デビュー50周年を超え、今なお精力的に活動を続けているSTYX。その最新ステージを現場体験できる極上映像が到着です。そんな本作が撮影されたのは「2023年8月30日アレンタウン公演」。その絶景オーディエンス・ショットです。新型コロナ・パンデミック空けと共に『CRASH OF THE CROWN』を発表した彼らはその後ツアー三昧。その勢いは2年が経過した現在も衰えていません。そんな近況を知る意味でも、まずは現在進行中の活動スケジュールからおさらいしてみましょう。2023年・1月6日ー3月18日:米国#1(24公演)・4月13日ー5月13日:米国#2(15公演)・6月1日ー18日:米国#3(7公演)・7月6日ー9月2日:米国#4(22公演)←★ココ★・9月21日ー11月11日:米国#5(20公演)2024年・1月5日+7日:米国#6(2公演)これが現在までに公表されている2023年/2024年のSTYX。年間90公演という規模は全盛期にも劣らないわけですが、実は2000年代に入ってから(パンデミックの2020年/2021年を除き)ずーっとこのペース。日本ではなかなかSTYXの情報が入ってきませんが、とんでもないワーカホリックぶりです。現在は「米国#5」を控えて約3週間のオフを取っているところで、本作のアレンタウン公演はその直前。「米国#4」の19公演目にあたるコンサートでした。そんなショウを真空パックした本作は、「超」の付く絶景映像。視界に遮蔽物が入ってこないわけですが、それだけでは済まない。撮影が始まった最初の一瞬からするとかなりの前方席(5列目くらい?)らしいのですが、そこからすぐグイグイとズーム。あっと言う間にメンバーがドアップになっていき、その後はプロショットの1アングルの様な超絶景に早変わり。もはや撮影ポジションさえ分からないアップ映像が連続するのです。そして、そんな映像美に加えてカメラワークも匠の業。超アップのままズーム・アウトはせずに各メンバーを渡り歩くように見どころを追っていくのですが、その動きに迷いがない。狙ったメンバー1人ひとりを画面のド真ん中に据えたままアクションを追い、別のメンバーに視点を移すにしても揺れも迷いもなくシュート。そのキビキビした動きと安定感からすると、三脚を使用しているのかも知れません。そんな絶景&匠のカメラワークで描かれるのは、栄光の50年を濃縮したようなフルショウ。ここでセットも整理しておきましょう。クラシックス(11曲)・大いなる幻影:The Grand Illusion/Miss America/Fooling Yourself (The Angry Young Man)/Come Sail Away・古代への追想:Blue Collar Man (Long Nights)/Renegade・パラダイス・シアター:Rockin' the Paradise/Too Much Time On My Hands・その他:Lady/Lorelei/Mr. Roboto 再始動後(4曲) ・THE MISSION:Khedive・CRASH OF THE CROWN:To Those/Crash of the Crown/Lost at Sea ……と、このようになっています。基本的には「Mr. Roboto」に至るまでの黄金グレイテスト・ヒッツ。そこに新曲3つと前作の「Khedive」を散りばめており、歴史の総括と言うよりは「往年+近年」にフォーカスしたスタイルです。そして、そんなセットを綴るパフォーマンスがスゴい。凄すぎる。トミー・ショウは間もなく古希を迎えますし、ジェイムズ・ヤング&チャック・パノッツォに至ってはそれ以上。ところが、演奏は溌剌としていてアンサンブルも躍動感たっぷり。ドラマティックに煽りまくる生演奏を目の当たりにした観客も凄まじい盛り上がりで、単なる懐メロとはまったく次元が違う。「年間90公演」というハイペースをキープし続けている現役感は伊達ではないのです。21世紀も20年以上が経過し、往年のスター達も表舞台から消えたり、見る影もなかったり。それ自体が日常になった2023年に、まさかSTYXが全盛期ばりの躍動的なステージを繰り広げてくれるとは。本作は、想像を超えた次元に到達したSTYXの最新ライヴを特等席体験できるのです。フルショウを独り占めするような映像傑作。「2023年8月30日アレンタウン公演」の絶景オーディエンス・ショット。遮蔽物がないだけでなく、まるでプロショットの1アングルのような光景がスゴい。超アップのままズーム・アウトはせずに各メンバーを渡り歩くように見どころを追っていくカメラワークも匠の業です。往年のグレイテスト・ヒッツに『CRASH OF THE CROWN』の新曲群を散りばめたフルショウを特等席体験できます。Allentown Fairgrounds, Allentown, PA, USA 30th August 2023 AMAZING SHOT!!! 1. Intro 2. To Those 3. Blue Collar Man (Long Nights) 4. The Grand Illusion 5. Lady 6. Miss America 7. Crash Of The Crown 8. Lorelei 9. Band Introduction 10. Rockin' The Paradise 11. Fooling Yourself (The Angry Young Man) 12. Too Much Time On My Hands 13. Khedive 14. Lost At Sea 15. Come Sail Away 16. Mr. Roboto 17. Renegade James Young - guitars, vocals, Tommy Shaw - guitars, vocals Todd Sucherman - drums, percussion Lawrence Gowan - keyboards, vocals Ricky Phillips - bass, vocals Chuck Panozzo - bass, vocals Will Evankovich - guitar, vocals COLOUR NTSC Approx.76min.