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Rolling Stones ローリング・ストーンズ/London,UK 5.21.1976

1976年のローリング・ストーンズにとって、ヨーロッパ・ツアーのイギリス行程におけるハイライトと呼べたのがアールズ・コートでの連続公演でした。1975年のレッド・ツェッペリンがそうだったように、当時のロンドンで大観衆を集められる会場と言えばウェンブリー・スタジアムの代わりにアールズ・コートが使われていた時代。76年のストーンズは同会場で一日のオフ(5月24日)をはさんで都合6回の公演が行われました。それらの内5月22日と25日に関してはサウンドボード録音が発掘されていますし、23、26と27日に関してはオーディエンス録音にてアイテムがリリースされています。さらに2016年には「Hey Negrita」一曲だけながら、ライブアルバム「LOVE YOU LIVE」用のマルチトラック録音からのアウトテイクが流出したのは記憶に新しいところ。こうして音源やアイテムに恵まれた76年のアールズ・コートではありますが、そんな中で今まで一曲たりともリリースされた実績がない唯一のショーが5月21日。この日はオーディエンス録音が存在しており、21世紀初頭にはCD-Rトレーダー間にもそれなりに出回っていたもの。ただし、先に挙げた他の日の音源と比べるとマニア向けな録音状態であることが否めず、そのせいで今までアイテムが一切リリースされてこなかった日だったのです。これに関しては、やや遠めな音像が仇となったのでは。もっとも、それはアールズ・コート他の日と比べるとグレードの落ちる音質であることが問題であり、1976年ツアー全体からすると十分に聞き込める音源であるのも事実。これと同傾向な76年音源としては6月1日のドルトムンド公演が挙げられると思いますが、それと比べてもこちらの方がずっと聞ける状態であるのは明らか。むしろオーディエンス録音に慣ているマニアなら、余裕で楽しめるのではないでしょうか。基本的に遠い音像でエコー感もある。それでもなお聞き込めてしまう秘訣、それはミックのボーカルがしっかり音の立った録音状態ということ。それだけでも聞きやすさの証明としては十分なのですが、おまけにこの日のミックの歌がとにかく凄まじい。76年ツアーで彼がここまでキレキレに飛ばしまくるというのも非常に珍しいのではないかと。まるでそれは、前年のミックが乗り移ってきたかのよう。それこそ最近リリースされたばかりな75年ボストン二日間のミックがアールズ・コートに降臨したかのようでもあり、例えばサウンドボードで有名な翌日と比べても、さらにハイな調子で絶叫している。76年ヨーロッパはいい意味で前年のアメリカのような奔放さが鳴りを潜め、代わりにニューアルバム「BLACK AND BLUE」のファンキー・サウンドが前面に押し出されたという、76年のストーンズにしか再現できないライブ・サウンドが大きな魅力となっていた時期。その雰囲気の中で異例のキレキレ・ミックが蘇ったのがこの日。連続公演の初日であったことも、彼が奔放にふるまう要因の一つだったのかもしれません。とにかくオープニングから一曲に一度はミックのハイ・ポイントが顔を覗かせるという激しさ。まるで75年そのもののような奇声が何度も発せられますし、例えば「Tumbling Dice」などはいつもより高いメロディでガンガン攻めてくるミックが圧巻。おまけにエンディングでは奇声まで連呼。これこそ「まるで75年ではないか」と突っ込みたくなるほど絶好調な彼の歌いっぷりが冴え渡った、アールズ・コート初日における典型的な場面でしょう。サウンドボードでおなじみ翌日のショーでもミックはエンディングこそ奇声を発しましたが、歌全体の激しさはこちらに及ばない。そしてフィナーレはアールズ・コート・スペシャルとして導入された「Sympathy For The Devil」。76年はこの会場だけの演奏というのはもちろん、アールズ・コートにおいても25日と26日は省かれたというレア・アンコール・レパートリーだったのです。そんな76年版の初演がここで聞かれるのですが、その演奏は前年とまるで違うアレンジ。その時よりもテンポが速め、かなり混沌とした雰囲気の中で演奏が進んでいきます。演奏が8分に到達した辺りでは、ミックだけでなくバンド全体がハイな勢いでぶっ飛んでしまったかのような見事なピークを迎えている様子がこれまた圧巻。このフィナーレを含むライブ後半はピッチの不安定さが大きな問題となっており、それがまたアイテムのリリースされない要因となっていたのですが、今回はその問題を徹底的にアジャスト。元の音源をお持ちのコア・マニアの方などであれば、その生まれ変わった安定ぶりに驚かされることでしょう。それによってキレキレ・ミックを始めとしたストーンズの演奏もより引き立ってくれる。このリリースによって、ストーンズ76年アールズ・コートのミッシング・リンクが遂に埋まります! Live at Earl's Court, London, UK 21st May 1976 Disc 1 (60:20) 1. Intro. 2. Honky Tonk Women 3. If You Can't Rock Me / Get Off Of My Cloud 4. Hand Of Fate 5. Hey Negrita 6. Ain't Too Proud To Beg  7. Fool To Cry 8. Hot Stuff 9. Star Star 10. You Gotta Move 11. You Can't Always Get What You Want 12. Band Introductions 13. Happy Disc 2 (54:26) 1. Tumbling Dice 2. Nothing From Nothing 3. Outa Space 4. Midnight Rambler 5. It's Only Rock 'n Roll 6. Brown Sugar 7. Jumping Jack Flash 8. Street Fighting Man 9. Sympathy For The Devil

Rolling Stones ローリング・ストーンズ/London,UK 5.21.1976

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