『DON'T LOOK BACK』時代を代表する大傑作プロショットがリリース決定です。本作に収められているのは「1979年6月17日メドウランズ公演」。“ジャイアンツ・スタジアム”でのコンサートを収録したマルチカメラ・プロショットです。 このツアーでは伝説の初来日も実現し、今週はその世界初公開ライヴアルバム『BUDOKAN 1979 2ND NIGHT(』も登場します。まずは、ワールドツアーの概要からショウのポジションを確認してみましょう。 【1978年】 《8月2日『DON'T LOOK BACK』発売》・8月10日-12月14日:北米#1(74公演) 【1979年】・1月3日-4月1日:北米#2(68公演)・4月13日-20日:日本(6公演)・4月29日-6月18日:北米#3(14公演)←★ココ★・9月15日-10月28日:欧州(29公演) 以上、全191公演。本作のメドウランズ公演は後期の「北米#3」13公演目で、日本公演の2ヶ月後にあたる。このツアーの後、BOSTONは8年間の眠りに就くこともあり、アメリカでも当分は見納めとなるコンサートでもありました。そんなショウを収めたプロショットは、以前から有名。タイムコードや画面中央のテロップなどが入る流出映像で、全盛期のBOSTONの貴重なプロショットとして大人気を博しました。本作は、そんなプロショットのアップグレード・バージョン。センターアングル以外はモノクロになるのは変わりませんが、なんと邪魔なタイムコードもテロップもなく、BOSTONだけが画面を占領する極上バージョンなのです。しかも、単に邪魔がないだけではない。詳しい経緯は不明ですが、どうやら大元マスターからダイレクトにデジタル化されているらしく、クオリティも絶品。既発はテープの経年劣化によるヨレや潰れも散見しましたが、本作はそうしたアナログ由来の歪みもない。もちろん、撮影自体はアナログですし(恐らく撮影時のものと思われる)アングル切り替え時の微細な乱れはそのまま。本作でもオフィシャル級とはいかないものの、ジェネレーションや保存状態は比較にならないほどビビッドで詳細。「マシになった」ではなく「美しい」「これ以上はムリだな」と感じられるタイプのアップグレード。もちろん、音声もド直球サウンドボードでトム・ショルツのスペーシーなサウンドもブラッド・デルプの歌声も耳元に直接飛び込んでくる。現在の大所帯編成とは違い、たった5人で精緻な音世界を再現していくのがこれ以上なく鮮やかに描かれるのです。そのクオリティで描かれる全盛期のショウは豪華絢爛。日中のオープンスタジアムなので日本公演とはムードが違うものの、セットはほぼ同一。アンコールの「Television Politician」「Don't Be Afraid」が未収録なだけで、約80分に渡って『幻想飛行』『DON'T LOOK BACK』の名曲群が一気呵成に押し寄せる。特に幻のままになっている名曲「Help Me To Forget(Shattered Images)」がサウンドボード&プロショットで観られるのは嬉しい。まさに“動くBOSTON”の決定版映像なのです。巨大スタジアムでスケール感たっぷりのBOSTONサウンドが繰り広げられるマルチカメラ・プロショット。その最高峰アップグレード・マスターです。初めてご覧になる方には鮮烈な全盛期の輝きが、既発を愛されてきた方にはアップグレードぶりが衝撃な1枚。 Live at Giants Stadium, The Meadowlands, New Jersey, USA 17th June 1979 PRO-SHOT (78:34) 1. Rock And Roll Band 2. Shattered Images 3. Peace Of Mind 4. Feelin' Satisfied 5. Don't Look Back / The Journey 6. More Than A Feeling 7. A Man I'll Never Be 8. Smokin' 9. Organ Solo / Smokin'(reprise) 10. Guitar Solo 11. This Time 12. Foreplay/Longtime 13. Something About You 14. Party Tom Scholz - Guitar & Keyboards Brad Delp - Vocal Barry Goudreau - Guitar Fran Sheehan - Bass Sib Hashian - Drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.79min.