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Alcatrazz アルカトラス/Pennsyalvania,USA 1984 & more

インギー脱退直前のアルカトラズ84年全米ツアーから、ジャスト30年目にして初めてその姿を現した2公演が、登場です! 収録されているのは84年6月15日と翌16日の両公演で、どちらも当時としては音質良好のAUD録音が元ソースとなっています。15日は透明感と見通しの良いストレートなサウンドが魅力で、16日はややサウンドが平坦ながらも音像の近さと明瞭感がしっかり出ている点が特筆されるでしょう。よく知られている様にこの時期のアルカトラズはテッド・ニュージェントの前座としてツアーに帯同していた為、演奏時間も約45分程度とかなり短めのスタイルで行っていた訳ですが、でもそれだけに演奏とステージ進行は他の時期と一線を画す凝縮感と軽快さがありました。短い時間枠の中で綿密に練られたセットの中に10分間近くもインギーのギターソロを組み込んで観客を沸かせるなど、この時期独特の魅力も両公演で大きく出ています。残念ながらどちらも完全収録では無いのですが、不足している曲(「Too Young To Die..」と、「All Night Long」)を両音源で補い合っている形となっていますので、この2日間に行われた公演内容がしっかり追える内容になっています。トラック(1)~(8)に収録されているのは15日、アッパー・ダービー公演です。冒頭「Too Young To Die,..」はギターソロ後半からのカットイン収録なのですが、再生ボタンを押した直後に凄まじく高い疾走感とマッシヴな演奏がいきなり飛び出してくるので、心の準備をする間もないまま音楽の威力に圧倒されると思います。その興奮冷めやらぬうちに次の「Jet To Jet」が始まりますが、この演奏が掛け値無しでバンド史上最強クラスの名演なのです。グラハムの歌唱が他日公演の数倍素晴らしく、高音がこれだけ伸びて出ているのは本当に稀でしょう。ソロは勿論、曲の至るところで光速フレーズをバンバン入れまくるインギーも強烈ですが、何と言っても緊張感とドライヴ感がこれほど高い次元で融合したアンサンブルが、見通しの良い迫力ある音像で綴られてゆく様子に仰天すると思います。「Island In The Sun」はリズムの躍動感が良く出た演奏で、曲のイメージをしっかり出している点が魅力です。ギターソロではバックでドラムが鮮やかなリズムと低音の動きを作り出している様子が克明に記録されており、この低音の運動性がしっかり作られているからこそあのギターソロが際立っているという曲の構造を改めて確認出来るでしょう。一方「Night Games」は密度の濃いアンサンブルが素晴らしく、ここもまたグラハムが非常に熱い歌唱で音楽に挑む姿が克明に綴られています。それを察知したのかインギーも歌のバックでは控え目に、そしてそのぶんソロでは強烈なフレーズを鬼のように炸裂させているのが印象的です。終盤2分54秒付近~3分13秒付近ではヤンが激しくシンバルを叩き、タムをロールする様な激しいアプローチをしているシーンがあり、これもまたこの日の演奏の際立った特徴となっています。「Kree Nakoorie」は1分27秒付近~2分02秒付近までマスターテープの劣化のため右チャンネルの出音が僅かに弱くなるのですが(※音はちゃんと出ています)大きく気になる程度ではありません。この曲もまた熱演が繰り広がりますが、冒頭出だしの旋律を仕切り直してからリ・スタートするという珍しいシーンも含んでます。トラック(6)のギターソロで興味深いのは、旋律の幾つかで引っ掛かりのあるフックが多めに出てくる点です。ボリューム奏法のシーンではフットペダルの音階選択が他日と違っているのも面白いですし、また速弾きの連発でつい聴き逃してしまいがちですが、よく聴くと5分07秒付近~17秒付近で「Evil Eye」のフレーズの一部が巧く埋没して出てくるシーンがあり、ここも隠れた聴きどころとなっています。「Since You Been Gone」は演奏中のハウリングが序盤から中盤でやや目立っていますが、非常に軽快なタッチでこの小曲を盛り立てている様子が捉えられています。この曲も高音をしっかり歌い上げるグラハムの歌唱が目覚しく、色彩豊かで芯のある彼本来の喉の魅力が見事に記録されているのも嬉しいポイントでしょう。2分39秒~55秒付近では、強い躍動感に充ちたサウンドの中でインギーが切れ味の良いフレーズを連発するしており、こちらも耳を楽しませてくれます。「All Night Long」はよく聴くとギターが序盤でトラブルを起こしていて、約1分間以上ギターレスのまま進行しています(※00分58秒付近~2分09秒付近)。ソロ直前で復帰しますが、恐らくその理由もあってソロから先は終演まで大変抑え目なプレイをしており、これもまた他日とは違うユニークなシーンです。トラック(9)の「Jet To Jet」からは翌日16日のコロンビア公演です。これもまたカットイン収録ですが、幸いなことにギターソロ突入の手前から収録されているのでソロは完璧に収録されています。また前日同様にグラハムの喉が絶好調なので、低音から高音まで伸びて芯のある歌声が随所で散見されるのも嬉しい点です。「Night Games」は昨日の演奏よりスリリングさが増し、まるでオーディエンス一人ひとりに訴え掛ける様な表現が印象深いのですが、時々インギーがやんちゃなフレーズを絡めてきて、そのアンバランスさがちょっぴり伺えるのもこの日の面白いところです。「Kree Nakoorie」は昨日のミスもあってか完璧な導入で曲に突入しており、その重厚な響きが見事に花開いています。やや角の取れた収録音の効果もあって重たい旋律が蠢く様子がリアルに出ているのも特徴で、ややもすると単調になりがちな曲想が魅力溢れる音で記録されていますし、ギターソロ後、その光速の旋律をミステリアスに歪ませながら歌詞3番に突入してゆく様子も生々しい音像で捉えています。トラック(13)のギターソロは前日同様に旋律がよく廻っていますが、昨日以上に速くて凄まじいフレーズから突入しているのが印象的です。そしてこの日何と言っても特徴的なのは、2分30秒付近からワーグナーの有名な結婚式行進曲、通称"婚礼の合唱"のフレーズを突然披露している事でしょう。何故ここでこんなフレーズを急に入れているのか分かりませんが、メンバーか関係者の結婚式が近かったのか、もしくはこの扇形の、見渡しが良い屋外ステージ"Merriweather Post Pavilion"の中に、インギーがそれっぽいカップルを見付けて即興で弾いたのかもしれません。いずれにせよここは大きなサプライズ・ポイントでしょう。「Since You Been Gone」はゴツゴツとした厚みのある演奏が纏まりのあるアンサンブルと共に軽快に跳ねている様子が近い音で楽しめます。また終演まで収められているのも特徴で、この日のバンドがいかに好評だったか、その余韻まで追える点は特筆されるでしょう。冒頭で記した通り今年2014年、しかもこの6月は、この2公演からジャスト30周年です。そんなメモリアルな月に、殆ど数が残っていない84年6月公演内容が2回分も明らかになった事は、音源研究の視点からも大変意義深いものです。30周年を祝う様にして突然現れたこの音源を、この機会に是非お楽しみ下さい。まさにファン必携の大注目音源です! Tower Theater, Upper Darby, PA. USA 15th June 1984 TRULY AMAZING SOUND & Merriweather Post Pavilion, Columbia, MD. USA 16th June 1984 TRULY AMAZING SOUND (66:53) Live at Tower Theater, Upper Darby, PA. USA 15th June 1984 1. Too Young To Die, Too Drunk To Live 2. Jet To Jet 3. Island In The Sun 4. Night Games 5. Kree Nakoorie 6. Guitar Solo 7. Since You Been Gone 8. All Night Long Live Merriweather Post Pavilion, Columbia, MD. USA 16th June 1984 9. Jet To Jet 10. Island In The Sun 11. Night Games 12. Kree Nakoorie 13. Guitar Solo 14. Since You Been Gone Graham Bonnet - Vocal Yngwie Malmsteen - Guitar Gary Shea - Bass Jan Uvena – Drums Jimmy Waldo - Keyboards

Alcatrazz アルカトラス/Pennsyalvania,USA 1984 & more

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