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Michael Schenker Group マイケル・シェンカー/UK for US Tour 1980

コージー・パウエル在籍当時のM.S.G.において、'81年の来日公演と並んで忘れられない音源といえば、1980年のツアーで収められたサウンド ボード音源の数々。これらコージー所蔵のカセット・テープを元にした音源は、初登場した直後から多くのハードロック・ファンを驚愕させ、今に至るまで当時の定番音源とされています。もしもこれらの音源をお持ちでないというファンの皆さんには、これを機会にぜひお聴き頂きたいと思います。コージーは1980年8月にRAINBOWから脱退した後、多くのバンドやミュージシャンから参加要請を受けますが、彼はマイケル・シェンカーに協力 し、'80年9月になると早くも「THE MICHAEL SCHENKER GROUP」リリースに伴うイギリスツアーを開始します。本作ではそのツアー開始に備えて行われたツアー・リハーサルの模様に加えて、イギリスツアー後に行われたアメリカツアーから、'80年11月のペンシルバニア州におけるライヴを、どちらも最高級の音質を持つステレオ・サウンドボード音源で収録、プレ スCD化したものです。これらは約10年前に初登場し、しばらく経ってハーフ・オフィシャル作品「REACTIVATE LIVE」にも同種の音源が収録されたものですが、本作ではコージー所蔵のマスター・テープからダイレクトに音源を起したもので、音質面の向上は言うまでも無く、さらに収録時間もそれぞれ1分以上長いなど、既発タイトル大きく上回る内容を誇っています。ディスク1にはイギリス及びアメリカツアーを前に、イギリス・ケント州シドカップのスタジオで行われた総合リハーサルを、コージー所有のカセット・テー プ"WHSMITH Ferro C90 Cassette"をマスターとして収録しています。この音源は2002年3月にLangleyレーベルから「ARMED AND READY: 1980 TOUR REHEARSAL」として初登場し、生々しいプレイを極上の音質で聴ける内容が全てのハードロック・ファンを驚愕させました(後に 「REACTIVATE LIVE」へ同種音源が収録されたのは前述の通りですが、そちらでは「Natural Thing」が欠落)。これら既発タイトルでは、「Armed And Ready」のイントロや「Doctor Doctor」の前半などにテープチェンジに由来するカットが見られました。しかしコージーのマスター・テープから直接音を起した本作では、既発で聴けな い初登場部分が多く含まれ、全体で1分13秒も長い収録となっています。まずオープニングの「Armed And Ready」イントロからして3.5秒長く収録されており、初登場のゲイリーのシャウトを聴くことができます。続く2曲目の「Cry For The Nations」では、既発で存在した5:22におけるカットが無く、その後15秒間にわたってベースの試し弾きの他、(やや音が遠いながらも)メンバー の会話などが確認できます。さらに既発では「Victim Of Illusion」のサビをゲイリーが繰り返すテイクも数か所で切れてましたが、本盤はノンカットで収録しており、合計で3秒ほど長くなっています。 「Doctor Doctor」がテープチェンジに当たるのは既発と同じですが、本作では何と演奏そのものが16秒も長く収録されています。ドラムが入る部分から収録され ていた既発に対し、今回の新登場テイクはゲイリーが"To take my body apart"と歌うから聴く事が出来ます。これらはいずれも本作でしか聴けない、極めて重要な新発見です!さらに音質面においても、音像の平均化処理をしていた既発と違い、今回はテープの質感をそのまま活かしたナチュラルなサウンドが特徴になっており、最高クラスのライン録音を本来の自然なテイストのままで収めています。資料面だけでなく純粋なエンターテイメントとしても抜群の存在感と聴き応えを誇る56分 16秒は、既発を持っているファンでも必聴です!そしてディスク2ではイギリスツアー後の1980年秋から年末にかけて行われたアメリカツアーより、11月20日に行われたペンシルバニア州イーリーで のライブを収録しています。こちらはラベルに"EERIE PA 11/20/80 MSG"と(おそらくコージーの自筆で)マジック書きされたカセット・テープを元にしており、40分間を超高音質ステレオ・サウンドボード録音で楽しめま す。1ヵ月後の12月22日におけるロサンゼルス"カントリー・クラブ"公演を収めた「FLYING OVER WEST」(Import Title)と同様、本音源はM.S.G.の'80年アメリカツアーを収めた超貴重ライン・ソースです。このライヴも2001年12月に初登場し、その後「REACTIVATE LIVE」に収録されるなど、「L.A. 1980 SOUNDBOARD」や「ARMED AND READY: 1980 TOUR REHEARSAL」と似た経緯を辿っています。この再登場に当たっても、上記2タイトルと同じくコージー所有のマスターからダイレクトに音盤化されてお り、既発よりも1分30秒ほど長い収録を実現しています(なお、既発ではラスト・トラック「Lights Out」の5:00-5:45までの45秒が無音でした)。本盤ではオープニングSEの「ワルキューレの騎行」から、いきなり既発より30秒長く収録されています(収録レベルの確認をしているのか、録音の冒頭で犬の鳴き真似をしたようなチェック音?が聞こえるのが面白いです)。その間のライヴ本編は既発と同様、最高クラスのサウンドボード録音で楽しめます。しかし本作でもマスター・ダイレクトの質感を優先した音像で、ナチュラルなサウンドは既発以上に聴き易く、また生々しさを感じさせるでしょう。本音源の大きな特徴はラストの「Lights Out」で確認できます。既発の同曲はタイトルコール後にすぐに演奏カウントへ入っていますが、本盤ではコールから演奏開始まで何と40秒もの間隔があるのです。ゲイリー・バーデンがその40秒間をMCで繋いでいる事などから、恐らくはマイケルのギターがトラブルを起こし、すぐに演奏へ入れなかったのだと思われます(既発はエンターテイメント性を優先し、この部分を修正・割愛したのでしょう)。この初登場パートは、ライヴの真実を明らかにする重大な発見です!既発では聴く事が出来なかった欠落部分を大きくフィーチャーし、音質面でも大きな向上を果たした本音源は、コージー在籍時のM.S.G.を知る上で絶対 に欠かせない決定的な重要音源です。 Studio Rehearsals: Sidcup, Kent, UK for 1980 UK & US Tour STEREO SBD (from Original Masters) Live in Erie, Pennsylvania, USA 20th November 1980 STEREO SBD (from Original Masters) Disc 1 Studio Rehearsals: Sidcup, Kent, UK for 1980 UK & US Tour Taken from the original master tape, WHSMITH Ferro C90 Cassette 1. Armed And Ready 2. Cry For The Nations 3. Victim Of Illusion 4. Gary practices "Victim Of Illusion" 5. Natural Thing 6. Feels Like A Good Thing 7. Into The Arena 8. Rock Bottom 9. Lost Horizons 10. Doctor Doctor 11. Lights Out Disc 2 Live in Erie, Pennsylvania, USA 20th November 1980 Taken from the original master cassette tape TDK SA-C90, hand written "EERIE PA 11/20/80 MSG" on tape index 1. The Ride Of The Valkyries 2. Armed And Ready 3. Cry For The Nations 4. Victim Of Illusion 5. Into The Arena 6. Lost Horizons 7. Doctor Doctor 8. Lights Out Michael Schenker - Guitar Gary Barden - Vocal Chris Glen - Bass Cozy Powell - Drums Paul Raymond - Keyboards STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Michael Schenker Group マイケル・シェンカー/UK for US Tour 1980

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