結成50周年を迎え、TOTOとのカップンリング・ツアーが大好評を博した2023年のJOURNEY。その最新2公演を絶景体験できる極上映像が到着です。そんな本作に収められているのは2公演の絶景オーディエンス・ショット。「2023年4月19日ストックトン公演」をDISC 1、「同4月23日フレズノ公演」をDISC 2に配した2枚組です。現在の彼らが行っているのは50周年ツアーでありつつ、昨年リリースされた新作に伴う“FREEDOM Tour”でもあります。まずは、そんな彼らの近況を俯瞰してショウのポジションを把握してみましょう。2022年《1月:マルコ→トッド・ジェンセンに交代》・2月22日ー5月7日:北米#1(40公演) ←※PITTSBURGH 2022他・7月4日: The Fourth in America出演《7月8日『FREEDOM』発売》・7月15日ー10月6日:北米#2(18公演)←※MID STATE FAIR 2022 2023年・1月27日ー4月25日:北米#3(40公演)←★ココ★・5月19日+20日:北米(2公演)・7月1日:プロボ公演 これが現在までに公表されている2022年/2032年のスケジュール。つい先日、メイン・レッグである「北米#3」が終了したばかりで、本作で目撃できるのはその37公演目・39公演目にあたるコンサートです。そんなショウで記録された本作は、「超」の付く絶景映像。どちらのショウもポジションは似ており、ステージ右寄り(ニール・ショーン寄り)の前方席。誰もが羨む特等席からフルショウを体験できるのです。ただし、2公演は似ていても違いもある。ここで個別にご紹介してきましょう。ストックトン公演(DISC 1)DISC 1は本当に激近。詳細なポジションを断定は出来ないのですが、恐らくアリーナ3列目くらいでしょうか。手を伸ばせばニールやアーネル・ピネダに触れられそうに近く、それに伴って画質も超極上。もはや肉眼感覚です。その近さに加えて素晴らしいのが視点の高さ。画面下端に前方客の頭も少しは見えるのですが、ほぼ頭上を越えてステージを直視できる。高さとしてはスマホを精一杯掲げているような感じなのですが、それにしては腕の疲れをものともせず高いままですし、安定感もズバ抜けている。恐らくは(背の高い撮影者が)帽子にカメラを取り付けて撮影しているのではないでしょうか。そして、その視界に相応しくサウンドもド密着。恐らくはPAから物理的に近いのでしょう。ホール鳴りも吸い込みつつも、距離感がまったく感じられず、音声だけでも「バンドが目の前」感が滲み出してくるのです。フレズノ公演(DISC 2)そんなストックトン映像以上の見やすさを誇るのがDISC 2。こちらなDISC 1より少し下がったポジション(5列目くらい?)なのですが、視点はさらに高い。もはやアリーナ席の観客さえフレームアウトして振り上げる腕の先がちょろっと映り込む程度。角度的にスタンド席ではないようなのですが、視界の開け方はスタンド席っぽい。ポジションがよく分からなくなるくらいの絶景でステージだけが視界を占領するのです。そして、サウンドもスカッとした視界にピッタリ。力強くダイレクト感たっぷりな芯はDISC 1に通じるのですが、こちらはさらに空気感を透き通っていてクリア。観客の大合唱も美しく拾っており、2万人近い合唱隊によって巨大化した名曲群の超スペクタクルを肌感覚で味わえるのです。さて、そんな映像美で画かれるのは栄光の半世紀を祝うような2公演。本稿に目を留められた方なら昨年の代表映像『MID STATE FAIR 2022』もご存知かも知れませんので、比較しながら整理しておきましょう。エスケイプ(6曲)・Stone In Love/Don't Stop Believin'/Escape(★)/Who's Crying Now/Mother, Father/Open Arms フロンティアーズ(5曲)・Send Her My Love/Ask the Lonely(*★)/Chain Reaction(★)/Faithfully/Separate Ways (Worlds Apart) その他(8曲)・インフィニティ:Lights/Wheel in the Sky・RAISED ON RADIO:Girl Can't Help It/Be Good To Yourself・その他:Lovin', Touchin', Squeezin'/Any Way You Want It/Only The Young/Let It Rain(★)※注:「*」印はフレズノ公演(DISC 2)のみ。「★」印は前回作『MID STATE FAIR 2022』で観られなかった曲。……と、このようになっています。昨年はほとんど演奏されなかった「Chain Reaction」も復活していますが、一番の目玉は「Let It Rain」でしょう。『MID STATE FAIR 2022』の時点では皆無だった『FREEDOM』の新曲も楽しめるのです。メンバーを目の前感で楽しめるDISC 1と、スキッと見やすい絶景で堪能できるDISC 2。個性の異なる2つの絶景で50周年ツアーをフル体験できる極上映像セットです。カップリング・ツアーのパートナーであったTOTOの来日が発表される中、未だ来日の報が届かないJOURNEYファンの歯がゆい気持ちを鎮めて……いや、さらに掻き立ててしまう罪つくりな2枚組。「2023年4月19日ストックトン公演/4月23日フレズノ公演」の超絶景オーディエンス・ショット。ストックトン映像は3列目くらいの超間近で、フレズノ公演は5列目くらいで視点も高くて遮蔽物ゼロ。音声も視界に相応しい極太の極上サウンドで、個性の異なる2つの特等席から結成50周年を記念するグレイテストヒッツ・ショウをフル体験できます。Stockton Arena, Stockton, CA, USA 19th April 2023 AMAZING SHOT!!! Save Mart Center, Fresno, CA, USA 23rd April 2023 AMAZING SHOT!!! Disc 1 Stockton Arena, Stockton, CA, USA 19th April 2023 1. Neal Schon Solo / Intro 2. Only The Young 3. Neal Schon Guitar Solo #1 4. Stone In Love 5. Don't Stop Believin' 6. Band Introduction 7. Lights 8. Send Her My Love 9. Escape 10. Chain Reaction 11. Who's Crying Now 12. Mother, Father (Dean Castronovo on vocals) 13. Let It Rain 14. Lovin', Touchin', Squeezin' 15. Jonathan Cain Piano Solo 16. Open Arms 17. Faithfully 18. Girl Can't Help It (Jason Derlatka on vocals) 19. Neal Schon Guitar Solo #2 20. Wheel In The Sky 21. Separate Ways (Worlds Apart) 22. Be Good To Yourself 23. Any Way You Want It COLOUR NTSC Approx.118min. Disc 2 Save Mart Center, Fresno, CA, USA 23rd April 2023 1. Neal Schon Solo / Intro 2. Only The Young 3. Neal Schon Guitar Solo #1 4. Stone In Love 5. Don't Stop Believin' 6. Neal Schon MC 7. Lights 8. Send Her My Love 9. Ask The Lonely 10. Escape 11. Chain Reaction 12. Who's Crying Now 13. Mother, Father (Dean Castronovo on vocals) 14. Let It Rain 15. Lovin', Touchin', Squeezin' 16. Jonathan Cain Piano Solo 17. Open Arms 18. Faithfully 19. Girl Can't Help It (Jason Derlatka on vocals) 20. Neal Schon Guitar Solo #2 21. Wheel In The Sky 22. Separate Ways (Worlds Apart) 23. Be Good To Yourself 24. Any Way You Want It COLOUR NTSC Approx.123min. COLOUR NTSC Approx.241min.(Total) Arnel Pineda - lead vocals Neal Schon - lead guitar, backing vocals Jonathan Cain - keyboards, piano, backing vocals Jason Derlatka - keyboards, backing vocals Todd Jensen - bass, backing vocals Deen Castronovo - drums, backing vocals