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George Harrison ジョージ・ハリスン/London,UK 1992 Complete

【ジョージ・ハリスン生前最後のイギリス公演を良好ショットで完全収録!】1992年4月6日、結果的にはジョージ・ハリスンの生前最後のフルコンサートとなったロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール公演を良好なオーディエンスショットで完全収録した映像が登場です!この前年12月には日本にてジョージとクラプトンwithヒズバンドのツアーが行なわれたことはご存知でしょうが、このツアーでライブステージの悪い思い出を払拭したジョージが母国イギリスでもコンサートを行なう決心をし、実現したのが当コンサートでした。名目は、当時ジョージが支持していた政党「For Natural Law Party」の支援コンサートとして行われたもの。この半年後にはボブ・ディラン、デビュー30周年記念コンサートに参加するなど、当時は「遂にジョージもアクティブなステージ活動に戻ってくれたか。またツアーに本格復帰してくれるのでは。」と錯覚しそうになったほど。しかし1993年以降はビートルズ・アンソロジーのプロジェクトや自身の健康問題などが重なり、結果としてこのコンサートが彼のラスト・ライブとなってしまったのです。オーディオメディアとしては、当店もオリジナルマスターから、2017年6月に高音質盤「GEORGE HARRISON - ROYAL ALBERT HALL 1992(2CD)」をリリースしていますが、大人気を博し、既に完売。このショーを楽しんでいただくため、今回は完全収録映像をラインナップさせていただきます。このコンサートをご存知なかった方のために解説しておきますと、このコンサートでジョージのバックを務めたのは、前年同様クラプトンのバックバンドでした。しかしながらクラプトン本人とベースのネイザン・イーストは参加しなかったのです。彼らの代わりは、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのギタリスト、マイク・キャンベルとセッション・ベーシストとして有名なウィル・リーが務めました。イ-ストは多忙なセッションミュージシャンでもありましたので、都合がつかなかった可能性もありますが、クラプトンの不参加には、実はこのタイミングでのジョージとの思わぬ確執という原因があったのでした。前年のジャパンツアーのライブアルバムを公式リリースすることになり、ジョージはそのマスターテープのプロデュースに当たっていたのですが、ジョージの意思により、コンサートの中盤に挿まれたクラプトンの単独セット30分間はライブアルバムには収めないという決定がなされました。それにクラプトンが激怒し、ジョージも譲らず、両者は険悪な仲になってしまったというわけです。ジョージは自分のライブアルバムであるなら、音世界の変わるクラプトンのセットははずそうと思ったのですが、クラプトンとすれば、ジョージの復活ライブはすべてを収めてこそ真実が伝わると考えていたようです。折り合わないやり取りの結果、クラプトンは自分のバンドを貸すことは認めたものの、自身は参加しないとジョージに伝えました。そこでジョージは、元々前年ツアーでは、アンディ・フエザー・ロウの前に推薦していたマイク・キャンベルに声をかけ、ウィル・リーをリクルートしたというわけです。クラプトンの不在により、魅力は半減したかのように思えますが、ビートルズファン、ジョージファンからすれば、これが本来のジョージ・ハリスンメインのコンサートだったと見る向きもありました。中盤にゲストのセットを挿まず、一気に自身のナンバーで完遂する。確かに観ている側の緊張感を途切れさせず、これぞジョージ・ハリスンのコンサートだったとも言えるでしょう。【ジャパンツアーとは異なったセットリストとゲストの出演!】非常に良好なステレオ・オーディエンス録音のソースをベースに、1階斜め左スタンドからのアングルと2階斜め右スタンドからのショット、さらにスクリーンショットをも巧みに組み合わせ、シンクロさせた完全版を実現しています。音声のオーディエンスソースは一貫しており、曲中、曲毎に途切れることはありません。映像の切り替えも非常にスムーズです。画質もまずまずクリアで色抜けもしておらず、観やすいものです。この時のジョージはジャパンツアー時とは違い、口髭を生やしています(だからオフィシャルライブ盤のジャケットのジョージのイラストは髭を生やしていたのですね)。セットリストは、前年のジャパンツアーからは少し変わっており、「If I Needed Someone」と「Dark Horse」の2曲がカットされていますが、マイク・キャンベルがビグズビーのトレモロユニットをマウントしたブラックフニッシュのリッケンバッカー325を弾いていることにご注目ください。そう、ジョージの盟友ジョン・レノンを意識して初期のビートルズを再現しようとしていたのです。泣けますよね。「Taxman」の後でジョージが母国のオーディエンスにもかかわらず、日本語で「ドウモアリガトウ」とお礼を言うのはマニアにはおなじみの迷場面ですし、同曲の後でバンドメンバーを紹介するのもジャパンツアーにはなかった新鮮な部分です。さらにバンド・アンサンブルにも違いがあり、「Isn’t It Pity」の後半ではジャパンツアーと違い、グレッグ・フィリゲインズも歌い、まるでビリー・プレストンかと錯覚しそうになるほどの熱唱ぶりが聞かれます。次の「Devil’s Radio」がアンコール前を締めくくるというのもユニークなだけでなく、クラプトンほど派手なフレーズを弾かないキャンベルの職人プレイも新鮮です。そして極めつけは「While My Guitar Gently Weeps」。オープニングアクトの2組目を務めたゲイリー・ムーアが演奏に加わり、クラプトンのフレーズを意識しつつも、それでいて彼ならではの泣きのプレイを炸裂させるという貴重な場面を観ることができます。それだけでなく、ジャパンツアーでは終盤でクラプトンからジョージにギター・ソロが移るという明快な展開がありましたが、ここでは終始ムーアが弾きまくっており、ジョージは合間で控えめなフレーズを入れるに留まっています。ジョージどころかムーアまでも亡くなってしまった今となっては、これもまた歴史的伝説的瞬間と呼べるものかと。さらにこのナンバーには、ジョージの盟友リンゴ・スターがドラムで参加!もうこれだけでこのコンサートが前年のジャパンツアーに優るとも劣らないものであることがお判りいただけるでしょう。リンゴは引き続き次曲にも参加しています。リンゴにとっても一生の思い出に残るコンサートなったことでしょう。アンコールラストには、ジョージの息子ダーニとオープニングアクトの1組目を務めたジョー・ウォルシュも参加してギターをプレイしています。何と豪華なアンコールでしょう!いろんな意味で、ジョージのキャリア上最高のコンサートだったと言っても過言ではないでしょう。ジャパンツアーと比べて俄然アイテムの少なかった、唯一の1992年ロンドン公演から、世界中のマニアを驚かせるであろうこの完全収録映像!Live at Royal Albert Hall London, UK 6th April 1992 (99:13) 1. Pre-Show 2. I Want To Tell You 3. Old Brown Shoe 4. Taxman 5. Band Introductions 6. Give Me Love 7. Something 8. What Is Life 9. Piggies 10. Got My Mind Set On You 11. Cloud Nine 12. Here Comes The Sun 13. My Sweet Lord 14. All Those Years Ago 15. Cheer Down 16. Isn't It A Pity 17. Devil's Radio 18. While My Guitar Gently Weeps (with Ringo Starr, Gary Moore) 19. Roll Over Beethoven (with Ringo Starr, Joe Walsh, Dhani Harrison) George Harrison with The Hijack Band: Mike Campbell - guitar Andy Fairweather Low - guitar Ray Cooper - Percussion Greg Phillinganes - Keyboards Will Lee - Bass Steve Ferrone - Drums Chuck Leavell - Keyboards Katie Kissoon - Vocal Tessa Niles - Vocal COLOUR NTSC Approx.99min.

George Harrison ジョージ・ハリスン/London,UK 1992 Complete

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