本当に久しぶりにオアシス2001年のライブ音源がリリースされることを記念し2001年オアシスの貴重ライブ映像が登場です。この年の彼らの最初のライブ活動、それはブラジルのリオデジャネイロで行われていたフェス「ROCK IN RIO」への出演でした。この年の「ROCK IN RIO」フェスは8年ぶりのライブが実現したガンズ・アンド・ローゼズに話題が集中した感があり、一方オアシスはと言えば波乱含みだった「STANDING ON THE SHOULDER OF GIANTS」が終わり、これといった話題のないタイミングでの出演となってマスコミにもあまり取り上げられなかった感がありました。こうして一年を通して過度期だった2001年を象徴するような活動の幕開けだったのですが、そのステージの演奏内容はことのほか充実したものだったのです。それを証明してくれるのが本ギフト。「ROCK IN RIO」フェスはテレビ放送を伴うという慣例があり、おかげで彼らのステージもプロショット映像が残されることになりました。2001年ブラジルでのテレビ放送ですので、今の目で見るとウルトラクリアーとまでは言えないレベルな感は否めませんが、それでも現在YouTube上で見られるバージョンよりも確実に画質は上。セットリストは前年のツアーのパターンをダイジェストにしたような構成で、リアムがステージで着ている花柄のシャツも「Who Feels Love」のMVの時に着ていたそれを彷彿とさせるもの。一方ノエルはニール・ヤングのカバー「Hey Hey, My My」のカバーを歌うなど、あらゆる意味で「STANDING ON~」時代の名残を感じさせる、それでいて別の年代のステージという面白い時期だったと今でこそ再評価できるかと。それに何といってもこれが2001年の仕事始めだったということもあり、リアムの声の調子が抜群にいい。オープニングの「Go Let It Out」からして彼の声質がまだ2000年ツアーのそれに属していたことが解ります。おまけにプロショット&サウンドボードのおかげで彼のキレのいい歌がなおさら引き立つ。この日の「Live Forever」など、フジロック以上にいい感じでリアムが歌えており、もはや名演と呼んでいいほどではないでしょうか。そしてクロージングの「Rock 'n' Roll Star」がフェス当時の話題をさらっていたガンズのアクセル・ローズに捧げられて演奏されるというのが何とも象徴的な場面。正に2001年1月のオアシスを克明に捉えたライブ映像。 Rio De Janeiro, Brazil 14th January 2001 PRO-SHOT 01. Go Let It Out 02. Who Feels Love ? 03. Supersonic 04. Acquiesce 05. Gas Panic! 06. Wonderwall 07. Cigarettes & Alcohol 08. Don't Look Back In Anger 09. Live Forever 10. Hey Hey, My My 11. Champagne Supernova 12. Rock 'N' Roll Star Liam Gallagher - vocals, tambourine Noel Gallagher - guitar, vocals Gem Archer - guitar Andy Bell - bass Alan White - drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.74min.