ロック・ミュージックの象徴として君臨しつつ、ソロ活動も活発化し始めていた2015年のAEROSMITH。その特別公演を体験できる極上映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2015年9月5日モスクワ公演」。その一部始終を真空パックした絶景オーディエンス・ショットです。冒頭でも触れた通り、2015年と言えば本家AEROSMITHだけでなく、HOLLYWOOD VAMPIRESが結成されたり、スティーヴン・タイラーのソロ公演も行われるなど、課外活動も活発化してきた時期でもありました。そんな状況を知る意味でも、まずは当時の活動概要を俯瞰してみましょう。・2月1日+14日:ソロ(2公演)*2月25日:ラスベガス公演・3月5日+13日:ソロ(2公演)“BLUE ARMY Tour”*6月10日ー8月7日:北米(17公演)・8月22日:ソロ(1公演)*9月5日:モスクワ公演 ←★本作★・9月9日+10日:ソロ(2公演)《9月11日『HOLLYWOOD VAMPIRES』発売》・9月16日ー24日:HOLLYWOOD VAMPIRES(3公演)・9月27日ー12月31日:ソロ(6公演)これが2015年のAEROSMITH。「*」印がAEROSMITH本体の公演で、「・」印がスティーヴンのソロやHOLLYWOOD VAMPIRESのライヴです。当時のメインは“BLUE ARMY Tour”だったわけですが、それは6月の「北米」レッグと9月の「モスクワ公演」で構成。つまり、本作はたった1回限りの「BLUE ARMY Tour番外編」とも言うべきステージでした。そんなショウを伝える本作は超美麗&超絶景。まず驚きなのが恐ろしく鮮明な画質。思いっきり引くと結構な距離があると分かるのですが、細部の微細部までくっきりハッキリ。そこからグイグイと果敢にズームしていくのですが、その美しさがまったく崩れない。スティーヴンやジョーの全身が画面いっぱいになっても弾きと同じ繊細さがキープされ、とても10年前の機材とは思えない凄まじい映像美なのです。そして、撮影技も強烈。どうやらルビャンカ広場に設営された野外ステージらしく、2階席などはないのですが、前方客の遙か頭上を素通りし、遮蔽物ゼロでステージを直視できる。さらに安定感も異常。10年前なので現在ほどの手ブレ防止機能はないはずで、それを考慮すると恐らくは三脚を使っているのでしょう。ビシッとした安定感が素晴らしく、それでいて強烈ズームも多用するカメラワークもえらく自在。まるで3メートルの巨人になって現場に立っているような視聴感です。さらにダメ押しなのが、そんな映像に負けない音声。野外会場ゆえに音を反射する壁も屋根もなく、PAの出音をダイレクトに拾ったサウンドは猛烈にオンで極太。明らかにオーディエンスな映像がなかったら「もしかしてサウンドボード?!」と疑ったことでしょう。そんな超絶景&強力サウンドで描かれるのは、一夜限りのモスクワ・ナイト。この時期の代表映像と言えば公式作『ROCKS DONINGTON 2014』もありますので、最後に比較しながらセットを整理しておきましょう。70年代クラシックス(6曲)・闇夜のヘヴィ・ロック:Toys In The Attic/Walk This Way/Sweet Emotion・その他:Last Child/Come Together/Dream On 80年代以(9曲)・ゲフィン時代:Love In An Elevator/Cryin'/Livin' on the Edge/Rag Doll(★)/Dude (Looks Like a Lady)・その他:Jaded/Stop Messin' Around(★)/I Don't Want To Miss A Thing/Mannish Boy(★)※注:「★」印は公式『ROCKS DONINGTON 2014』で観られなかった曲。……と、このようになっています。基本は『ROCKS DONINGTON 2014』にも通じるグレイテスト・ヒッツで、幾つかの入れ替え曲もわりと定番です。その中で一際レアで面白いのがラストの「Mannish Boy」でしょうか。ただし、この曲は通常のカバーではない。メンバー紹介の後、5日後に65歳となるジョーのためにスティーヴンが「Happy birthday!!」と叫び、会場にはマディ・ウォーターズのオリジナルを大音量で流れる。それに合わせてジョーもギターをかき鳴らしながら終演するという趣向なのです。思えば、AEROSMITH最後の来日は2013年であり、私たちは「その後」を体験できませんでした。本作は、その乾きを癒してくれる体験型映像の大傑作です。「2015年9月5日モスクワ公演」の絶景オーディエンス・ショット。遮蔽物ゼロでステージを直視できる絶景アングルで、三脚を使っていると思しきビシッとした安定感も絶大。まるで3メートルの巨人になったような視聴感で、『ROCKS DONINGTON 2014』を思わせるグレイテスト・ヒッツを現場体験できます。Lubyanskaya Square, Moscow, Russia 5th September 2015 AMAZING SHOT!!! 1. Love In An Elevator 2. Cryin' 3. Jaded 4. Last Child 5. Livin' On The Edge 6. Toys In The Attic 7. Drum Solo 8. Rag Doll 9. Stop Messin' Round 10. I Don't Want To Miss A Thing 11. Come Together 12. Dude (Looks Like a Lady) 13. Walk This Way 14. Angel (snippet) 15. Dream On 16. Sweet Emotion Intro 17. Sweet Emotion 18. Band Introduction 19. Outro/Mannish Boy COLOUR NTSC Approx.89min.





























