ロビー・ロバートソン追悼コンサート、クラプトンセットの映像が早くも登場!最新南米~北米ツアーを完遂したエリック・クラプトンが、ツアー後主催して、今年の活動の最後と定めていた「Life Is a Carnival: A Musical Celebration of Robbie Robertson」。10月17日にロサンゼルスで行なわれたこの追悼コンサートの、クラプトンバンドのセット映像が早くも登場です。あまりにロビーを偲びたい出演者が多かったため、クラプトンのセットは5曲のみでしたが、ファンなら誰もが知りたかったステージの様子が完璧に分かります。トリビュートコンサートという意味合い上、いつものクラプトンのコンサートのようなステージ規模やセット装飾ではなく、やや窮屈なステージになっているのが面白くもあります。スクリーンを固定カメラで撮影しているため、擬似プロショット映像として楽しめます。加えて、音声も良好なステレオ・オーディエンス録音でまったく問題ありません。クラプトンのルックスは、グレーのシャツにグレーのスーツという、きちんとした佇まい。他の出演者のレパートリーとの兼ね合いもあったでしょうが、興味深いナンバーが選ばれています。興味深いセットリスト、クラプトンなりのロビー追悼 興味津々だったクラプトンのセットの曲目ですが、この5曲が選ばれました。当然ロビー作のザ・バンドの楽曲ばかりになるかと思いきや、Further on up the Roadも演奏されています。なぜなら、この曲、1976年のザ・バンドの解散記念コンサート「ラスト・ワルツ」でクラプトンとロビーが共演したナンバーだったのです。クラプトンにとっては、単にロビーの楽曲の中で気に入りのナンバーをプレイするよりも、こうした思い出の共演ナンバーをプレイすることで、よりロビーへの思いが搔き立てられると思ってのことでしょう。さらにはThe Shape I'm Inは、クラプトンがロビーと共に親友と語っていた故リチャード・マニュエルがリードボーカルを務めた曲。過去のツアーでもクラプトンはこの曲をプレイしていました。リチャードを同時に偲ぶ意味合いもあったと思われます。そしてラストのChest Feverは、オルガンのガース・ハドソンをフィーチャーしたナンバーでしたが、この曲は74年のクラプトンのカムバック全米ツアー中、7月6日のニューヨーク州オーチャード・パークのリッチ・スタジアム公演にてオープニングアクトを務めてくれたザ・バンドに飛入り参加して共演した思い出のナンバーでした。この時、クラプトンはロビー所有のサブのテレキャスターを借りてこの曲をプレイしたのでした。いろいろな思い出を乗せて選んできた5曲。きっと他の曲にもクラプトンのロビーとの思い出が秘められていたのかもしれません。当然クラプトンとバンドは聴きごたえのある、クオリティの高いパフォーマンスを披露しました。10月17日に行なわれたロビー・ロバートソン追悼コンサートのクラプトンのセットが逸早く鑑賞できる素晴らしいアイテムです。Kia Forum, Los Angeles, CA, USA 17th October 2024 AMAZING SHOT!!! 1. Shape I'm In 2. Out Of The Blue 3. Forbidden Fruit 4. Chest Fever 5. Further On Up The Road COLOUR NTSC Approx.26min. Eric Clapton – guitar / vocals Doyle Bramhall II – guitar / vocals Chris Stainton – piano / keyboards Tim Carmon – Hammond / keyboards Nathan East – bass / vocals Sonny Emory – drums Katie Kissoon – backing vocals Sharon White – backing vocals