本作に収められているのは「2023年7月21日」。彼らにとって13回目となる日本武道館公演で撮影された絶景オーディエンス・ショットです。その素晴らしいクオリティと絶妙なフル体験感は1人でも多くの方に味わって頂きたい。その気になるクオリティの前に、まずはショウのポジション。まずは新型コロナ・パンデミック後に活動再開してからの歩みを俯瞰し、来日そのもの位置づけを確かめてみましょう。2022年・2月22日ー5月7日:北米#1(39公演)←※SACRAMENTO 2022・7月11日ー8月27日:欧州#1(33公演)2023年・2月4日ー4月25日:北米#2(54公演)←※FRESNO 2023・7月10日ー21日:日本(8公演)←★ココ★・9月9日:ブロードウェイ公演・11月24日ー12月23日:欧州#2(19公演)これが現在までに公表されている2022年/2023年のスケジュール。今のところ、まだ2024年の予定は発表されておらず、離日後は欧州ツアーが計画されています。当店では彼らの活動を常にリアルタイム・レポートしており、映像作としては本作は活動再開の第三弾でもあります。日本武道館はジャパン・ツアー最終日でもあったわけですが、その現場を伝える本作はまさに絶景。ステージ右側のスタンド席から見下ろし気味に撮影されているのですが、前方席の影が一切ないどころか、観客の姿がほとんど映らず、ステージだけが視界を占領する。もっとも、当店では絶景映像を厳選してご紹介しているので絶景・絶景と繰り返しても「いつもの感じ」と思われてしまうかも知れませんが、本作の徹底ぶりは普通じゃない。ホンの数回、ステージ前のアリーナ客がちろっとフレームに入るので本番ライヴだと分かるものの、「実は無観客のリハーサルだよ」と言われても信じてしまいそうなほど「ステージだけ映像」なのです。しかも、カメラワークも巧み。ズームはそれほど果敢ではなく、ステージ全景を多用しつつ「1人ひとりの表情」よりも「メンバー同士の絡み」を中心に押さえている。これが絶妙な体験感覚でもある。ズームもスクロールもじんわり、ヌルッとした滑らかさでブレがゼロなので、ちょうど人間の集中力に近い肉眼感覚で見どころを追ってくれるのです。そんな映像美で画かれるのは、事前の海外公演から一気に増量したフルショウ。ここでは北米ツアーの代表映像『FRESNO 2023 THE VIDEO』と比較しながら整理しておきましょう。クラシックス・宇宙の騎士:Hold The Line/Georgy Porgy/I'll Supply The Love・聖なる剣:Waiting For Your Love(★)/Afraid Of Love/Rosanna(★)/Africa(★)・その他:White Sister/I'll Be Over You/Pamela(★)/Home Of The Brave 90年代以降・Kingdom Of Desire(★)/Falling In Between(★)/Orphan(★)/With A Little Help From My Friends ※注:「★」印は『FRESNO 2023 THE VIDEO』では演奏していなかった曲。……と、このようになっています。全米ツアーはJOURNEYとのカップリングということもあって持ち時間も50分弱でしたが、単独公演の日本では100分超えのフル・スケール。比較にならない大増量です。しかも、4年前の前回来日ともだいぶ様変わりしており、特に「Waiting For Your Love」「Pamela」「Kingdom Of Desire」「Falling In Between」「Orphan」辺りは前回の名盤『OSAKA 2019でも聴けないレパートリーです。世界的にも貴重なデビュー45周年のフルスケール・ショウが実現した今回のジャパン・ツアー。そのハイライト公演を絶景席からフルで楽しめる映像傑作です。海外のファンも羨む体験感満点の映像傑作。デビュー45周年来日のハイライト公演を目撃できるオーディエンス・ショットがリリース。遮蔽物ゼロの超絶景席から肉眼感覚で眺められる傑作映像で、海外公演よりも大増量された名曲群をたっぷりと楽しめます。 Budokan, Tokyo, Japan 21st July 2023 ANAZING SHOT!!! 1. Intro 2. Orphan 3. Afraid of Love 4. Hold the Line 5. Falling in Between 6. I'll Be Over You 7. Keyboard Solo 8. White Sister 9. Georgy Porgy 10. Pamela 11. Kingdom of Desire 12. Drum Solo 13. Waiting for Your Love 14. I'll Supply the Love 15. Band Introductions 16. Home of the Brave 17. Rosanna 18. Africa 19. With a Little Help From My Friends Steve Lukather - guitar, vocals, Joseph Williams - vocals John Pierce - bass Robert "Sput" Searight - drums, percussion Dominique "Xavier" Taplin - keyboards Steve Maggiora - keyboards COLOUR NTSC Approx.96min.