1989年、Anderson Bruford Wakeman Howeのツアー11公演目にあたる8月10日のニューヨークはワンター公演を三脚に固定されたオーディエンス・ショットで完全収録。音声は高音質ライン 録音で完全収録。音声はサウンドボード音源ではなく、おそらくALD録音とのことですが、サウンド・クオリティは完璧です。本テイクは過去にSirene より「Electric Meeting」というタイトルでリリースされたものと同じですが、画面クオリティは比較にならない程に向上しており、マスターかそれに相当近い所からデ ジタル・コピーされたのは間違いないでしょう。1989年の観客撮り映像としては、全てのアーチスト・タイトルの中でも最高峰とも言える映像品質です。カ メラは楽曲内の各人のソロパートも含め、見たい部分をしっかりと捉えており、撮影者がイエス及びABWHの音楽に精通していることを伺わせます。しかも、 本盤は相当なマニアが監修しているようで、映像ビデオ・マスターで欠損している中盤の「危機」の9分目以降からThemesの3分目までは、同日の音声マ スターを補填して、オーディオパートは完全収録を実現しています。更に静止映像を効果的に使用することでYoung Persons Guide To The Orchestraの音声を挿入しており、唐突にスタートする既発と違う劇的な効果を出すことに成功しています。(全体的には既発よりも17分も長く収録 されています。)まさにこの時期だけのラインアップとセットが魅力のABWHのライブを、ここまでしっかりと記録したタイトルは他に存在せず、その生々し い魅力はオフィシャルビデオすら凌駕する素晴らしさです。けたたましい音色で聴き手を刺激するエレクトリック・ドラム時代のビル・ブラフォードと超絶プレ イのトニー・レヴィンの組み合わせはどの曲でも異彩を放っています。特にディスク2のLevin/Bruford Duetは必見です。ツアー初頭の演奏ゆえか、スティーブ・ハウを始め、各メンバーもリフレッシュしたような気合の入った演奏を各所で聴かせてくれ、メン バー全員がこの新ユニットに満足し、楽しんでプレイしているのが判ります。それにしても本当に素晴らしい映像&サウンド・クオリティです。今後、ABWHの映像タイトルでこれ以上のものはありえないだろうと思われる大 推薦タイトル。まさにベスト・オブ・ベストな一枚です。 Live at Jones Beach Amphitheatre, Wantagh, New York, USA 10th August 1989 AMAZING SHOT(HUGE UPGRADE) & SBD Disc 1 1. The Young Persons Guide To The Orchestra 2. Time And A Word/Owner Of A Lonely Heart/Teakbois 3. Clap 4. Mood For A Day 5. Gone But Not Forgotten 6. Long Distance Runaround 7. Bruford Solo 8. Birthright 9. And You And I 10. I've Seen All Good People 11. Close To The Edge Disc 2 1. Themes 2. Levin/Bruford Duet 3. Brother Of Mine 4. The Meeting 5. Heart Of The Sunrise 6. Order Of The Universe 7. Roundabout 8. Starship Trooper Jon Anderson - Vocals Bill Bruford - Drums Steve Howe - Guitars Rick Wakeman – Keyboards Julian Colbeck - Keyboards Tony Levin - Bass Milton Mcdonald - Guitars COLOUR NTSC Approx.151min.