も格段にリアルに伝わってくるようになりました。リチャード・マニュエルとピアノの間には大きな物影があり、それが彼の姿を遮断しかねないほどなのですが、その影こそが「LAST WALTZ」映画撮影班の一員とムービー・カメラだったのです。それに映画やアルバムでは絶対に収録不可能(というかカット対象となる)曲間でもそのまま撮影が続けられていますので、特にゲストが登場したり入れ替わる際の間延びした場面などはそれらで窺い知れなかったコンサート当日の生々しさが伝わってきます。またエリック・クラプトンの「All Our Past Times」やディランのセットの前半6割ななど、映画に収録されなかった楽曲が映像で見られる価値の高さには計り知れないものがあります。例えばディランの場合は彼が映画の撮影班に対し後半だけの収録を許可し、自身のステージ全体の撮影を拒否したエピソードは有名でしょう。その理由によって彼のセット前半部分は映画映像が存在しません。その代わりにこの白黒ビデオ映像が前半の様子を後世に残してくれました。しかもそこでのディランは意外なほどノリノリ(笑)で、前半はこんなに激しく演奏していたのかと驚かされること請け合いです。その映画やアルバムの大きな欠点として、採用した演奏のほとんどに編集やオーバーダビングを加えていたということが挙げられます。この映像を見聞きすれば解るように、自身のレパートリーだけでなく多岐にわたるゲストの演奏までカバーしなければならなかったザ・バンドの演奏ぶりははっきりとムラがありました。そこでリック・ダンコのベースを中心とし、さらにホーンセクションなどが後でオーバーダビングされています。それどころかゲストの演奏もかなりハサミが入れられてしまい、例えばクラプトンの「Further on up the Road」では終盤に彼が弾いたギター・ソロが切り落とされ、演奏が短縮されてしまいました。そのクラプトンのステージは映画でも有名な場面ではありましたが、こうしてナマな状態の映像を見せられると、当日のコンサートにおいて最も盛り上がった場面の一つであり、彼の出番が終わるとカメラがウインターランドの客席を捉えてみせた(白黒映像の中でカメラが客席を向くのはこの時だけ)ことがその盛り上がりを物語っています。ザ・バンド、特にロビー・ロバートソンはこのイベント・タイトルと同じ名前の新曲を当日の為に用意しますが、組曲構成が災いしてその演奏がリハーサル不足なのは否めず、せっかくのイベント・ソングが映画にもアルバムにも採用されないという結果となってしまいました。その「Last Waltz Suite」の場面も今回の映像で見やすく、さらに聴きやすくもなった点がまたマニア注目のポイントでしょう。せっかくこの日の為の新曲として始めたのに、ロビーが歌うパートになった途端に演奏がヨレヨレになってしまったのが何とも悲しい展開でした。この場面や演奏が今後もオフィシャル・リリースされるとは思えませんので、是非この映像でその場面をお楽しみください。そしてお開きとなるかに思えた一大イベントもですが、ロビーの音頭によってアンコール・ジャムへと雪崩れ込みます。「Jam #1」は「THE LOST WALTZ」で故意にダビングが止められて終わりましたが、もちろん今回は完全収録、初めてその全貌が明らかとなっています。こちらのジャムではクラプトンの存在感が目立ち、彼のギター・プレイがよく聴こえる点は彼のファンなら要注目でしょう。さらに「Jam #2」の白黒映像バージョンが今回初登場、オフィシャルDVDのおまけで見られたアウトテイク映像の倍の長さで続いたジャムを完全に見られるから驚きです。最後は映画の冒頭に使われていた「Don't Do It」、これも白黒バージョンが初登場、しかも短縮編集やオーバーダビングのない、ありのままの演奏が見聞きできるようになりました。もちろんニール・ヤングやヴァン・モリソンのオフィシャル未収録演奏も見られますし、こうして今までコア・マニアのみに親しまれていた歴史的イベントの様子を完全に捉えた超貴重映像、その画質が俄然見やすくなってのリリースとなります。 Live at Winterland Ballroom, San Francisco, California, USA 25th November 1976 PRO-SHOT Disc 1 (115:16) 1. Introduction 2. Up On Cripple Creek 3. The Shape I'm In 4. It Makes No Difference 5. Life Is A Carnival 6. This Wheel's On Fire 7. The W.S. Walcott Medicine Show 8. Georgia On My Mind 9. Ophelia 10. King Harvest (Has Surely Come) 11. The Night They Drove Old Dixie Down 12. Stage Fright 13. Rag Mama Rag 14. Who Do You Love (with Ronnie Hawkins) 15. Such A Night (with Dr. John) 16. Down South In New Orleans (with Dr. John) 17. Mystery Train (with Paul Butterfield) 18. Caledonia (with Muddy Waters) 19. Mannish Boy (with Muddy Waters) 20. All Our Past Times (with Eric Clapton) 21. Further On Up The Road (with Eric Clapton) 22. Helpless (with Neil Young) 23. Four Strong Winds (with Neil Young) Disc 2(143:59) 1. Coyote (with Joni Mitchell) 2. Shadows And Light (with Joni Mitchell) 3. Furry Sings The Blues (with Joni Mitchell) 4. Dry Your Eyes (with Neil Diamond) 5. Tura Lura Lural (That's An Irish Lullaby) (with Van Morrison) 6. Caravan (with Van Morrison) 7. Acadian Driftwood (with Joni Mitchell & Neil Young) 8. Poetry Reading 9. The Genetic Method 10. Chest Fever 11. The Last Waltz Suite : Evangeline 12. The Weight 13. Baby Let Me Follow You Down (with Bob Dylan) 14. Hazel (with Bob Dylan) 15. I Don't Believe You (She Acts Like We Never Have Met) (with Bob Dylan) 16. Forever Young (with Bob Dylan) 17. Baby Let Me Follow You Down (Reprise) (with Bob Dylan) 18. I Shall Be Released (with Bob Dylan, Ringo Starr & Ron Wood) 19. Instrumental Jam #1 (The Band with friends) 20. Instrumental Jam #2 (The Band with friends) 21. Don't Do It 22. Outroduction PRO-SHOT B&W NTSC Approx. 259min.

Band,The ザ・バンド/CA,USA 1976 Complete Video Monitor Edition

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