スティーヴ・ハウ&スティーヴ・ハケットが組んだスーパー・グループGTR。その貴重なプロショット映像の超・極上マスターが登場です。そんな本作に収められているのは「1986年9月22日ミュンヘン公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。GTRと言えば、唯一のアルバムがスマッシュヒットしつつ、その後はツアー1回だけで解散してしまったスーパーバンド。良い機会でもありますので、泡沫に終わった歩みから俯瞰してみましょう。・2月6日:Double O' Charity Benefit出演《5月『GTR』発売》・6月20日ー8月9日:北米(32公演)←※公式KBFH・9月8日ー14日:英国(3公演)・9月22日:ミュンヘン公演 ←★本作★・9月29日:ロンドン公演《スティーヴ・ハケット脱退》これがGTRの活動概要。資料によって矛盾する記述もあるので厳密とは言い難いのですが、おおよそのスケール感はイメージできるのではないでしょうか。アルバム発売後にはそれなりの北米ツアーを行ったものの、欧州では母国イギリスでショウケース程度。本作は唯一の例外的なドイツでのショウでした。このステージはTV放送が前提の特別公演でもあり、そのプロショット映像は「動くGTR」の代名詞として君臨してきました。本作もそのお馴染み映像でありつつ、最高峰クオリティを更新する新発掘マスターなのです。その正体は、2007年のデジタル再放送版。某衛星放送局の音楽番組“ザ・ロック・マスターズ:ロック・ギタリスト列伝!”で流された日本放送バージョンです。そのクオリティは、まさに「オフィシャル級」。当店ではコアな記録マニアから極上マスターの提供を受けて数々の音楽番組をアーカイヴしてきましたが、本作はその最新作でもある。特に本作を記録したのはマイケル・ジャクソンやプリンスの大ヒット作でお馴染みのマニアなのです。鉄壁になるべくしてなった映像美はダビング痕も経年劣化もまったくなく、完全にマスター・クオリティ。それこそ、唯一アルバムとセットのデラックス・エディションとして公式リリースして欲しいほどです。しかも、日本放送らしい独自のオマケも美味しい。まず、番組の冒頭には某音楽評論家による解説コーナーを配置され、熱い語り口でバンド結成の背景や短い歴史を分かりやすくおさらいしてくれます。そして、ライヴではMCにも日本語字幕を完備している。もし日本盤の公式DVD化が実現したら、本作のようになる事でしょう。そんなパーフェクト・クオリティで描かれるのは、まさに「動くGTR」の最高峰となるステージ。セットは約1時間の放送枠に沿った全8曲でフルコンサートとはほど遠いのですが、その1曲1曲がすべて貴重。YESやGENESISのレパートリーはなく、全曲がアルバム『GTR』ナンバー……かと思いきや、1曲だけ例外なのが「Prizefighters」でしょう。これは2ndアルバム用に作られた新曲でして、結局2ndアルバム自体は幻に終わりましたが、何曲かのセッションは実現。この曲もハケットのソロアルバム『FEEDBACK 86』に収録されました。今さらGTRの復活など誰も考えないでしょうし、ライヴの再放送の機会も難しいでしょう。もう二度とない……と断言することはできませんが、あるとも思えない貴重プロショットの史上最高峰版です。まさにアルバム『GTR』と同等の価値を誇る決定盤にして永遠の絶対作。「1986年9月22日ミュンヘン公演」のマルチカメラ・プロショット。大定番TV放送の最高峰クオリティを更新する新発掘マスターで、2007年のデジタル再放送版。音声も映像美も「オフィシャル級」で、ダビング痕も経年劣化もまったくなし。独自の解説コーナーやMCの日本語字幕も完備しており、このまま公式リリースして欲しいほどのマスター・クオリティで貴重な「動くGTR」を楽しめる文化遺産映像です。Alabamahalle, Munich, Germany 22nd September 1986 PRO-SHOT (BEST QUALITY)★超高画質 Broadcast Date: 9th March 2007 1. Introduction 2. VJ Talks 3. Jekyll And Hyde 4. Here I Wait 5. The Hunter 6. When The Heart Rules The Mind 7. Prizefighters 8. Imagining 9. You Can Still Get Through 10. Reach Out (Never Say No) Steve Howe - Guitars, Vocals Steve Hackett - Guitars, Vocals Max Bacon - Lead Vocals Jonathan Mover - Drums & Percussion Phil Spalding - Bass Guitar Matt Clifford - Keyboards PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.58min.