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Roger Waters ロジャー・ウォーターズ/Sweden 1984 Upgrade & more

ロジャー・ウォーターズ 1984年のソロ・ツアーより最初の公演地となったストックホルムでの2日目公演、6月17日のジ・イスタディオンでのステージと、その次公演となったロンドンでの初日公演、6月21日のアールズコートでのステージを共に極上のステレオ・オーディエンス録音で完全収録しています。ストックホルム公演のマスターは、以前にプレスCDでリリースされた既発盤と同じマスターのファースト・ジェネレーションとの触れ込みで最近ネット上にアップロードされたものです。但し、オーディエンスの歓声等を聴けばお判りのように、既発盤とは左右のチャンネル位相が逆になっています。恐らくジェネレーションを重ねるうちに位相が逆になったマスターが既発盤に使用されたのでしょう。本盤のマスターはアップした人物によれば正真正銘のファースト・ジェネレーションとのことですので、本盤の位相が本来のものということになります。また、アールズコート公演のマスターも同一人物によって同時にネット上にアップされたものですが、こちらは既発盤とは異なる、驚きの初登場マスターとなります。アップした人物によると、セカンド・ジェネレーションのカセットマスターをDATにコンバートしたものとのことです。両公演とも音質・音像の差はほとんどない、素晴らしくクリアでバランスの良い迫力あるサウンドで収録されています。なお、ここに収められたアールズコート初日公演は、このツアーで唯一アンコールに応えなかった日だったため、収録曲が2曲少なくなっています(既発盤は、アールズコート2日目公演のアンコールをパッチしていました)。既発よりもロウ・ジェネで聴けるストックホルム公演、初登場ロウ・ジェネマスターで聴けるアールズコート公演、このカップリングはプレスのサウンドボードタイトルとともにコレクトしていただくに相応しい、クオリティの高いタイトルです。このクリアな音質で聴くストックホルム公演で特筆すべきは、ツアーの最初期ということでエリック・クラプトンがオープニングからギブソン・レスポールを使用していることでしょう。プレス・タイトルで聴くブラッキー・ストラトとはまったく異質のトーンで弾きまくる様子を楽しむことができます。そしてWish You Were Hereでは、後のアメリカン・ツアー時のようなギター・シンセサイザーは使用していません。しかも耳を澄ませば、サビのコーラス部分でクラプトンが歌っているのをはっきり聴き取ることができます。この時点ではクラプトンはコーラスにも協力していたわけです。クラプトンのプレイは全編で素晴らしいものですが、この日最大の聴きものは第二部「The Pros And Cons Of Hitch-Hiking」の4:41 AM (Sexual Revolution)でしょう。ここで彼が聴かせるオブリガート、ソロにはクラプトンの凄さ、真髄が100%明示されています。このプレイは本ツアーでも屈指の出来と言えるでしょう。 一方アールズコート公演は、全編でブラッキー・ストラトを使用しているようです。オープニング・ナンバーではソロの途中からクラプトンお得意のワウワウ・ペダルを駆使してプレイしています。ツアー初期のこの時点では試行錯誤でいろいろなアプローチを試していたのでしょう。この日は、クラプトンの友人でもあるザ・フーのピート・タウンゼンドがこの公演を観た後、「クラプトン・イズ・ゴッドというのは本当だね。エリックが弾き出すと、空気の色まで変わってしまったよ。」と語ったことに示されているように、ストックホルム公演に比肩するパフォーマンスが繰り広げられています。こう評すると、主役のロジャーをないがしろにしているようですが、彼が書いたフロイド・ナンバー、初のソロ・アルバムナンバーの数々がクラプトンによって新たな息吹を与えられ、輝きを発していることに最も満足していたのは、他ならぬロジャー本人だったのではないかと思われます。ツアー初期から完璧な完成度で呈示されたロジャー・ウォータースのソロ・ツアーの全貌を本盤でより深く理解していただきたいと思います。 Isstadion, Stockholm, Sweden 17th June 1984 TRULY PERFECT SOUND(Upgrade) Earls Court Exhibition Hall, London, UK 21st June 1984 PERFECT SOUND(New Master) Live at Isstadion, Stockholm, Sweden 17th June 1984 Disc 1(65:46) 1. Set The Controls For The Heart Of The Sun 2. Money 3. If 4. Welcome To The Machine 5. Have A Cigar 6. Wish You Were Here 7. Pigs On The Wing Part 1 8. In The Flesh 9. Nobody Home 10. Hey You 11. The Gunners Dream Disc 2(55:08) The Pros And Cons Of Hitch Hiking 1. 4:30 AM (Apparently They Were Travelling Abroad) 2. 4:33 AM (Running Shoes) 3. 4:37 AM (Arabs With Knives And West German Skies) 4. 4:39 AM (For The First Time Today Part 2) 5. 4:41 AM (Sexual Revolution) 6. 4:47 AM (The Remains Of Our Love) 7. 4:50 AM (Go Fishing) 8. 4:56 AM (For The First Time Today Part 1) 9. 4:58 AM (Dunroamin, Duncarin, Dunlivin) 10. 5:01 AM (The Pros And Cons Of Hitch Hiking) 11. 5:06 AM (Every Strangers Eyes) 12. 5:11 AM (The Moment Of Clarity) Encore 13. Brain Damage 14. Eclipse Live at Earls Court Exhibition Hall, London, UK 21st June 1984 Disc 3(63:31) 1. Set The Controls For The Heart Of The Sun 2. Money 3. If 4. Welcome To The Machine 5. Have A Cigar 6. Wish You Were Here 7. Pigs On The Wing Part 1 8. In The Flesh 9. Nobody Home 10. Hey You 11. The Gunners Dream Disc 4(48:41) The Pros And Cons Of Hitch Hiking 1. 4:30 AM (Apparently They Were Travelling Abroad) 2. 4:33 AM (Running Shoes) 3. 4:37 AM (Arabs With Knives And West German Skies) 4. 4:39 AM (For The First Time Today Part 2) 5. 4:41 AM (Sexual Revolution) 6. 4:47 AM (The Remains Of Our Love) 7. 4:50 AM (Go Fishing) 8. 4:56 AM (For The First Time Today Part 1) 9. 4:58 AM (Dunroamin, Duncarin, Dunlivin) 10. 5:01 AM (The Pros And Cons Of Hitch Hiking) 11. 5:06 AM (Every Strangers Eyes) 12. 5:11 AM (The Moment Of Clarity) Roger Waters - Rhythm Guitar, Bass & Vocals Eric Clapton - Lead Guitar Michael Kamen - Keyboards Andy Newmark - Drums Mel Collins - Saxophones Chris Stainton - Keyboards Tim Renwick - Guitar & Bass Doreen Chanter - Backing Vocals Katie Kissoon - Backing Vocals

Roger Waters ロジャー・ウォーターズ/Sweden 1984 Upgrade & more

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