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Michael Schenker Group マイケル・シェンカー/Germany 1982

マイケル・シェンカー率いるM.S.G.が、「ASSAULT ATTACK」リリース後に行ったヨーロッパツアーより、1982年9月4日のドイツ・ヴィースバーデン公演が、新登場となる上質な全編収録オーディエンス・マスターを用いてリリース決定です。本作はこれまでほとんど内容が知られていなかったM.S.G.の'82年ヨーロッパツアーの模様を、臨場感とダイレクト感溢れる音像で明らかにします!マネージメント主導によるバンド強化策のもと、グラハム・ボネットにコージー・パウエルを擁するラインナップで新作アルバムの製作に着手したM.S.G.でしたが、マイケルと衝突した事によりコージー・パウエルは脱退し、グラハムのモチベーションも下がるなど、バンドは早くも不安定な状態に陥ります。彼らはコージーの後任としてドラムにテッド・マッケンナを迎え、アルバムの完成後に"レディング・フェスティバル"出演へ向けてウォームアップ・ギグを行いますが、このショウでグラハムはマイケルと決裂し、M.S.G.の混乱はそのピークに達してしまいます。この緊急事態に当たって、バンドはやむなくゲイリー・バーデンに復帰を要請。これにゲイリーが応じた事で、M.S.G.は"レディング・フェスティバル"ヘッドライナーとしての大任を果たす事が出来ました。こうしてM.S.G.はゲイリーそしてテッド、キーボードにアンディ・ナイを擁する編成となり、"レディング・フェスティバル"後には「ASSAULT ATTACK」プロモーションに伴うヨーロッパツアーが開始されます。本作ではこのツアーの前半に当たるドイツ・ヴィースバーデン公演を収録しています。'82年秋から行われた「ASSAULT ATTACK」ツアーは、'83年1月に実現したジャパンツアーの音源が良く知られ、ステレオ・サウンドボード音源の「GOD RETURNS REMASTER」決定版としてファンの支持を受けています。最近では'82年11月のイギリス・ニューキャッスルでのショウを優良なオーディエンス録音で収めた「NEWCASTLE 1982」(Shades)が登場した事でファンを驚かせましたが、それでもツアーの全体像を知るには依然として音源不足の感は否めず、特に初期のライヴ音源発掘が求められていました。それだけにツアー開始直後・'82年9月4日の音源がここで登場する意義は大きく、本作はマイケル・シェンカーのファンにとって必聴の一本であると言えるでしょう。本録音はモノラル素材ながら、上位のゼネレーションを確信させる明瞭な輪郭と確かなエッジが特徴です。ステージを近くに感じる迫力に富んだ音像と優れたバランスは同時代のオーディエンス録音でも優秀な部類で、マイケルのギター・サウンドは言うに及ばず、クリス・グレンのベースまでくっきりと浮かび上がるサウンドで収められていました。リマスター工程においてはこの良さをさらに引き出すべく、明度をさらに向上させて抜けの良いサウンドへと補正し、音の聴き易さと迫力を際立たせています。このドイツ・ツアーは前座でのサーキットだったと思われ、「NEWCASTLE 1982」や「GOD RETURNS REMASTER」と比較して短めのセットリストになっています。「ASSAULT ATTACK」ライヴではオープニングを飾るインスト「Ulcer」から「Cry For The Nations」へのメドレー展開が特徴でしたが、このライヴでは「Armed And Ready」が幕開けを告げる王道の立ち上がりで、「Cry For The Nations」そして「Attack Of The Mad Axe Man」へと続く流れは、同年8月29日の"レディング・フェスティバル"とほぼ同じ構成になっているのも見逃せないポイントでしょう。ゲイリーそしてクリスと、バンド発足以来マイケルを支えてきたメンバーの堅実なプレイを受けて、主役のギターもなかなか好調です。特に「Attack Of The Mad Axe Man」や「Into The Arena」におけるソロやプレイはスリリングで切れ味もあり、彼の持ち味を充分に発揮しています。ライヴ前半の聴き所は「ASSAULT ATTACK」からただ一曲チョイスされた「Rock You To The Ground」でしょう。グラハムが強烈なパワーとハイトーンで刻み込んだヴォーカル・ラインはゲイリーの声質にとって厳しいもので、この時はまだまだ苦戦させられています。「NEWCASTLE 1982」で聴けたまとまりのあるバンド・アンサンブルとゲイリーの要領を得た歌唱を思うと、このライヴでは発展途上の感がありますが、ここからバンドのパフォーマンスが磨かれていった事を指し示す重要なテイクと言えそうです。ここからはマイケルのギターにスポットが当たり、繊細な「Bijou Pleasurette」そして名曲「Into The Arena」がライヴのハイライトを彩ります。ギターソロである「Courvoisier Concerto」を挟む形で、マイケルの楽曲中でも重厚でヘヴィな「Let Sleeping Dogs Lie」と「Lost Horizons」が続く後半も聴き応えがあり、勢いある前半に対して聴き込ませる後半と、ライヴのコントラストも巧みに形作られているのが判ります。イギリスや日本でのツアーと比べ「Loking For Love」が無いのは残念ですが、セット本編を締めくくる「Are You Ready To Rock」、アンコールの「Doctor Doctor」と、マイケルのライヴで欠かせない楽曲はきちんと織り込まれており、ファンは約1時間のライヴを一気に聴き通すことが出来るでしょう。M.S.G.はこのドイツをはじめとするヨーロッパツアーを終了した後、11月にはイギリス、そして年が明けた'83年初頭には日本へとツアーを拡大します。「ASSAULT ATTACK」製作当時は混乱していたバンドを安定軌道に乗せ、M.S.G.史上でも評価が高い「BUILT TO DESTROY」とそのライヴへと繋げた事を考えれば、この'82年ツアーはもっと知られるべき性質のものでしょう。本作は音質・演奏そして音源の価値ともに大注目の一本です。 Live at Rheinwiesen, Wiesbaden, Germany 4th September 1982 TRULY AMAZING/PEREFCT SOUND 1. Intro 2. Armed And Ready 3. Cry For The Nations 4. Attack Of The Mad Axe Man 5. Rock You To The Ground 6. Bijou Pleasurette 7. Into The Arena 8. Band Introduction 9. Let Sleeping Dogs Lie 10. Courvoisier Concerto 11. Lost Horizons 12. Are You Ready To Rock 13. Doctor Doctor Gary Barden - Vocals Michael Schenker - Guitar Chris Glenn - Bass Ted McKenna – Drums Andy Nye - Keyboards

Michael Schenker Group マイケル・シェンカー/Germany 1982

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