デビュー以来、音楽の純粋な美を味あわせてくれるプレイを奏で続けるラルフ・タウナー、80年代のライヴ映像2種類を収録。1つ目は激レア、近年再評価も著しい、ラルフ率いるオレゴンのTVライヴ。14分と短いですが、澄み切ったアンサンブルの底にピーンと一本張り詰めたテンションが観衆を引き付けて離さない名演です。2つ目は小会場でのアコギ1本のソロ・ライヴ。オーディエンス・ショットと思われますが、大変レアな掘り出し物で固定カメラのため見やすく、音質も良好です。クラシック&12弦ギターの名手が決して冗漫にならず、美と格調を保ち、丹精を尽くした演奏といえましょう。