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Captain Beyond キャプテン・ビヨンド/UK 1972

70年代ロックの歴史に刻まれた伝説のスーパー・グループ、CAPTAIN BEYOND。その極初期ライヴアルバムが登場です。“オリジナルCAPTAIN BEYOND”は、百花繚乱の70年代ロックの粋でした。DEEP PURPLEのロッド・エヴァンスだけでなく、IRON BUTTERFLYのリー・ドーマンとラリー・リノ・ラインハルト、後のARMAGEDDONでも革新的なハードロックを演じた傑人ボビー・コルドウェルが揃ったスーパーバンド。その音楽も第1期DEEP PURPLEのサイケ・テイストとプログレッシヴ・ロックを融合させ、他の誰とも違う超個性的なハードロックを生み出した。かの大名盤『CAPTAIN BEYOND』は、DEEP PURPLEの『MACHINE HEAD』と同じ1972年にリリースされましたが、「パープルより好きだ」と公言する英国通もいたほどです。本作は、そんなデビュー作『CAPTAIN BEYOND』のリリース前という極初期パフォーマンスを収めた奇跡的なライヴアルバムなのです。そんな本作に収められているのは「1972年5月6日ビッカーショウ公演(イギリス)」。1972年に一度だけ開かれた伝説的な英国のロックフェスティバル“BICKERSHAW FESTIVAL”に参加した際の模様です。CAPTAIN BEYONDの活動歴には不明な点も多く、このショウが結成して何公演目だったのかは分かりませんが、デビュー作『CAPTAIN BEYOND』のリリース前だったのは確実。ここで、結成当初の歩みをカンタンに整理しておきましょう。 ・1971年5月:IRON BUTTERFLY解散 ・1971年7月:CAPTAIN BEYOND結成ー半年後ー ・1972年3月:カプリコーンと契約 ・1972年5月:BICKERSHAW FESTIVAL出演 ←★ココ★ ・1972年6月:デビュー作発売(米国では7月) ・1972年7月-8月:北米ツアー 結成は意外と早く1971年の7月。全員がキャリア組のオリジナル4人は契約上のトラブルを避けたかったのか、秘密裏に結成され、レコード会社との契約を待たずデビュー作の制作を開始。本作の“BICKERSHAW FESTIVAL”出演は、アルバム完成と共に「活動開始!」を告げる狼煙だったようです。そんな本作のクオリティは、素晴らしいヴィンテージ・オーディエンス。事実としては70年代初頭の野外フェス録音なのですが、それが信じられないほどのサウンド。4人の演奏が1音1音真っ直ぐ届き、こもりや曇りもなく、アンサンブルの機微まで分かる。もちろん、時代からノイズ皆無と言うわけではありませんが、クッキリと切り立つギターもヴォーカルもやたらとダイレクト感があり、コルドウェルの細やかな連打も1打1打まで綺麗に聞こえるのです。実のところ、この録音は10年以上前に初登場したのですが、その際には専門誌から「まったく信じられないような作品」「かなり上質のオーディエンス録音」「これぞまさしくブートの名作」等々、かなり興奮気味に紹介されたほどでした。そして、そのサウンドで描かれるロックこそが凄い。セットリストにはカバー曲などはなく、すでに完成していたと思われるデビュー作『CAPTAIN BEYOND』がたっぷり。唯一、「Sweet Dreams」だけは1977年のサードアルバム『DAWN EXPLOSION』収録曲の初期バージョン。もちろん、デビュー作の直後に“オリジナル4人”は解体してしまったわけですが、まさか3作目の曲もデビュー時に書かれていたとは……。そんな歴史的事実も面白いところですが、本道は大名盤『CAPTAIN BEYOND』でも繰り広げられた超個性ロック。現在ではテキサス公演のライヴアルバムも日の目を見ていますが、本作はあくまでもデビュー作の生演奏バージョン。あの名盤が大胆に組み替えられ、4つの大きなメドレー形式に換骨奪胎。まず、冒頭を飾るのはアルバムB面で2分割されていた「I Can't Feel Nothin’」。パート1-2を繋ぎ、合間に挟まっていた「As the Moon Speaks」「Astral Lady」へと雪崩れ込むメドレー形式になっています。2つめはアルバムA面冒頭の再現。3曲「Dancing Madly Backwards (On a Sea of Air)」「Armworth」「Myopic Void」をアルバム通りの順でメドレー。3つめは上記した「Sweet Dreams」を起点にB面冒頭の「Thousand Days of Yesterdays+Frozen Over」組曲を演奏しています。そして、ラストはドラムソロを組み込んだ「Mesmerization Eclipse」でフィニッシュ。いずれも10分-15分ほどの大作仕立てで押しまくるのです。そんな大作主義セットを演じる演奏がまた、英米が混合された70年代ロックの極み。IRON BUTTERFLY調のハーモニーも美しければ、BLUE OYSTER CULT風味のアグレッションも鋭い。PINK FLOYDを彷彿とさせるスローなスライド・ギターが鳴ったかと思えば、『ISLAND』時代のKING CRIMSONがハードロックしているようなギター・ソロが轟く……。もちろん、第1期DEEP PURPLEよりもグッと逞しく、それでいてロマンティックなロッドのヴォーカルも素晴らしい。全員が全員、超個性な中にあって、ひときわ輝く核なのはコルドウェル。前述の通り、大胆な大作メドレーで構成されたショウですが、そのリズム・チェンジを仕切っているのはコルドウェルのドラミングですし、ドラムソロに至ってはジョン・ボーナムもかくやのド迫力(!)で延々と叩きまくる。結成時にはボス役で、作曲にもイニシアティブを握っていたようですが、本作でも確実に“バンドの主”なことが伝わってくる。後のARMAGEDDONを予言する傑出した才人ぶりが全開なのです。初登場当時、専門誌から「これはまさに奇跡というしかない」「こうしたレア音源の発掘こそ(ブートレッグの)大きな使命」と絶賛された名作。歴史の闇をクリア・サウンドで切り拓く音楽遺産アルバムです。英国ロックに胸を焦がし、人生を狂わされた諸兄にこそ味わっていただきたい1枚。これこそ、70年代ロックの生き証人です。 Live at Bickershaw Festival, Bickershaw, Lancashire, UK 6th May 1972 PERFECT SOUND 1. I Can't Feel Nothin' Parts 1 & 2 / As the Moon Speaks / Astral Lady 2. Dancing Madly Backwards (On a Sea of Air) / Armworth / Myopic Void 3. Sweet Dreams / Thousand Days of Yesterdays (Intro) / Frozen Over / Thousand Days of Yesterdays (Time Since Come and Gone) 4. Mesmerization Eclipse / Drum Solo Rod Evans - Lead Vocals Larry "Rhino" Reinhardt - Guitar Lee Dorman – Bass Bobby Caldwell – Drums

Captain Beyond キャプテン・ビヨンド/UK 1972

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