2022年6月のユーロ・ツアーではコロナ感染のため一部コンサートがキャンセルとなったものの、9月の北米ツアーの後に振替され、そのうち10月9&10日イタリア、ボローニャ連続2公演から、初日の模様をデジタルHDカメラを用いたオーディエンス・ショットにてフル収録した映像タイトルが、大幅グレードアップかつ完全フル・ヴァージョンにて。まずすでに当日の模様を収録した映像タイトルは流通している中で、今回さらに別アングルからのショットも加えた編集ヴァージョンとなり、いずれも前方にまったく障害物も無く、ズームも多用しているので中盤のシッティングセットも完璧なアングル、またステージ横のスクリーン映像も捉えており、さらに音声パート別レコーディングのデシダル・オーディエンス・ソースをシンクロさせ、全体の収録時間もそれにより10分近く長尺に。そして先の北米ツアーと基本的にはほぼ固定セットで「Tearing Us Apart」でスタートするや、クラプトンはこの日も快調に飛ばし「River Of Tears」では入魂のボーカルに拍手が沸き起こるシーンも。またシッティングセットでの日替わりブルースは、マディ・ウォータースの「Country Boy」で、ここではドイル・ブラムホールのディープなブルースハープが聴きもの。また「Tears In Heaven」では北米ツアー時と同様、中間のオルガンソロで故ゲイリー・ブルッカーへの追悼を込めた「青い影」の一節がプレイされたり、1984年のユーロ・ツアー以来38年ぶりとなる「The Sky Is Crying」はこの日もプレイされたりと、とにかく見所多数なうえ、元気なクラプトンの姿をたっぷり堪能できるあたり、ファン必見のトータル1時間41分。Live at Unipol Arena, Bologna, Italy 9th October 2022 : COLOUR NTSC Approx.101min 1. Intro 2. Tearing Us Apart 3. Key To The Highway 4. Hoochie Coochie Man 5. River Of Tears 6. I Shot The Sheriff 7. Country Boy 8. After Midnight 9. Nobody Knows You When You're Down And out 10. Layla 11. Tears In Heaven 12. Badge 13. Wonderful Tonight 14. Crossroads 15. The Sky Is Crying 16. Cocaine 17. High Time We Went Eric Clapton - Guitar, vocals / Nathan East - Bass, Backing vocals / Sonny Emory – Drums / Doyle Bramhall II - Guitar, Backing vocal / Chris Stainton – Keyboard / Paul Carrack - Hammond organ, Keyboard, Backing vocals / Sharon White - Backing vocals