1979年を象徴するTV番組プロショットもご用意しました。そんな本作に収められているのは、古くからの大定番“CHRISTMAS SPECIAL 1979”。その極上バージョンです。この番組が収録されたのは「1979年12月28日バーミンガム」でのこと。当時のケイトは伝説的ツアー“The Tour of Life”を終えてから半年が経ち、次作『NEVER FOR EVER』にも取りかかっている最中でした。この番組は彼女の生演奏パフォーマンスをフィーチュアしたものですが、いわゆるコンサートではなくスタジオ・ライヴ。BBCの局内スタジオでビデオ・クリップさながらに作り込んだ映像作品でもありました。それだけの傑作番組だけに、当時からオフィシャル作品『LIVE AT HAMMERSMITH ODEON』と並んで“1979年のケイト”を象徴してきた大定番映像。本作は、そんなオリジナル放送ではなく、30年後となる2009年にBBCチャンネル4で放映された再放送バージョン。しかも、当時ネットで流布されたダウンロード版でもなく、デジタルマスターからダイレクトにDVD化された極上バージョンなのです。その映像には、まさに完全オフィシャル級。マスターの経緯からも経年劣化やダビング痕がないのは当たり前。既発群には付きものだったチリチリとしたブレもなく、色つやも深い芯のマスター・クオリティがたっぷりと味わえるのです。そして、番組の内容がまた素晴らしい。トークなどの余計なものはなしにただひたすら名曲をケイトが歌っていくのですが、その世界観が圧倒的。ステージとは違って進行を気にする必要もない局内スタジオだけに衣装も小物も凝り放題で、練り込まれた視点のカメラ撮影による作品感は“The Tour of Life”さえも圧倒。曲によっては挿入映像もあり、ビデオ・クリップとミュージカルの中間のよう。希代の天才アーティストが創造する世界が凄まじいまでの完成度で爆発しているのです。そして、セットも美味しい。『THE KICK INSIDE』『LIONHEART』ナンバーはもちろんのこと、制作中の『NEVER FOR EVER』に収録されることになる「Violin」「The Wedding List」「Egypt」やアルバム未収録の「Ran Tan Waltz」「December Will Be Magic Again」も披露する。さらにスペシャルなのが、ピーター・ガブリエルとの共演。「Here Comes The Flood」ではピーターが独り弾き語るだけですが、ロイ・ハーパーの「Another Day」ではデュエット。後の「Don t Give Up」を思い起こさせる素晴らしいコラボレーションで魅せてくれるのです。伝説の“The Tour of Life”を終え、次の一歩を踏み出した1979年クリスマスのケイト・ブッシュ。そんな彼女の創作世界をステージ以上の完成度でたっぷり味わえる伝説のTV番組プロショットです。その伝説を40年間の時空をモノともしないマスター・クオリティで描く1枚。 Best Version of the Legendary TV show (UPGRADE)(43:45) 1. Violin 2. Satie's Gymnopedie No.1 3. Symphony In Blue 4. Them Heavy People 5. A Cappela Introduction 6. Here Comes The Flood(Peter Gabriel) 7. Ran Tan Waltz 8. December Will Be Magic Again 9. The Wedding List10. Another Day(with Peter Gabriel) 11. Egypt 12. Man With The Child In His Eyes 13. Don't Push Your Foot On The Heartbreak PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.44min.