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Metallica メタリカ/自宅・スタジオ・無観客映像集 2020年

21年ぶりのオーケストラ共演作『S&M2』も好評なMETALLICA。オケ共演と並ぶ「METALLICAの別モード」と言えば、アコースティック。そんなアンプラグド・ショウをフィーチュアした最新映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2020年11月14日サン・ラファエル」。彼ら自身のスタジオ“HQ”で行われたスタジオ・ライヴのマルチカメラ・プロショットです。このショウは、いわゆるコンサートではありません。現在の彼らは新型コロナ・パンデミックによってツアー活動は完全停止。2020年もいくつかのライヴは行っているものの、自宅や観客のいない野外、スタジオなどから配信するものばかりです。まずは、そんな数少ない2020年の活動概要も振り返っておきましょう。・8月10日:ソノマ(16曲)・8月12日:HQ(3曲)・11月14日:HQ(14曲)←★本作★・12月1日:FOUNDERS AWARD出演(1曲) これが2020年の活動。イベントに数曲を提供してもいますが、まとまった曲数を演奏したのは2回だけ。本作は、そのうちMETALLICA自身が立ち上げたチャリティ“ALL WITHIN MY HANDS”のためのパフォーマンスでした。本作はその中継プロショットを最高峰マスターからDVD化したものなのです。そのクオリティは……言わずもがなですね。天下のMETALLICAによる最新配信がショボかろうはずがなく、超極上&完全オフィシャル級です。それよりも本作の重要点は、パフォーマンスそのもの。観客のいない屋内ライヴではありますが、よくある味気ない局スタジオではなく、壁一面にモニターを設置。ライヴを観ているチケット購入者達のWeb映像が並んでいる。そして、曲間にはそうした観客(?)達と歓談しつつ、ショウを進めていくアットホームなプログレラムなのです。さらに、構成も個性的。大きく二部構成となっており、前半が「アコースティック・セット」で、後半は通常通りの「エレクトリック・セット」。ここでその内容も整理しておきましょう。アコースティック・クリフ時代:Creeping Death・ジェイソン時代:Blackened/ The Unforgiven/Nothing Else MattersTurn the Page(ボブ・シーガー)・それ以降:All Within My Hands/Now That We're Dead/When A Blind Man Cries(DEEP PURPLE)エレクトリック・クリフ時代:For Whom the Bell Tolls/Disposable Heroes/Master of Puppets ・ジェイソン時代:Enter Sandman/Wasting My Hate・その他:The House of the Rising Sun(トラディショナル・フォーク)……と、このようになっています。何と言っても最大の見どころはアコースティック。90年代から折に触れてアンプラグドも演奏してきたわけですが、本作はクオリティも完成度も貴重度もピカイチ。アコースティック版の「Blackened」「Now That We're Dead」は非常に貴重ですし、「Creeping Death」も以前とは大胆にアレンジを変更。マンドリン奏者やキーボーディストをゲストに迎えたアンサンブルも素晴らしく、さらに「All Within My Hands」にはジェイムズの息子キャスター・ヘットフィールドも参加するのです。一方のエレクトリックはいつも通り……ではない。もちろん、お馴染みの鉄板曲でイベントのフィナーレも演出するのですが、スペシャルな変化球もしっかりと盛り込んでいる。何しろ、一発目の「Disposable Heroes」から完全に別曲な大胆アレンジで驚かせますし、続く「The House of the Rising Sun」は本邦初公開となるトラッド・カバー。さらに9年ぶりとなる久々曲「Wasting My Hate」が飛び出す……。アコースティック篇にも負けない趣向が凝らされた超スペシャル・ギグなのです。思えば、90年代末の『S&M』時代にもアコースティックを頻繁に演奏していたMETALLICA。シンフォニーの続編が実現した2020年に、かつてない完成度でアンプラグド・ショウも披露したわけです。そう、本作は単にマルチカメラ・プロショットの傑作というだけでなく、『S&M2』と対になって「別モードのMETALLICA」を象徴するオフィシャル代わりの映像作品なのです。一巡した時代が生んだアンプラグドのMETALLICA「2020年11月14日サン・ラファエル」で行われたチャリティ・ショウ“ALL WITHIN MY HANDS”のマルチカメラ・プロショット。新型コロナ禍らしい配信スタジオ・ライヴで、ファンと歓談しながら前半=アコースティック/後半=エレクトリックの全14曲を披露していきます。貴重なアンプラグド版「Blackened」「Now That We're Dead」や大胆にアレンジされた「Creeping Death」「Disposable Heroes」、ジェイムズの息子キャスターも参加する「All Within My Hands」、初演の「The House of the Rising Sun」等々、見どころの嵐。オフィシャル代わりを務める「アンプラグドなMETALLICA」の最高傑作です。 “Helping Hands Concert & Auction” HQ, San Rafael, CA, USA 14th November 2020 PRO-SHOT ACOUSTIC SET 1. Intro 2. Blackened 3. Creeping Death 4. When a Blind Man Cries 5. The Unforgiven 6. Now That We're Dead 7. Turn the Page 8. Nothing Else Matters 9. All Within My Hands (with Castor Hetfield) ELECTRIC SET 10. Intro 11. Disposable Heroes 12. The House of the Rising Sun 13. Wasting My Hate 14. For Whom the Bell Tolls 15. Master of Puppets 16. Enter Sandman PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.104min. James Hetfield – Guitar, Vocal Kirk Hammett – Guitar Robert Trujillo – Bass Lars Ulrich – Drums Avi Vinocur - Mandolin, Vocal Henry Salvia - Keyboards

Metallica メタリカ/自宅・スタジオ・無観客映像集 2020年

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